追記2:マッチメイキングシステムについてジェフ

Activision Blizzardが2015年に特許出願したマッチメイキングシステム(昨年に特許登録)について持論を展開するツィートに対してジェフのいたってシンプルなコメント。

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OWはマッチメイキングの判断にチャットやVCを一々分析してはいない。

詳細について過度に触れることはやめて、OWのマッチングは以下の要素の上に成り立っている:

プレイヤーのMatchmaking Rating(MMR)- これは主に勝敗に影響を受け1、その他、特定の条件が影響する(例えば新規プレイヤーなどの要素)。

次にあなたの地域、そしてping。

改めてこれはかなり簡略化した説明だが、基本的にはそういうことだ。

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冒頭のツィートでは、ベテランはメインアカウントよりデータ蓄積の少ない新規アカウントでプレーしたほうが勝ちやすいなど、ドキュメントの一部を切り取った説明がなされており、redditでもこのツィートの記述がきっかけでVC利用の有無がマッチメイキングの判定に使われているといった議論まで交わされていたので、見かねたジェフがコメントしたのではないかと思われる。

特許出願されたマッチングシステムが、OWや最近のCODシリーズでSBMM(skill base matchmaking)と呼ばれているマッチングに採用されているかは定かではないものの、いくつか同種のシステムが部分的に利用されている可能性はあるかもしれない。

追記:

ジェフはVC利用の有無については否定しているものの、自分(@PrototypeOW)がドキュメントをもとに指摘した連勝/連敗補正やその他のマッチメイキングに影響を与える要素については言及を避けており、これはジェフが自分の主張を裏付けているも同然であると改めてツィート。

この人物曰く、ドキュメントのデータによると、マッチの勝率を50/50に近づけるために、プレイヤーは本来の実力相応以上に査定される可能性もあるとしており、この他、途中退出などの細かい要素もマッチメイキングに影響しているのではないかと指摘している。尚、この人物のSRはピークで4390とのこと。

追記2:
この件については特許出願時の数年前にも少し話題になったが、その時は課金コスメティックアイテムなどを所有しているベテランと未所有の後発プレイヤーをマッチングさせ、DLCの販促に利用するといった技術などが話題になっていた2。ただし、これらの技術が既存タイトルに実装されているというわけではないとのこと。

”https://www.dexerto.com/overwatch/jeff-kaplan-responds-to-overwatch-players-matchmaking-patent-concerns-1422598”

脚注:

  1. 当然各プレイヤーのスタッツ等も考慮されているものと思われる。
  2. https://doope.jp/2017/1070321.html
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