『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

OWL 2020チームガイド:トロント・デフィアント

Toronto Defiant

更新履歴:
2020/2/1

1年目の昨季はオールコリアンロスターが功を奏しステージ1で4位と健闘したものの、ミックスロスターに方針を転換して以降は下降線をたどり終わってみればシーズン17位。ステージ2に入ってからは僅か3勝しか挙げられていない。

新シーズンに向けたチーム再編では3名を残し全員を放出。代わりにSurefour、Agilitiesといった地元カナダの人気選手を獲得、この他にも欧米選手を中心に積極的な補強を見せている。

LogixとMangachuが残留しロスター全体の顔ぶれを見ても人気と実力を兼ね備えた魅力的なラインナップとなっているが、メカニカルに優れた選手を多く揃える一方で、トップチーム相手に渡り合うためには、欧米ロスター特有の個々のスキルに頼らないチームとしての高い連携力が求められる。

チームオーナーはCODLのToronto Ultraも所有するOverActive Media、チーム運営は人気esports orgのSplyceが担っている。地元出身の人気選手を集めた今季は観客動員にも期待がかかる。


ダメージ:

🇧🇪Logix
🇨🇦Mangachu
🇨🇦Surefour
🇨🇦Agilities

シーン最初期から最前線で戦うSurefourはピックプールにさらに磨きをかけ、リーパーでも優れたパフォーマンスを発揮。レンジド、インファイトでも戦えるヒットスキャンであることを証明。チームに恵まれず不遇を囲っていたLogixはトップクラスのヒットスキャンであることに変わりはないが、爆発力もある反面、一貫性に欠け消えている時間も多い。

甘いマスクで人気のAgilitiesはSurfourと共にチームを支えるエースとして期待されている。好条件のオファーを断りトロント入りを選んだ女房役のKarivの存在も心強い。オフメタプロジェクタイルを好むMangachuは構成次第で先発起用も十分あり得、手薄なオフタンクもカバーできる。

タンク:

🇺🇸Beast
🇸🇪Nevix

コンテンダーズでは確固たる実績を残したBeastはスペースメイクに優れたメインタンクだが、リーグのトップタンクと対峙したときにどこまで通用するかは未知数。また、消耗の激しい今季に控えのMTがいなことは大きな不安要素。

昨季はシーズンのほとんどをチャンピオンチームの控えオフタンクとして過ごしたベテランのNevixだが、同胞のReinforceは今でもエリートタンクであると高く評価している。ただし、長期間戦列から離れているために実戦面での評価は難しい。MT同様にバックアップ不在は心許ない。

サポート:

🇰🇷RoKy
🇰🇷KariV
🇩🇰Kellex

昨季後半はアナの高速ダーツをはじめ圧倒的なメカニカルの高さを披露し、フレックスサポートとして揺るぎない地位を確立。Immortals時代からの伴侶でもあるAgilitiesを追って好条件のオファーを一蹴しトロント入り。控えがいないためタンク陣同様に不安が残る。

ボストンではサポートパートナーとの摩擦から調子を落としていたKellexは派手さこそないものの、堅実なメインサポートとして計算できる存在。2wayのRokyはGOATS環境では先発起用されていたものの、2-2-2以降は出番を失っている。

コーチ:

コーチ陣もヘッドコーチを筆頭に今オフに大幅に刷新された。新HCのFefeは昨季パリを率いたフランス人コーチ。同じくフランス人のLilbow戦術コーチは昨年までGiganttiでプレーしていた元選手。人気ストリーマーのKarQも同チームと専属契約を交わしている。

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