オーバーウォッチ公式からOW2 PVP ベータでのテストが予定されている、ドゥームフィストとオリーサのリワーク内容が発表されました。
アビリティと調整内容の詳細については記事後半の日本語公式ブログを参照してください。
※ダメージ表記に誤りがあったので訂正しました。公式ツィートも日本語版に差し替えました。
オリーサ、オンライン#オーバーウォッチ2 では新しい装備とアビリティを持ったオリーサが登場します!
オリーサの大幅調整の詳細はこちらhttps://t.co/mlHgPFAHv7 pic.twitter.com/W5rD2Jy5QV
— オーバーウォッチ (@jpPlayOverwatch) April 21, 2022
AUGMENTED FUSION DRIVER(メイン)
– 連射速度の高い弾丸を射出、距離に応じて弾丸サイズが減少
– 弾丸の消費はなくなるが、高熱でオーバーヒートすると3秒停止
ENERGY JAVELIN(サブ)
– 槍を投擲し敵に当たるとスタン&ノックバック、壁に叩きつけると追加ダメージ
FORTIFY
– 一時的に追加の125HP
– 起動中は20%の速度減少
– メイン攻撃の排熱が50%上昇
JAVELIN SPIN
– 槍を高速回転させ飛来する弾丸などを破壊、敵に当たると押しのける、前進速度UP
TERRA SURGE(ULT)
– 敵陣を襲い錨を降ろす、FORTIFYと同様の効果と近くの敵を吸い寄せながら範囲攻撃をチャージ、この攻撃は早めに撃つことも可能(メインで攻撃)
ABILITIES REMOVED
– バリア
– ストップ!
– スーパーチャージャー
ドゥームフィスト参上👊💥#オーバーウォッチ2 では新たにダメージからタンクに変更となり、そして新しい装備とアビリティを持ったドゥームフィストが登場します!
ドゥームフィストの大幅調整の詳細はこちらhttps://t.co/mlHgPFBfkF pic.twitter.com/8bfcAy6Lgf
— オーバーウォッチ (@jpPlayOverwatch) April 21, 2022
GENERAL
– タンクに異動
– HPは450
HAND CANNON
– 弾薬の再装填が0.4秒に1回
– ダメージはペレットごとに6から5に減少
POWER BLOCK
– 正面から受けるダメージを90%減少、ブロックによりロケットパンチを強化
(追記:ブロック効果は持続時間ありで速度は落ちるが移動可能1)
– 強化したロケットパンチは速度、距離、ダメージが増加
UPPERCUT
– 削除
ROCKET PUNCH
– 最大チャージまでに1秒
– インパクトダメージが15-30に減少(訂正)
– 壁に叩きつけたダメージが20-40に減少(訂正)
SEISMIC SLAM
– ウィンストンのリープのようにジャンプ
– 着地時にダメージと敵の移動速度減少
METEOR STRIKE
– ヒット時に敵の移動速度減少
– 外周部のダメージが100-15に減少(訂正)
– 起動時間が0.5秒
タロンの伝説とヌンバーニの英雄:ドゥームフィストとオリーサの大幅調整
ヌンバーニの慈悲深い守護者と、街の「災禍」の強大な後継者。相反する2人のヒーローが、「オーバーウォッチ 2」PvPベータ公開と同時に大幅調整を受けることになります。
以下、日本語公式ページで公開された調整内容及びアビリティ解説の引用となります。
タロンの伝説とヌンバーニの英雄:ドゥームフィストとオリーサの大幅調整
ヌンバーニの慈悲深い守護者と、街の「災禍」の強大な後継者。相反する2人のヒーローが、「オーバーウォッチ 2」PvPベータ公開と同時に大幅調整を受けることになります。新たな5v5のチーム構成は、チーム戦におけるタンクの振る舞いを変えることになります。とはいえ、基本的な役割はこれまでどおり。チームが動き回れるスペースを作り、接敵し、仲間がピンチのときに駆け付けることです。タンクヒーローたちは全体的に近接戦闘向きに調整され、高い防御力を生かしながらダメージを与えていくプレイスタイルに変化します。ドゥームフィストのダメージからタンクへの移行を担当したのはリード・ヒーローデザイナーのジェフ・グッドマン。オリーサの調整を担当したのはシニア・ヒーローデザイナーのブランドン・ブレナンです。それでは、両ヒーローが「オーバーウォッチ 2」の変更に合わせてどのように調整されたのか、早速ご紹介していきます!
