Atlanta Reign
更新履歴:
2020/2/1
2020/2/2
Dafranの加入で大きな注目を浴びたアトランタの昨季はシーズン6位。ロールロックが導入されたステージ4は7-0とプレーオフ出場も果たし期待以上の結果で1年目のシーズンを終えている。
昨季中盤では低迷したものの、序盤ではNYXL相手に2勝を挙げ、プレーオフではチャンピオンチームのサンフランシスコを破るなどエリートチーム相手にも堂々と渡り合っている。
FunnyAstroがフィラデルフィアに去るといったファンにとっては予想外の動きこそあったものの、昨季終盤のコアメンバーを残しながら、EdisonやSharpといった才能ある新戦力の補強は、チームを次のレベルに押し上げることになるだろう。
SephyヘッドコーチはDafran、Babybay、Dogmanといった癖のあるプレイヤーを上手くまとめあげていた。チーム内での軋轢が報じられたDacoの処遇についても上手く乗り切り(同選手は昨年退団)、選手への過負荷が懸念される今季は同コーチのマネージメントもポジティブな要素といえる。
米国有数の大富豪コックス一族が所有するCox Enterprisesがアトランタのオーナーであり、実質的なチーム運営はAtlanta Esports Venturesが主に担当。同オーナーはCODLのAtlanta Fazeも所有している。
ダメージ:
🇰🇷Erster
🇺🇸Babybay
🇰🇷Edison
🇸🇪Sharp
BabybayはDafrand退団以降、ムードメイカーとしてもチームを支えてきた。彼の一貫したエイム力は信頼に足るものの、現状では控え復帰が濃厚。リーグでも有数のユーテリティ性能を誇るErsterは今季さらなる飛躍が期待される。チームの活躍次第ではスーパースターの仲間入りも不可能ではない。
同じくスター候補生のEdisonはスナイパー/フランカーに長けたヒットスキャン寄りのマルチなDPS。韓国内での評価も極めて高く、低チャージで手数の多いスナイピングを特徴としている。Team Envyから加入したSharpは無限の可能性を秘めているが、ヒットスキャンの層が厚いこともあり、定位置確保には持てる才能をフルに発揮する必要がある。
タンク:
昨季通してチームの前線を支え続けたPokpoが残留。オリーサ、ウィンストン、ラインハルトの信頼性はいずれも高い。2wayから昇格したGatorも昨季後半にオリーサ、シグマで良いプレーを見せた。MTはこの2人の定位置争いが予想されるが、構成次第では昨季同様に両者のタンデムが見られるかもしれない。
Daco欠場の穴を埋めたFrdはDvaやロードホッグで良いプレーを見せたが、リーグ全体で見れば平均レベルのオフタンク。アカデミーでGatorのパートナーを務めたHawkのDvaやシグマは、コンテンダーズでトップクラスの実力を証明している。
サポート:
昨季に続きサポートコンビを担うMasaaとDogmanの両名はともにアグレッシブなプレースタイルを特徴としている。前者のルシオは上質なプレイメイカーとして期待できるが、後者はトラブルメイカーになる危険を孕むトラッシュトークで敵味方を煽動する。
FunnyAstroを失ったものの、Masaaも能力的に遜色はない。ただし、両サポートにバックアップがいないため、開幕以降もチームはこのポジションの補強を迫られるかもしれない。
再昇格となったKodakは、昨季途中に自らの意思でアカデミーに移りチームのパーフェクト達成に貢献。トップチームでも先発争いをするだけの実力は十分にある。同じく前所属チームのパーフェクトに貢献したFireは、現時点ではMasaaのバックアップと見られている。
コーチ:
ヘッドコーチのSephyは戦術面よりもマネージメントに長けており、退団したNlaaerの言葉を信じるならば、実際のコーチングはSilenceが担当しているものと思われる。また、Edisonと同じくGC Busan Waveから加入したMentalistコーチも今オフの重要なアップグレードのひとつと言える。