Philadelphia Fusion
更新履歴:
2020/2/4
リーグ初年度はいち早くメタに適応することでグランドファイナルへの切符を手にしたフィリー。昨シーズンは苦手にしたGOATS以降もメタに苦しみ、プレーイン敗退のリーグ10位に終わっている。元々選手個々のスキルレベルは高く、個人の能力と勢いだけで乗り切ってきたとチームと言えなくもない
新シーズンは契約満了を迎えた2大エースとの契約更新にも漕ぎ着け、Neptunoを除きレギュラー全員が残留。Fury、FunnyAstro、Ivyの補強、そして大器Alarmの昇格といい、戦力は昨季よりも確実にグレードアップしている。
コネ入団との物議を醸したChipsaを獲得する一方で、何かと批判に晒されているSadoに代わるメインタンクもしくはバックアップの補強がないことに不満の声も上がっているが、Chipsaの実兄でもあるChristferコーチはSadoへの批判は度が過ぎたものであると、引き続き同選手がMTを務めるチームの決断を擁護している。
巨大コングロマリットのComcastが傘下におさめるチームオーナーのComcast SpectacorはNHLフィラデルフィア・フライヤーズも所有。同グループの御曹司でもあるTucker Roberts代表はゲーム好きでもしられ、学生時代はActivisionでのインターン経験もある。2021年にはチームの本拠地となるFusion Arena(約3500人収容)が完成予定。
ダメージ:
🇰🇷Carpe
🇮🇱Eqo
🇰🇷Ivy
🇰🇷Heesu
🇬🇧Chipsa
昨季はメタに泣かされたCarpeだが、チームは新たに3年契約を結びスーパースターへの信頼を揺るぎないものにしている。リーグ有数のフレックスDPSであるパートーナーのEqoも残留が決定。昨季はパフォーマンスを落としたとはいえ、今季もエース2人にかけるファンの期待は大きい。
Runwayで2度の優勝の原動力となったHeesuはCarpeとピックプールが被るが、昨年のコンテンダーズではリーパーやバスティオンでも並外れたパフォーマンスを残している。年齢規定に達する3月25日まではプレーすることはできない。比較的地味な扱いを受けているIvyの補強も、フレックスDPSとしてバックアップ以上の価値をもたらしている。
ドゥームフィスト専用機と目されているChipsaだが、最近はより柔軟なピックも見せている。現時点では5番手のDPSであり、本人もそれを受け入れていることから、従来のトキシックなキャラクターは鳴りを潜めるだろうとの見方もある。
タンク:
コーチやチームメイトの評価はともかく、ファンのSadoに対する疑念は拭いきれていない。ダイブ環境で築いたウィンストンへの評価は依然として高いが、これらの評価を別にしても、選手への負荷が懸念される新シーズンのバックアップ不在はリスクが大きい。
リーグ最高の守備的DvaであるFuryはその他にも柔軟なピックが可能だが、ロンドンではGestureとロールを入れ替えていたためシグマの実力は未知数1。フィリーのタンクラインを支えてきたPokoは、強力なライバル出現で控えに回る可能性は高いものの、先発を争うだけの資格は十分にある。
サポート:
🇬🇧Boombox
🇰🇷Alarm
🇬🇧FunnyAstro
アカデミーの黄金時代を築いたフレックスサポートのAlarmが待望の昇格。フィリーだけでなくリーグ全体が彼の才能に多くの期待を寄せている。そのAlarmと先発を争うBoomboxも黙ってポジションを明け渡すつもりはない。構成次第では両者が先発という可能性も十分ある。
英国トリオの一角をなすFunnyAstroは高いエイム力を備えたメインサポート。昨年はアトランタの2wayとしてそのほとんどをアカデミーで過ごしたことから今季が実質的なデビューだが、彼のルシオは既にトップクラスの評価を得ている。同選手が欠場を余儀なくされた場合は、Alarmが代役を務めることも可能。
コーチ:
昨季の不振は二頭体制による混乱が少なからず影響していた。今季はソウルのプレーオフに導いたKDGをヘッドコーチに、アシスタントにはトロントからMobydick、戦術コーチとしてパリから経験豊富なSeitaを招聘し、昨季の失敗を繰り返さないようコーチ陣の整備が図られている。