先週グループステージが終了した『Overwatch Champions Series 2024 – Stage 1 Japan』の視聴データが明らかとなりました。
グループステージ期間中のピーク視聴者数は49,861人、平均視聴者数は24,838人を記録しています。
ピーク視聴者数を記録した試合は、先週行われた「INSOMNIA vs Namekuji Brothers」戦でした。
海外でもワントリック集団として注目を集めるナメクジ軍団と王者VARRELを苦しめたINSOMNIAの試合とあって、特に英語配信の視聴者数が伸びていたようです。OW史に残る歴史的C9も誕生するなど、試合内容そのものがエキサイティングであったことも増加を後押ししていたと思います。
集計対象のプラットフォームはTwitchとYoutubeとなりますが、最も視聴者数が多かったのがOW_Esports公式チャンネルで、このチャンネルは2019年までOverwatch League公式チャンネルとして大会を配信していました。
その他の対象チャンネルには、日本語含めたOW公式や大会を主催するWDGといった公式チャンネルが含まれていますが、ミラー配信チャンネルがどの程度このデータに含まれているかは不明です。
ヴァロラントの大会配信では、加藤純一氏やTarikのミラー配信も集計データに含まれていたことから、OWCS大会も追跡可能な範囲で含まれているのではないかと思います。
こちらはKR、JP、PAC、NA、EMEA地域の視聴データとなります。4ステージ制のNAとEMEAは本日、ステージ1のグランドファイナルが終了しました。
なんとピーク/平均視聴者数ともに最も多かったのがOWCS Japan大会で、2番目の韓国よりもピークで1万人多い視聴者が観戦していたことになります。
日本語公式配信よりも多かったTa1yo氏のミラー配信に加え、Twitch Dropsキャンペーン中であったことから、先行開催となるOWCS JPの試合に視聴者が集中したことや、Twitchサービス終了で韓国からの視聴者がCHZZKやAfreecaTVに流れた可能性もありますが、それらを考慮したとしても、JPOW競技シーンの盛り上がりを示唆するデータといえるのではないでしょうか。
既に昨日から「Last Chance Qualifier」(途中経過、配信は本日25日から)トーナメントもスタートしており、来週にはOWCSアジア選手権への切符を賭けたプレーオフが開幕します。
現時点ではOW競技シーン全体として見れば、Youtube限定配信だった昨年のOverwatch Leagueよりも視聴者数は少ないものの、各地域本戦に出場したチームの大半が、スポンサーを持たないプライベートチームであったことを考えると、5月末のDremaHackで開催されるOWCS国際トーナメントに向けて、さらなる盛り上がりや人気プロチームの参戦なども期待できるのではないかと思います。