『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

[Overwatch] 最新メタリポート(1/24)

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今回の最新メタリポートはWinter Premier、Apex Season 2、Alienware Monthly Meleeでのマッチ(1/16~22)を対象に集計されています。

今週、OGN APEX Season 2は北米の2つのトーナメント開催中に開幕したため、北米とアジアという2つのプロシーンにおいて、どのコンポジションが最も機能すると考えられているのかを知ることができる。そして、その結果に驚くことになるかもしれない。今週は韓国チーム、NAチーム、そして韓国で戦っているNAチームのメタについていくつか比較をしている。理由はそのどれもが僅かに異なる特徴を見せているからにある。

S Tier (>=95% Usage Rate): None!

A Tier (>80% Usage Rate): Ana (92%), Reinhardt (91%), Lucio (86%)

B Tier (>50% Usage Rate): D.Va (79%), Zarya (71%), Roadhog (61%)

C Tier (>20% Usage Rate): Tracer (27%), Soldier 76 (22%)

D Tier (>5% Usage Rate): Genji (15%), Zenyatta (10%), Pharah (10%), Winston (8%), Symmetra (8%), Mei (6%), McCree (5%)

F Tier (<5% Usage Rate): Reaper (4%), Sombra (2%), Torbjorn (1%), Widowmaker (1%), Mercy (1%), Hanzo (1%), Junkrat (0%), Bastion (0%)

TIER / USAGE DISCUSSION
SYMMETRA?

クローズドベータ以来、シンメトラの使用率が5%を超えたのは今週が初めてではないだろうか。今週は彼女にとても有利なマップが多く使用されたことも影響している。Winter PremierとAPEXでは固定マップ方式を敷いており(後者は確かハイブリッド式)、その中にはHollywoodとKing’s Rowが含まれていた。Alienware Monthly Meleeはドラフト方式であり、ここでも彼女に有利なマップが選択されていた。このことからシンメトラの今週の使用率は7%に急上昇している。これは一部マップのファーストポイント防衛特化ヒーローとしては非常に高い数値である。

GENJI?

韓国では他のヒーローに比べてゲンジを好んでプレーする選手が多く、NAでもShadowburn選手(Faze)、Agilities選手(Immortals)が多用したこともあり今週は使用率を上げている。この2選手はNAでもベストのゲンジであり、両チームはタンクコンプを採用していたが、それでも彼らのラインナップにゲンジはよくフィットしていた。

ZENYATTA?

今週ゼニヤッタが使用率を上げたのはForsak3n選手(Faze)がディスコードオーブでShadowburn選手を後押しし、Shake選手(CompLexity)のゼニヤッタもチームのソンブラ戦術にフィットしていたことが影響している。今日パッチが当たったことで、今後はゼニヤッタの使用法を追求すべきであり、各チームはダイブコンプではアナを捨ててゼニヤッタを選ぶことになるものと予想される。

PHARA?

ファラの使用率のほとんどがLuminosityのフレックスであるUbe選手と、一部、Rascal選手(KongDoo Panthera)に依存している。ファラを多用したチームの多くが敗れていたので、ファラのピックはそこまで有効ではなかったのかもしれない(前回のリポートではファラ推しでした)。

※上のグラフの色は勝率を表しています。青が濃いほど高く、茶が濃いほど低くなります。

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以下は、APEX開幕週の試合で最も使われたラインナップで、韓国とNAチーム両方のデータを含んでいる。

そして、Winter Premier(オンラインラウンド)とAlienware Monthly Melee(オンライントーナメント)のラインナップ。

APEXと北米の2大会を比較するとかなりラインナップに違いがあるのが分かるが、APEXでは4試合、16マップ分のデータに限られていることは留意すべきである。それを踏まえて見ると、北米の2大会ではトータル72ゲームでクアッドタンクの割合は30%以上あるのに対して、APEXでは1%にも満たない(ただし、DVA、ハルト、豚、ゴリラは2.18%)。Cloud 9、Fnatic、EnVyUs、Misfitsは何故クアッドタンクを捨ててしまったのだろうか?

タンクメタにおいても、タンクベースではないラインナップは十分に実用的ではあったが、シンプルで安定した戦いができるタンクコンプに比べると、より高いプレイヤースキルが要求され、特にMisfitsはダイブコンプを重用することで知られている。そしてクアッドタンクに関して、Taimou選手はFlame選手(元Splyce所属ですが、毒舌配信者として知られています)のDiscordチャットで韓国のゲンジ相手にクアッドタンクでは対抗できないと嘆いていたという。非常に優れたタレントを有する上記の4チームであれば、ダイブコンプを「安全」に運用することは可能であり、韓国チームのレベルの高さを考えると、NAチームが韓国チームに対抗するためにはダイブコンプを選択せざるを得ないのかもしれない。

一方で二線級(ここでは便宜上Tier2としている)のチームの多くは規模の大きいオーガナイゼーションでスポンサーを抱えているため、選手は大きなプレッシャーに晒されており、状況が悪くなった時点でリスクを回避するために安定したアプローチを選択している。状況が不利になると、ファラをDVAに代えたり、ソルジャーをザリアに代えたりといった具合に。

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以下のデータでは韓国チームの使用率に注目している。

緑の枠で囲んだ部分が韓国チームの使用率で、これを見ても韓国チームがとてもバランスよくヒーローをピックしているのがわかる。そしてチームがソルジャーとゲンジのどちらをDPSとして好んでいるか、特定のマップではメイが好まれていることも見て取れる。一方で北米大会に出場していたチームを見ると、非サポートヒーローのほとんどがタンクヒーローに喰われていることがわかる。

既に述べたが、APEXのデータが16ゲーム分であるのに比べて北米大会のデータは72ゲームあることに留意した上で、APEXに出場しているNAチームのデータを見るとソルジャーの使用率に興味深い点を確認できる。

APEXのNAチームにソルジャーが多いのは何故だろうか?単にサンプルデータのサイズが小さいだけかもしれない。韓国チームはゲンジを好んで使用しているが、NAチームにソルジャーが多い点は今回のバランスパッチと合わせて注目していきたい。

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以下はAPEXでのマッチリポートが続きますが長くなるのでここでは割愛します。

Overwatch Hero Tier List and Meta Report: The Pacific Meta Divide
https://www.overbuff.com/blog/2017-01-24-overwatch-hero-tier-list-and-meta-report-the-pacific-meta-divide

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