『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

OWL 2020チームガイド:成都ハンターズ

Chengdu Hunters

更新履歴:
2020/3/22


リーグ1年目の昨季はシーズン全体12位でポストシーズン進出を果たしている。可もなく不可もなくといった成績だが、中国勢唯一の純血チームとしてはまずまずの成績と言える。

GOTAS構成全盛時もAmengのレッキングボールを中心としたメタにとらわれない構成を好んで採用しており、対戦相手が予想しにくい独自の戦い方がチームのアイデンティティの一つにもなっていた。

オフシーズン中にJiqirenとYangXiaoLongがチームを去ったが、新たに加入した選手は一足早くチームと合流していた期待のLeaveを含め、4人全員が中国と台湾の選手であり、今季も中国勢としての純血は守られている。

新型コロナウィルスの影響で他の中国チームがチーム拠点を海外に移す中、中国内に留まり続けていたことで、十分な練習ができていないのではないかと危惧されている(ただし、今はもはやハンターズだけの問題ではなくなっている)。

チームオーナーは中国最大のライブ配信プラットフォームをサービスしているHuya(虎牙)。チーム運営はLoLでお馴染みのRoyal Never Give Upが担っている。


ダメージ:

🇨🇳Jinmu
🇨🇳Leave
🇹🇼BaconJack

リーグトップクラスのプロジェクタイル/フレックスとして実力を存分に発揮したJinmu。ファラ、ドゥームフィストは言うまでもなくハンゾーやジャンクラットでも水準以上のプレーを見せている。今季はベンチで過ごす時間が増えると予想されるBaconJackは控えとして十分計算できるヒットスキャン。

今季満を持してのリーグデビューとなるLeaveは既に中国代表としてその実力を証明している逸材。ヒットスキャン寄りのフレックスDPSだが、そのピックプールはJinmu同様に広く、チームに柔軟な構成を可能にしている。ただし、2017年にMYを退団して以降はW杯以外で主だったチーム活動がない点には若干の不安あり。


タンク:

🇨🇳Ameng
🇨🇳Elsa
🇨🇳LateYoung
🇹🇼ATing

Amengが操るレッキングボールは昨季のハンターズを象徴する存在ではあったが、ラインハルトやオリーサといったメインタンクでは凡庸なパフォーマンスを残しているため、オフシーズン中にその弱点を克服しているか、今季新加入のAtingがそれらのヒーローを補うことができなければ苦しい戦いになることも予想される。

3-3環境下ではLateyoungがザリア、ElsaがDvaを担当していたが、今季も同様の使い分けが予想される。どちらも攻撃的で優秀なオフタンクではあるものの、リーグレベルでは突出した存在とは言えず、昨季はシグマでのプレー経験もない。


サポート:

🇨🇳Yveltal
🇨🇳Kyo
🇨🇳Molly
🇨🇳Lengsa

バトルマーシーとしてリーグでも一定の評価を得たYveltalが今季も先発メインサポート候補だが、彼のルシオにはまだ改善の余地もあるため、状況次第ではヴァリアントなど複数のチームが関心を示していたとされる新加入のLengsaがプレーする可能性もある。

おそらく昨季チームで最も地味な存在だったフレックスサポートのKyoが残留。目立たない原因はその守備的なプレースタイルにあるとされているが、開幕では傘下のLGE.Huyaから昇格したMollyと定位置を争うことになる。


コーチ:

ハンターズの独創的な戦術を担っていたRuiヘッドコーチが健康問題を理由に引退。後任は前LGE. HuyaのDokkaebiコーチとFlash Wolvesでのコーチ歴もあるRayコーチが共同で指揮を執る。昨季までサポートとしてプレーしていたGarryはアシスタントコーチに就任している。

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