OWL 2020チームガイド:パリ・エターナル

Paris Eternal

更新履歴:
2020/2/1

EUの期待を背負いオールEUロスターで臨んだ1年目のパリはシーズン14位。ほとんどのステージを3-4で終え、リーグで唯一勝ち越したステージのないチームだった。

オフシーズンではShadowburnをはじめ4選手を放出。オールEU路線から脱却したチームは、地元フランス勢を残す一方で、Sp9rk1eといった注目銘柄を含む韓国人選手4名を獲得している。このうち3名がElement Mysticからの移籍。

ミックスロスター経験のない選手が多く、コーチングスタッフも韓国人が占めていることからコミュニケーション面で苦労する可能性もあるが、この点に関しては韓国好きで知られるKruiseやベテランSoonの存在は心強い。

2018年のW杯パリ予選ではフランス代表を後押しするオーディエンスの大歓声とチャントが会場に鳴り響いていた。パリのホームスタンドでも地元ファンの圧倒的な声援が期待できる。ただし、チームは練習環境や移動距離などを考慮して来季の拠点は米ニュージャージ州に置くことを決定している。

オーナーのDrew McCourt氏は米国人で父親はオリンピック・マルセイユを所有するFrank McCourt氏。フランチャイズはEUながらオーナーの本拠は米国という点ではロンドンと同じ。


ダメージ:

🇫🇷Soon
🇫🇷Nicogdh
🇰🇷Sp9rk1e
🇰🇷Xzi

昨季も随所でウィドウメイカーの素晴らしいプレーを披露したSoonだが、ヒットスキャンのポジションは年々レベルアップしているため、メタに適応するには柔軟さがより求められている。Soonとピックプールが似ているとされるXziはハンゾーを得意にしており、ダブルスナイパー構成で両者の共演が見られるかもしれない。

Sp9rk1eが規定年齢に達する5月まではNicoがフレックスないしプロジェクタイルを担当することが予想される。鳴り物入りで入団したSp9rk1eはドゥームフィスト以外にもゲンジ、ファラなどを得意とするが、第17週までプレーできないという点は大きなマイナス要素。彼が出場できるまでDPS陣が持ちこたえることができたとして、Nanohanaのようなケースもあるため、このロールには不確定要素も多い。


タンク:

🇫🇷Benbest
🇰🇷Nosmite
🇰🇷Hanbin
🇬🇧Smex

Benbestのラインハルト、スパークから加入したNosmiteのウィンストンと、それぞれ得意なヒーロー以外は現時点で及第点かそれ以下の評価。パートナーのオフタンクかメタ次第で先発が入れ替わる可能性が高く、オリーサであればNosmiteがベター。また、前者は昨季10分あたりのデス数が最も多いプレイヤーの一人。

オフタンクはHanbinが第3週まで年齢規定によりプレーすることができない。Nicoもプレー可能ではあるが本職のSmexが代役を務めるものと思われる。Dvaとロードホッグに優れたプレイヤーで、親友のKruiseとのプレーでは実力以上の力を発揮することも英国代表で実証済み。ガントレットで優れたシグマ使いであることを証明したHanbinはDvaとしても十分計算できる。


サポート:

🇬🇧Kruise
🇫🇷Hyp
🇵🇹Greyy
🇫🇷Fdgod

元DPSだけありKruiseの戦闘能力は高く、パッシブな戦い方も弁えている。味方を鼓舞するチームリーダーでもある反面、熱くなりやすいきらいがある。Fdgodは傑出したルシオで、名を上げた昨年のW杯ではバティストでも良いプレーを見せてる。構成次第では、メインサポート2人が同時に起用される可能性もある。

昨季のHypはダメージ上位3割に入る攻撃的なゼニヤッタではあるものの、これといったインパクトは残せずアナには大きな不安も残る。堅実さが売りのGreyyにはよりアグレッシブなプレーが求められている。得意のアナをはじめ、昨季は実に全体の半数近いヒーローでプレーするという柔軟性を持つ。


コーチ:

刷新されたコーチングスタッフは主要スタッフ含め全員が韓国人。ヘッドコーチのRushは初OWLながら、Element Mysticでの実績からトップクラスの評価を得ている。この他、元上海のLevi、昨季まで現役だった前トロントのAidらが脇を固めているのも心強い。昨季ワシントンで初の女性コーチとなったマネージャーのAvallaはバイリンガルとしてミックスロスターでは重要な役割を担う。

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