『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

OWL 2020チームガイド:ヒューストン・アウトローズ

Houston Outlaws

更新履歴:2020/2/14


昨季はまずまずのスタートを切ったものの、ステージ2で0-7と崩壊。宿敵ダラスのホームスタンドではライバルの燃料と化していた。

ショックの連勝記録を止める一方で、最下位チーム相手に星を取りこぼすなどの粗さが目立つ。ショックに破られるまでは連続マップストリークの記録も保持している。

旧経営陣の破産により選手補強で後手を踏んだ昨季だが、オーナー問題が解決した今季はJakeやCoolmattの古参メンバーが現役を退いたものの、積極的な補強でチームデプスに厚みが増している。

同じテキサスに本拠を置くダラスとはライバル関係にあるが、両者ともにシーズンプレーオフの経験はなく、ライバルに先を越されないためにも今季は是が非でもポストシーズン進出を実現したい。

オーナーは全米に多数のラジオ局を所有するBeasley Broadcast Group。現在ではダラスに並ぶ人気を誇るが、対象的に女性ファンが多いことでも知られている。GMのFlameは毒舌で鳴らした元プロ選手。


ダメージ:

🇫🇮Linkzr
🇺🇸Danteh
🇺🇸Hydration
🇺🇸Blase

“Finland’s Gift to Esports”と呼ばれる天才肌のプレイヤー。ウィドウメイカーやハンゾーで相手の頭を撃ち抜く”Dinkzr”モードで観客を沸かせることもしばしば。ソンブラ3-3メタが流行した昨季のステージ3では、同ヒーローの名手でもあるDantehの活躍もあり、チームは唯一の勝ち越しを挙げている。

Dantehと同様に新加入のHydarationとBlaseも極めてフレックス性能が高く、両者ともに卓越したドゥームフィストやファラが知られている。昨季、Hydarationはシグマ、ボール、オリーサといたタンクロールを任され、ブリギッテの囚人となったBlaseもチーム事情からDvaやラインハルトでプレーしている。


タンク:

🇺🇸Muma
🇧🇪Spree
🇰🇷Meko

Mumaにとって昨季はベストシーズンではなかった。議論の余地はあるがNAトップのメインタンクとして、今季はより影響力のあるプレーが期待されている。バックアップもしくはダブルMT構成であれば、HydrationやBlaseが対応可能で、前者はスクリムでも主にタンクをプレーしていたとの情報もある。

課題だったオフタンクはリーグを代表するDva使いのMekoを補強。元々融通の効く選手で、ダブルシールドメタではシグマで良いプレーを見せている。EU最高のザリアと謳われたSpreeも3-3環境では苦しめられた。Dvaは成長の跡を残したが、今季はベンチを温める機会が増えることだろう。


サポート:

🇺🇸Boink
🇺🇸Rawkus
🇰🇷Rapel
🇰🇷Jecse

これまで度々批判に晒されてきたRawkusだが、アナのプレー機会が増えて以降はまずまずのプレーを見せている。Jakeなき後のリーダーシップにも期待がかかる。前所属先では控えに甘んじていたRapelだが、Element Mystic時代のパートナーでもあるJecse加入もあり、先発フレックス争いを一歩リードした形となっている。

頭痛の種となっていたメインサポートは、リーダーとしての資質もあるJesceを補強。Rapel同様にミックスロスターの経験がないため連携面での不安は残る。古株のBoinkはコーラーとして不足はないものの、プレイメイクやメカニカル面での力不足は否めない。


コーチ:

サンフランシスコやバンクーバーといった強豪でコーチを経験したHarshaをヘッドコーチに抜擢。人気ポッドキャストなどのメディア出身の人間だけに指揮官としての実力は未知数。古巣から引き連れてきた「御守り」のHooregはもう袋から出す必要はない。アシスタントのDreamはアカデミーチームを指揮した経験もあり分析力に定評がある。

Overwatch
d3watchをフォローする
d3watch.gg
タイトルとURLをコピーしました