アナのアイコンML7がシーズン18のアナの現状について評価していたので、以下、そのまとめになります。
mL7’s thoughts on playing Ana in Season 18
byu/HeelMePlz inAnaMains
今シーズンのアナは、パークの変更前よりもずっとずっと難しいと自分は思う。ダブルナノブースト(モズ)はすごく助けになっていたが、いまはマイナーパークに移されて「味方にナノを撃つと40%の移動速度アップ」という形になった。それにはあまり満足していない。自分としてはヘッドハンティングを削除して小さなダッシュを追加してほしい。そうすればかなり良くなるはずだ。だからアナをピックすると基本は苦しい戦い(uphill battle)になる。非常に状況を選ぶヒーローだ。
アナが良いマップはジブラルタルとかヌンバーニ、それからイリオスだ。なぜかというと、防衛で使える高台があって、有利な位置を確保して生き残りやすい。いまのゲームの流れは、とにかく全体的に機動力が異常に高い。サポートは長距離での回復維持と逃げることがすべてになっている。そしてマップによっては殴り合いが求められる場面もある。そういうときは大量に回復量を出せて、むしろ範囲回復のヒーローが欲しくなる。残念ながらアナは単体回復サポートだから、基本的にはグレネード頼りになってしまうが、それも阻害は浄化されたり、避けられたりするし、クールダウンも長い。その間にダイブされることもあるし、いろいろなリスクがつきまとう。
グレネードについて言うと、もしグレネードを外したり、投げる相手がいなかったりすると一気に差をつけられてしまう。アナをもっと使いたいなら、自分ならキリコとD.VaをBANするのをすすめる。相手は必ずキリコを出してくるから。そうなるとどんなに決定的なグレを当てて、味方のウィンストンやトレーサーが追撃しても、結局キリコが浄化してしまう。トレーサーはリコール、ヴェンチャーは地下にもぐる。タンクは…自分ができることは何もない。ウーヤンはただ飛び跳ねて逃げ回る。
以前からアナは難しいと感じていた人もいると思うが、このシーズンではさらに格段に難しくなっている。でもウーヤンが追加されたことで、ウーヤンのULTで味方タンクを巻き込みつつ、ナノブーストはDPSに使うのが正解だと感じている。シーズン18におけるナノは、基本的にDPSがキルを狙うためのULTであって、タンクがエンゲージするためのものではないと思う。もちろんタンクにナノを撃っても悪くはないが、多くの場合タンクには距離を詰めるスキルがひとつしかなく、そして今のメタは敵がとにかく逃げる。スピードブーストや離脱手段があふれていて、タンクがクールダウンを使って距離を詰めても敵が速度を上げて逃げてしまう。そうなると追撃はDPSのほうが向いている。
そして実際、自分が完全にやられる展開になることも多い。ただ、そういった状況でも例えばハザードにナノを撃ってから裏取りに回る、すごく素早く背後に回り込む。これは応用テクニックのひとつで、ナノを撃ったあとにそのままバックラインに回り込んで攻めのグレを狙う、といった動きができる。もうひとつ、自分がよくやっていたのはゲンジのブレード対策だ。ときどき防御的にナノを撃つこともあった、つまり自分自身に撃ったり、メジャーパークとナノを守りに使ったりとかね。でも今ははナノから移動速度アップが得られるようになった。だから敵にブレードがあるとか、自分にエンゲージしようとしているなら、味方にナノを撃って自分はそのまま走って逃げることができる。ルシオの60%と比べれば40%だが、それでも十分逃げ切れる。
それでもアナはプレイしていて一番楽しいヒーローのひとりだし、ゲームをキャリーすることもできる。ただし今シーズンは、これまで以上に多大な労力が必要になる。アビリティはすべて正確に使わなければならないし、たとえ成功させても何の成果も得られないことさえある。だから、アナを使って即座に価値が得られると思っていると、そうはならない。価値を得るには努力が必要だ。もしアナをピックしてフラストレーションを感じるようなら、今シーズンはあまりおすすめできない。