Blizzard Entertainmentがオーバーウォッチリーグ運営を統括する「Director, Head of Overwatch League」なる役職を募集していることか同社の求人情報から明らかになりました。
これによると、同ポストはリーグの管理運営、商品開発、戦略、フランチャイズと開発部門の連携協力をグローバルに指揮するというもので、実質的なリーグ運営の責任者ということになるでしょう。
多数の項目を含む応募要件にはビジネス、マーケティング、スポーツ運営など関連分野での学士号や豊富な実務経験を要求しており、さらにグローバルなプロフェッショナル、アマチュア、草の根レベルでのesportsプログラムに関する専門知識が必要とされています。
これまでOWLの責任者には、シーズン途中でEpic Gamesへと「脱出」したNate Nanzer氏やほとんど何もせずに人れ知れずリーグを去ったPete Vlastelica氏がコミッショナーという形でトップに就任していましたが、いずれもesportsを知らない畑違いのリーダーとファンや現場の人間から認識されていました。とくに後者は社内での評判も芳しくなかったようです。
現在は、SpexことJon Spector氏がOWL副会長の座におさまっており、ファンの評判も極めて良好ではあるものの、どちらかというと実権のないファンとの橋渡し的な役割であり、リーグ全体を指揮する立場にはないと見られています。
今後そのSpexがリーグに留まるのかも気になるところではありますが、OWLの視聴率やファンのエンゲージメントが低迷する中でリーグがより強力なリーダーシップを必要としていることは確かだと思います。
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