『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

OWL 2020チームガイド:ロンドン・スピットファイア

London Spitfire

更新履歴:
2020/1/7


OWL初代チャンピオンのロンドンの昨季はシーズン7位、プレーオフ初戦敗退とファンの期待を裏切る形に。

シーズンオフ中はブロックバスタートレードでProfitとGestureをソウルに手放しただけでなく、FuryやBdosinといったスター選手含むロスターの大半を放出。残ったのは昨季ほとんど出場機会のなかったKrillin唯一人。

事実上チームを丸ごと入れ替えたメンバーの半数近くが無名に近い選手で埋められているが、公式サイトのプレビューでは触れられていないものの、ファンの間ではコスト削減がその主な理由と言われておりネガティブな評価が目立つ。

一方で、将来を大いに嘱望されている選手もおり、初年度のボストンのように無名のタレント集団がリーグを席巻した例もあることから侮ることはできない。リスクもある一方で大きな可能性を秘めたチームとも言える。

ロンドンの事実上のオーナーはCloud 9、前身となったロスターもCloud9 KongDooを中心に構成されていたが、上記のとおり結成時のメンバーは既にロンドンを去りその面影はない。

余談だが、新生ロンドンにはソウルの運営組織であるGen. G傘下の元選手が多いことから、同orgはロンドンのファームとも揶揄されている。


ダメージ:

🇰🇷Glister
🇰🇷Schwi
🇰🇷Babel
🇰🇷Although

Gen. G(ソウルアカデミー)から獲得したGlisterは今年1月26日にリーグ規定年齢に達する若手。ヒットスキャンとプロジェクタイル共に非常に高いレベルでプレーすることができる稀有な選手で、素晴らしいフレックス性能だけでなくエイムにも定評がある。ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補にあげるアナリストもおり、スーパースターになるポテンシャルをも秘めている。

このGlisterとRunawayでのプレー経験もあるプロジェクタイルのSchwiが先発ダメージと予想されているが、元BM HawkのBabelとGen. SのAlthoughに関してはこれといった実績もなく現時点で評価を下すことは難しい。


タンク:

🇰🇷Bernar
🇰🇷Jmac
🇰🇷Jihun
🇰🇷Clestyn

おそらく、理論上チームでもっとも信頼のおけるポジションがタンク。APEX S1から実績を積み上げてきたオフタンクのBernarは、Fusion Universityのコンテンダーズ連覇に貢献するなど十分な実績を残している。メインタンクのJmacもAPEX参加経験があり2、昨年は中国のLGE.Huyaの一員としてコンテンダーズCN制覇に貢献、同大会有数のMTとの評価も得ている。

同じく、中国でプレーしていたJihunとKDPでコンテンダーズKRにも出場したClestynについてはまったくの無名ではないものの、やはり実力は未知数といえる。前者については「Korean Ameng」との異名を持つレッキングボール使いで、コンテンダーズCNでは格上チーム相手に混乱を引き起こしていたと言われており、言わばロンドンのワイルドカード的存在。

堅固なタンクラインを崩さないためにも他のポジションの選手のより一層の奮起が期待される。


サポート:

🇰🇷Krillin
🇰🇷Fuze
🇰🇷Highly
🇰🇷SanGuiNar

Bernarと同じくFuniから加入したFuzeが先発メインサポートと予想されているが、1シーズン過ごしたFuniでは満足のいく結果は残せなかったものの、MVP Space時代にはAPEX S4~コンテンダーズKRでプレーし経験も豊富。GlisterとはGen. G時代のチームメイト。

Fuzeのパートナーはソウルから加入したフレックスサポートのHighly。昨季は出場機会こそ少なかったものの、Ryujehongを抑えて先発を務めたこともある。

昨季唯一の生き残りであるKrillinについてはプレー時間が少なく、それ以前の実績も乏しいが評価は決して低くはなく、先発を予想する声もある。現時点ではGen. Gの下部組織でプレーしていたSanGuiNarが控えメインサポートを務める。

コーチ:

チーム結成時からアシスタントコーチを務めていたAgapeがヘッドコーチに昇格。そして、昨季NYXLのヘッドコーチを務めていたPavaneコーチの入閣は今オフシーズンのプチサプライズと言える。両者はLW Blue時代に数々の実績を残していたことから2人の手腕にも期待が寄せられている。

この他、日本と縁のあるTwinkleコーチも現役時代を含め豊富なキャリアの持ち主で、フロリダでの選手/コーチ経験もあるAwesomeguyらが脇を固めるコーチ陣はある意味選手よりも豪華な顔ぶれと言えるかもしれない。

脚注:

  1. 当時のIDはJeungMac
  2. 当時のIDはJeungMac
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