2026シーズンに向けたOverwatch Championship SeriesおよびOverwatch World Cupの概要が発表されたので、以下、そのまとめになります。
パートーナーチームの拡大
- 2026年からパートナーチームが9から11チームに拡大(これに加えて中国チームがパートナープログラムに参加)
NA:
Team Liquid/Spacestation Gaming/Dallas Fuel/DisguisedEMEA:
Twisted Minds/Virtus.pro/Team PepsASIA:
T1/Team Falcons/Crazy Raccoon/ZETA DIVISIONCHINA:
TBA
NAはDallas FuelとDSGが新たに選定され、EMEAはGen.Gがパートナーチームから外れてTeam Pepsが選ばれています。
新たなパートナーチームについては記事の最後で簡単に説明しているので、興味がある方はそちらも参照してください。
PRE-SEASON BOOTCAMP
- 今年2月にソウルで開催されるパートナーチームによる招待制のプログラム。詳細は近日中に発表予定
OVERWATCH WORLD CUP
- 2026年のOWWCは大会全体を通して30チームが参加(招待19、ワイルドカード11)
- 招待チームは2023年大会の上位16チームとEMEAの上位3チーム
- ワイルドカードは来年から導入されるカンファレンスカップを通して出場権を獲得
AMER:
ブラジル/カナダ/コロンビア/メキシコ/米国*/ワイルドカード3枠EMEA:
デンマーク/フィンランド/フランス/英国/ノルウェー/サウジアラビア/スペイン/スウェーデン/ワイルドカード5枠ASIA:
オーストラリア/日本/中国/香港/韓国*/タイ/ワイルドカード3枠*は歴代優勝国
韓国:2016/2017/218
米国:2019
サウジアラビア:2023
OWWC大会の全体スケジュール
- 本日より各地域の競技委員会(GM、コーチ、ソーシャルマネージャー)の応募受付が開始
- 2026年2~3月にかけてワイルドカード枠を除く各チームのトライアウト(選手選考会)を開催
- 2026年3月に各地域のカンファレンスカップを開催(ワイルドカード枠が決定)
- 2026年4月までに招待チームのロスターが確定
- 2026年夏に各地域のオンライン予選開催(ここから招待チームが参加)
- 2026年夏後半にグループステージ開催
- 2026年9月にBlizzCon Finals(本大会)開催
カンファレンスカップ
- ワイルドカードチームはFACEITを通して来年3月のオープン予選で決定
オンライン予選(2026年夏)
- 招待19チームとワイルドカード9チームの計28チームが以下の地域に別れ、グループステージ出場権をかけて戦う
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- AMER A/B
- EMEA A/B/C
- ASIA A/B
- 各地域上位2チームと2023年大会の決勝に進出したサウジアラビア/中国を合わせた16チームがグループステージに進出
- グループステージの組分け抽選会は来年夏に開催
日本代表が参加するのはこのオンライン予選からとなります。この予選を突破するとBlizzCon本大会出場をかけたグループステージに進出します。
グループステージ(2026年夏)
- BlizzCon本大会に出場する8チームを決定する大会
- 16チームがシード分けされた4つのグループ(各4チーム)で戦う総当り戦
BlizzCon(2026年9月)
- グループステージの各グループ上位2チームの計8チームがBlizzConの本大会に進出
- BlizzCon本大会は8チームによるシングルエリミネーション形式
競技委員会
- 2025年11月29日より応募受付
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- ゼネラルマネージャー:チーム運営、スポンサー対応、Blizzard公式との窓口(居住者要件あり)
- コーチ:トライアウト、戦略指導、選手選定(居住者要件なし)
- ソーシャルリード:SNS運用、コンテンツ制作、コミュニティ対応(居住者要件あり)
- 応募は個人単位ではなくグループまたは団体単位での受付
※これは上記役職ごとに個人単位で募集するのではなく、役職まとめたグループ単位で募集しているという意味
- 応募期間:2025/11/29~2026/1/16
- 選考決定:2026/2/2
チームロスター
- チームロスターは最大7名
- ブレイクスルー制度を新たに導入
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- 同じカンファレンス内であれば別地域の選手をロスターに編入可能
- 既にワールドカップに参加している国・地域の選手は対象外
- ワイルドカードチームはカンファレンスカップ終了までブレイクスルー枠は使用不可
来季のパートナーチームについて
冒頭でも触れたようにDallas Fuelの復活が決定しました。NAのみならず、OW競技シーン全体にとって非常に大きなニュースと言えます。
Dallasは2022シーズンのOWL優勝チームで、OWLでは最大のファンベースを誇ったチームのひとつです。
主なところでは、Fearless、Edison、Fielder、Chiyo、Hanbin、XQC、Seagull、Effect、Taimouといった選手が過去に所属していたチームで、リーグ優勝時は現T1のRush氏がヘッドコーチを務めています。
元々はOWL以前の伝説的チームEnVyUsを前身としており、OWCSでのチーム運営もこのENVYが担います。
今回の発表を前にしてENVYはMarvel Rivals部門の活動休止を発表しています。同ロスターにはSpace、Coluge、NeroといったOWLで活躍していた名プレイヤーも所属しており、彼らのOW復帰も個人的には期待しています。
また、NAでは新たにDisguised(DSG)が新たにパートナーチームに選ばれています。
DSGは人気ストリーマーのDisguised Toast氏が2023年に設立したチームで、OWでの競技実績はありませんが、過去にValorantやApex Legendsなどに参戦しており、最近ではLoL部門を中心に活動しています。
Toast氏は人気クリエイター集団のOffline TVにも所属しており、今後はToast氏本人含めてOffline TVのメンバーがOWを配信する姿が見られるかもしれません。彼らのファンベースは非常に大きく、競技シーン以外での波及効果も期待できます。
パートナー参加が期待されていたNTMRは残念ながら選ばれませんでした。グラスルーツからNA競技シーンを支えてきたチームだけに、この決定には、ファンからも憤りの声があがっているようですが、過去に実績あるDallasはともかく、まったく実績のないDSGがパートナーに選ばれた背景には上記のような一般層へのアピールもあるのかもしれません。
EMEAではGen.Gがパートナーチームから外れました。最終的に世界大会出場は成りませんでしたが、パートナーを外れたことで、今後Gen.GがOWCSにとどまるかが注目されます。個人的には拠点のKRに復帰してほしいところではありますが。
そのGen.Gに変わってTeam Pepsがパートナーチームに選定されました。Pepsはフランスを拠点にするチームで、精神的にはOWL Paris Eternalを前身とするチームです。
今回のWorld Finalsでチーム初のOWCS世界大会出場を決めており(昨年のEWCには別名義で出場)、非常に熱心なファンに支えらたチームです。大会前のクラウドファンディングでは僅か30分で目標額を達成しており、小規模チームながらパートナーに選定された理由もそのコアなファンベースの貢献が大きかったのではないかと思います。
中国地域については、今のところパートナープログラムに参加するチームと枠数は発表されていませんが、Once Again(Weibo)の選出は間違いないので、残りは資金力で言えばROC Esports、実績と人気面ならTeam CCやMilk Tea。さらには、OWCSには未参加ながら、昨年のEWCにOnce Againロスターで出場したLGDといった古豪の参加も考えられます。







