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[Overwatch] 最新メタリポート(1/16)

Overwatch

今回の最新メタリポートは Overwatch Winter Premierでのマッチ(1/12~13)を対象に集計されています。

今週のメタリポートはプロシーンのメタに大きな変化がなかったためにとても短い。大きな変化がなかったというのはあくまでもプロシーンに限ったことである。だから、フォーラムでJeff Kaplan氏を困らせるような発言はできれば控えてもらいたい。

※おそらくこのブルコメのことを言っていると思われます。

ランキングを上げたいなら常に自分にとってベストのヒーローを選択し、自分のヒーロープールを活かせるグループを見つけることだ。盲目的にメタに従うことではない。もし貴方がプロかそのレベルに近いと感じてるいるのであれば、プロのプレーを踏襲することは意味があるかもしれない。ゲンジがメタを支配していた時を思い出して欲しい。いったいどれだけのプレイヤーがShadowburn、Seagull、Kybのようにプレーしていただろうか?

次のパッチリリースが待ち遠しいところだが、Winter Premierのグループステージではこれまでどおりタンクがメタを支配している。しかしながら、その状況が続いたことで、新たな現象も起きている。タンクメタに対する有効なラインナップが生まれたのだ。現在の一般的なディフェンスラインナップではヒットスキャンヒーローがアナ一人であるため、ファラが登場する機会が増え、今週のオフェンスでの使用率は22%にまで上昇している。

TIERS

S Tier (>=95% Usage Rate): Reinhardt (97%), Lucio (96%), Ana (95%)

A Tier (>80% Usage Rate): No one!

B Tier (>50% Usage Rate): Zarya (79%), D.Va (79%), Roadhog (52%)

C Tier (>20% Usage Rate): Tracer (26)

D Tier (>5% Usage Rate): Soldier 76 (18%), Genji (16%), Pharah (14%), Mei (8%)

F Tier (<5% Usage Rate): McCree (4%), Zenyatta (4%), Reaper (4%), Winston (4%), Symmetra (3%), Sombra (2%), Torbjorn (0%), Widowmaker (0%), Hanzo (0%), Junkrat (0%), Bastion (0%), Mercy (0 picks this week)

今週のWinter Premierの試合ではラインハルト、ルシオ、アナの3人がどのチームであってもピックされるコンセンサスと言えるヒーローだった。ペイロードのオフェンス/ディフェンスとコントロールにおいてラインハルトが使われた時間は90%を超えていた。アナとルシオが状況によって使い分けられていたのは今週も同じであった。アナはソンブラのダイブを利用するラインナップなどでゼニヤッタとスワップされるケースがあり、オフェンスでの使用率は86%に落ちている。一方、ルシオはスピードブーストの必要性が低いディフェンスでトールビヨンとシンメトラを運用するラインナップやメイを入れるケースでサブに回ることがあった。DVAとザリアの使用率は先週と大きな差はないが、今週はロードホッグの使用率が落ちている。これは先週のWinter Premierのグループステージで使われたコントロールマップがNepalのみであったことが理由と思われる。このロードホッグの使用率低下を受けてトレーサーがコントロールマップでの使用率を上げている。

今週起きた興味深いことはファラの使用率だ。メタは多くの人々にその形が認知されるにつれて、どう対処するべきか予測することが可能になる。これにより特定のメタに対するカウンターが生まれたり、過去のラインナップが復活したりする。今回のタンクメタにおいて、そのカウンター要素がオフェンス時のファラであった。理論上は上手く機能するであろうと思われ、実際に上手く機能したオーバーウォッチにおける数少ない戦術のひとつでもある。

最近になってWinter Premierではディフェンス時にアナ、ルシオ、ラインハルト、DVA、ザリア、+1が定番構成だったが、最後の1枠はソルジャーではなくロードホッグが選ばれる傾向にあった。このラインナップでは長距離のヒットスキャンDPSがいないため、ファラはDVAのディフェンスマトリックス、アナのスナイプ、死角からのロードホッグのフックにさえ注意すればよい。上記ラインナップのディフェンスは動きが遅く、ファラはロケットのスパムで相手をシールドの後ろ側に釘付けにすることができ、相手にはファラが隠れる前にアナのショットを3発ヒットさせることくらいしか反撃の手立てがない。

このファラのカウンターピックが先週のプロシーンで功を奏したこともあり、彼女の使用率は先週の8%から14%に上昇し、オフェンス時の使用率は10%から22%にまで急上昇した。Mangachu(Renegades)とUbe(Luminosity)がその先駆者と言え、コーナーや屋根が多い一方で、上空から長距離のLOSを維持できるKing’s Rowのストリートフェーズで主に使用していた。

PTRでの変更が次のパッチで導入されてもファラの使用率はこのままかはなんとも言えない。しかし、少なくともクアッドタンクは過去のモノとなるだろう。トリプルタンクはまだ消えることはないかもしれないが、2/2/2コンプではファラのカウンターとしてソルジャーが選ばれる可能性は高い。しかし、ファーストポイント防衛でシンメトラとトールビヨンがまだピックされ、ヒットスキャンDPSを欠くようなライナップであれば、ファラは彼らの有効なカウンターになる。今のマルチタンクメタに疲れた、ということであれば、次のパッチが実装されるまで、オフェンス時にMangachuやUbeを真似てファラをピックすることをお薦めする。

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今回のリポートではRise Nation所属のPhaz選手がPTRでのスクリムを通して、今後のメタの流れを大雑把に予想していました。

ここでは長くなるので、詳細は端折りますが、アナのグレネードのナーフと、DVAのサバイバビリティ低下により、ヒーローの選択肢はこれまでよりも多くなるだろうと予想する一方で、ロードホッグについては、異次元フックが消えた代わりに確実にフックで仕留めることが可能になったので、ピックが減ることはあっても選択肢としては十分アリとしています。

また、DVAのナーフでリーパーのピックが増えるという考えに異を唱える人もいますが、Phaz選手はリーパーのピックは増えるだろうとしており、パッチ前の現時点でもリーパーのピックはその性能を考えると、ソルジャー/マクリー/ゲンジに比べて低すぎると考えているようです(実際に今日のEnVyUs対MPV Infinity戦ではリーパーが活躍しています)。

ラインハルト/ザリア/アナ/ルシオ/ゲンジ/マクリーが一般的な構成になるだろうと予想しつつも、ジャンクラット、バスティオンを除く全てのヒーローに…トールビヨンでさえも…チャンスがあるだろうとのことです(PTRのスクリムではルシオの代わりにマーシーを入れていたチームもあったとか)。

次期パッチの配信時期については、明日(今日)中ではないかとの噂も一部にはありますが、本日からOGN APEXも開幕しているので、少なくとも大会日程にある程度の余裕ができるまで待ってほしいというのが選手達の本音ではないかと思います。

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