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追記: 米超党派の若手議員らがActivision Blizzardに書簡

本日、米国内で論争を巻き起こした「Blizzard-BlitzChung事件」に関して、Alexandria Ocasio-Cortez(民主下院)、Marco Rubio(共和上院)、Ron Wyden(民主上院)、Tom Cotton(民主上院)、Mike Gallagher(共和下院)、Tom Malinowski(民主下院)ら超党派の議員が、Activision BlizzardのBoby Kotick CEOに宛てた書簡に署名したことが明らかになりました。

「我々は、Activision Blizzardが、香港民主化運動を支持したNg Wai Chung選手に賞金没収と1年間の出場停止処分という決定を下したことに深い懸念を表明する」

「中国政府が言論の自由を弾圧するために米企業への圧力を高めている状況を考慮すると、この決定は特に憂慮すべきものである」

「Activision Blizzardは成長する中国のesports市場から利益を得ており、同時に中国最大のゲーム企業から資本を得ている。Kotick CEOとActivision Blizzardも間違いなく認識しているように、中国政府はその経済の規模と強さを利用して、自らの意に反する意見を封じ込めようとしている」

「Activision Blizzardはゲーム産業の柱となる企業であり、この嘆かわしい決定は、プラットフォームを通じて人権と自由を保障し促進しようとするゲーマーに冷水を浴びせるものである」

「世界中のゲーマーがActivision Blizzardの行動に注目し、当然の成り行きとしてActivision Blizzardへのボイコットを呼びかけている」

尚、Blizzardはすでに先週、BlitzChung選手への処分を大幅に軽減していますが、Alan Brack CEOが声明文の中で、大会公式ルールの援用を盾に中国政府への忖度を否定し、さらにこの件に関する明確な謝罪もなかったことから、同選手の処分軽減後も米国内での批判が燻り続けていました。

今回の書簡は米国内でも影響力のあるAlexandria Ocasio-CortezやMarco Rubioらの若手議員らが中心となっていますが、特に史上最年少で下院議員となったAlexandria Ocasio-Cortezの影響力は大きく、史上最年少の女性議員や元ウェイターという肩書も功を奏し、その政治的文化的影響力の強さから今年前半には「AOC現象」を巻き起こしていました。

穿った見方をすると、来年の米選挙戦を控えて、両陣営から票に繋がる共通の敵としてBlizzardが標的にされてしまったのかなという印象もなくはないですね。

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