本日のアップデートでリージョンロックが秘密裏に導入されたのではないかとPCユーザーの間で波紋が広がっています。
これまではBattle.netランチャ上で設定した地域のサーバーで任意でプレーすることが可能でしたが、今回のアップデート以降、最もPINGが近い地域のサーバーに優先的1に接続されるようになりました。
例えばランチャで南北アメリカに設定していたとしても、日本国内のプレイヤーはNA(シンガポール)鯖ではなく、アジア(東京/ソウルなど)鯖でしかプレーできなくなります。
Oh god please no
— Scott Kennedy (@Custa) June 22, 2021
Custaはクロスプレー実装で発生した不具合であることを願っているようですが、Blizzard社員ではない有志公認サポートのフォーラムMVPによると、先日サーバーの垣根を越えてフレンドリストが統一されたランチャの“Global Play”アップデートに伴う意図した仕様変更であり、待ち時間削減を目的としたものでバグではないとのこと2。
MVPはこのようにコメントしてはいたものの、クロスプレー実装と偶然重なったとは考えにくく、redditや公式フォーラムではコンソールのリージョン仕様に合わせた改悪ではないかと見る向きもあります。
アップデート後NAでプレーする場合は該当地域のプレイヤーとグループを組む必要があり、その場合でもどちらのサーバーに接続されるかは50/50ということになります。
尚、VPNを使用した場合はVPN鯖がある地域のゲーム鯖に接続することは確認しました (ExpressVPN使用)。
今回の告知なしの仕様変更が作為的なものかは定かではないものの、現役のPCプレイヤー…特にNA以外のプレイヤーにとってどの鯖でOWをプレーするかは重要な問題となっており、開発サイドからの公式なコメントが待たれる状況となっています。
追記
追記【オーバーウォッチ】リージョンロック実装は意図的なものであることが明らかに パッチノートや事前の告知なしに実装されたリージョンロックが意図したものであることが公式に明らかにされました。 尚、今回の仕様変更は厳密に言うとリージョンロックではなく、ランチャーから任意手動でプレーする地域を選択できない新仕様ということにな... 開発チームからリージョンロック導入が公式に明らかにされました。 |
脚注:
- 人口の少ないランク帯ではPINGよりもMMRが優先されることがあるのはこれまでどおりです。
- 関連スレ:https://us.forums.blizzard.com/en/overwatch/t/crossplay-update-soft-region-locked-everyone/618837