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[Overwatch] 最新メタリポート(2/1)

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今回の最新メタリポートはWinter Premier Finals、Apex Season 2、Xtra Cupでのマッチ(1/27~28)を対象に集計されています。

前回のリポートでは計88ゲーム分のデータがあったが(Alienware Monthly Melee, Apex Seson 2, Winter Premier semifinals)、今週は大会スケジュールの関係から31ゲームと通常の半分程度のデータしかないので、今週のデータに基づいて何らかの結論を出すことは避けたいと思う。今後のメタについて何かしらのヒントはあるはずだが、EnVyUs, Cloud9, Luxurywatch Redといったチームのデータが含まれていないことには留意してもらいたい。

TIERS

S Tier (>=95% Usage Rate): Lucio (96%)

A Tier (>80% Usage Rate): Ana (87%)

B Tier (>50% Usage Rate): Zarya (79%), Reinhardt (68%), Tracer (54%)

C Tier (>20% Usage Rate): Roadhog (40%), Genji (39%), Winston (29%), D.Va (29%), Soldier 76 (21%)

D Tier (>5% Usage Rate): Pharah (18%), McCree (13%), Zenyatta (12%), Reaper (5%)

F Tier (<5% Usage Rate): Mei (3%), Symmetra (2%), Widowmaker (2%), Mercy (2%), Sombra (2%), Torbjorn (0%), Junkrat (0%), Hanzo (0%), Bastion (0 picks)

先週は意外なことにルシオの使用率が95%を切っていたが、今週は再びトップの座に返り咲いている。これはサンプルサイズが小さいこともあるが、Xtra CupでKing of the Hillマップ(コントロールの通称)が多く採用されていたことが影響しているものと思われる。実際にトレーサー、ウィンストン、ゲンジの使用率もこの影響を受けて上昇している。今後の大会では今週ほどKotHマップが多く採用されることはないかもしれないが、トレーサー、ウィンストン、ゲンジの使用率増加とラインハルト、ロードホッグ、DVAの使用率減少が今後も傾向として続くのかどうか注目する必要がある。また、今週の傾向はダイヴブコンプの増加、もしくはメタが流動的な状況でチームが「無難」にルシオを選択した結果とも言える。先週から使用率を上げたヒーロー、下げたヒーローについて分かりやすくグラフにまとめてみた。

INCREASES

既に述べたが、ルシオ、トレーサー、ウィンストン、ゲンジが使用率を大きく上げている。興味深いことに、トレーサーは得意のKotHマップが多かったにも関わらず、よりオフェンスでの使用率を伸ばしている。

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しかしながらこれはサンプルサイズの小ささも影響している。Eissfeldt選手は今週のトレーサーの使用率の大半を占めており、次に多かった選手の倍以上もあった。トレーサーはダイヴコンプにフィットするポテンシャルがあり、Winter PremierではLuminosityが頻繁にトレーサーを含めたダイヴコンプを運用していた。トレーサーは素早く相手のバックラインに侵入して相手に脅威を与えることができる。ブリンクを使いシールドを張っているラインハルトの背後に回り込むと、ラインハルトはトレーサーにシールドを向けて味方を無防備に晒すか、そのままUltをチャージするための的になるかのどちらかを選択しなくてはならない。さらに、トレーサーはアナにダイヴしてグレネードを誘発させ、リワインドすればグレネードを「釣る」ことも可能だ。

Ube選手のゲンジもまた、Luminosityが採用したダイヴコンプの影響で使用率が最も高く、韓国選手の誰よりも多くオフェンスとKotHで使用している。Tydolla選手、Whoru選手はそれぞれのチームがプレーした3つのマップ、全てのルールでバランスよくゲンジを使用している。今後欧米のチームもUbe選手に倣い、ゲンジを多用してくるのか、それとも、単に韓国勢に限定された現象に留まるのかは今後注目すべき点である。

ダイヴコンプを展開する上で必要となるヒーローの一人がウィンストンだ。最も使用率が多かったのはSuperPlouk選手だが、昨年のワールドカップでウィンストンの代名詞にもなったMiro選手がそれに続いている。Miro選手のウィンストンを必要とするマップが偶々多かったという可能性もあるが、前週で使用率10%を切っていたヒーローが再び陽の目を見ることは悪いことではないだろう。Miro選手とSuperPlouk選手がウィンストンを使用したマップの幅広さを考慮すると、ウィンストンが新たなメタで生き残る可能性をそこに見出すことができる。ただし、この傾向が今後も続くかどうかは更なるデータが必要であることは言うまでもない。

最後はWinter Premier Finalsで躍動し優勝の原動力となったGrimreality選手について見てみたい。なんと、マクリーを使用していたのはほとんど彼一人と言っていい結果となった。このデータには記録されていない月曜以降のApexの試合を見たが、今後マクリーの使用率がより増えるだろうことは間違いないように思う。強力なエイム力を有する韓国選手(韓国にもflow3r選手のような並外れたエイムの持ち主もいます)と共にマクリーは復讐しに戻ってくるだろう。このマクリートレインに誰が乗ってくるのか?それは来週のリポートで知ることができるだろう(この手の予想は外れるのがいつものパターンw)。

DECREASES

アナとDVAのナーフの影響を探しにこのリポートを見に来たのなら、それは間違っていないように思う。今週のサンプルサイズは小さいながらも、DVAの使用率はあらゆる面で落ちている。オフェンス面でアナの使用率が減る傾向も続いており、これはダイヴコンプでゼニヤッタが好まれることが影響している。ラインハルトとロードホッグの使用率も落ちているが、前者はKotHが得意なウィンストンの上昇に合わせて、後者はDVAのプレッシャーから開放されたDPSヒーローの使用率上昇にともない数字を落としている。最後にシンメトラも大きく数字を落としているが、これはシンメトラ向きのマップが先週に比べて減ったことが影響しているように思う。

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原文ではこの後、メタリポートの作者であるCaptainPlanet氏がWinter Premier Finalsから選んだハイライトが紹介されていますが、ここでは長くなるので割愛します。

Overwatch Hero Tier List and Meta Report: A Meta in Transition
https://www.overbuff.com/blog/2017-02-02-overwatch-hero-tier-list-and-meta-report-a-meta-in-transition

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