[訂正] Blizzardの2015年度第3四半期収支報告

Activision Blizzardの2015年度第3四半期の収支報告がリリースされました。その中からの一部抜粋です。

WoWの月額課金登録者は前期のQ2から10万減り、Q3期末で550万人。
Activision Blizzardはモバイルゲームの”Candy Crush Saga”を大ヒットさせたKing Digital Entertainmentを59億ドルで買収。
Hearthstoneの主要エンゲージメント指標（key engagement metrics）は前年比で77%の成長を見せており、フランチャイズとしても四半期における過去最高の収益を上げている。
Diablo IIIはQ3においても新規プレイヤーが増加している。また基本無料となる中国での販売本数は200万本に達している。
Overwatchのベータテスト参加に登録したユーザーは700万人で、これは中国を含まない数字。

WoWが前期に続いてのダウン。WoD後の下落率が大きかったせいか今回は緩やかな減少に留まったようです。~~12月~~来年6月には映画公開も控えてますし、ややトーンダウン気味のフランチャイズをブリコンでもう一度盛り上げたいというのが鰤の本音ではないでしょうか。

6月にローンチしたHotSは鰤が満足する結果を出すことができたのでしょうか？具体的な数字が出てないのが気になりますね。少なくとも鰤はまだプッシュが必要だと感じているのは間違いないと思います。

一方で未だに新規ユーザーが増えているというD3。中国での数字を含めたものかもしれませんが、停滞感漂うゲーム内の実状とは裏腹に安定した人気を誇っているようです。中国を除けばパッケージ以外で定期的にfeeを吸い出すことがないこのフランチャイズに鰤が今急いで何かをする必要があるとは思えません。並のメーカーならいざ知らず。

こうして見ると、Legionでユーザー回復を狙うWoW、来年のローンチに向けて勢いをつけたいOverwatch、正直盛り上がってるのかそうでもないのかよく分からないHotS、拡張が発売間近のSC2、そして鰤の稼ぎ頭となって勢いが増すばかりのHearthstone（他の鰤ゲーのパイを奪っている感すらアリ）。今の鰤の現状を見るとD3のプライオリティが低くなるのも当然かなぁという気もしてきます。