ドゥームフィスト
ドゥームフィストの現在のプレイスタイルはダメージヒーローの中でも独特で、テンポが速く、機動力がある、一撃必殺の格闘家として活躍しています。「ドゥームフィストは格闘ゲームの流れを参考に作られたコンボヒーローです。その感覚を保ちつつ、タンクロールに移行させたいと考えました」とグッドマンは説明します。見慣れたアビリティもあれば、よりタンクらしいアビリティもあるそうです。
基本ライフが250から450に増加し、他のタンクヒーローと同レベルになりました。「ハンド・キャノン」は以前と同じように機能し、弾薬の回復速度が速くなる代わりにダメージが若干減少します。「ロケット・パンチ」はより高速になり、ダメージが減少しますが、敵をノックバックさせる効果は維持されます。
ドゥームフィストのキットの新たな核となるのが、「パワー・ブロック」です。「パワー・ブロック」を使用することでドゥームフィストは防御体勢に入り、正面から受けるダメージを90%減少します。「パワー・ブロック」でダメージを十分にブロックすると、ドゥームフィストのガントレットがチャージされます。ガントレットのチャージが溜まると、次に繰り出す「ロケット・パンチ」のダメージ、ノックバック範囲、移動速度、そして移動距離が強化されます。さらに、ノックバックで壁に叩き付ければ、相手をスタン状態にすることができます。
「ドゥームフィストを相手にする際は、ガントレットにチャージを与えないように注意が必要です」とグッドマンは言います。「その点ではザリアのバリアによく似ています。ただし、ドゥームフィストの場合は一時的にダメージが上昇するのではなく、次に『ロケット・パンチ』を使用するかキルされるまで、強化が失われることはありません」。ドゥームフィストのキットは高ダメージのコンボが多く、防御と攻撃の両方のプレイスタイルに対応しています。チームのためにダメージをブロックしたら、素早く「ロケット・パンチ」のチャージを溜めて、敵のノックバックを狙いましょう。壁に叩き付けることに成功すれば、さらに約1秒スタンさせられます。「強攻撃をブロックすると、チャージが瞬時に溜まります。パリィのような感覚です」とグッドマンは言います。
「サイズミック・スラム」はウィンストンのジャンプのように、狙った方向へ跳躍するようになりました。着地時に衝撃波を発生させ、敵にダメージと遅延効果を与えます。「ドゥームフィストはあらゆる面で非常に流動的な機動力を持つようになりました」とグッドマンは話します。「『サイズミック・スラム』は機動力が上がり、癖が強い予測不能な動きをしなくなりました」。レッキング・ボールやウィンストンといった、妨害が得意なタンクたちと類似点が多いので、配置をしっかり意識することが重要です。例えば「サイズミック・スラム」で敵チームに飛び込む際は、「パワー・ブロック」が正面からのダメージしか防げないことを念頭に置くべきでしょう。後ろから狙われることがないように、まずは頭上から敵の背後に回り込み、「パワー・ブロック」で正面のダメージをブロックして、「ロケット・パンチ」でチームメイトの方向へ敵を押しやりましょう。
アルティメットの「メテオ・ストライク」は発動時間が短縮され、有用な効果が追加されます。全体的にダメージは軽減されましたが、中央部の衝撃ダメージは依然として強力です。ノックバックがなくなる代わりにヒットしたすべての敵の動きを遅らせるので、仲間が攻撃を仕掛けるのに最適なアビリティになりました。アルティメットの調整と、タンクへの移行にともなう変更によって、ダメージヒーローの時と変わらない高速でインパクトのあるゲームプレイを実現しています。位置取りやコンボに工夫が必要となりますが、現在ドゥームフィストをプレイしている皆さんにとって馴染みのあるまま、より親しみやすく、自由度の高い、強力なタンクへと生まれ変わりました。
オリーサ
ドゥームフィストが攻撃力の一部と引き換えに防御力を高めたのに対し、オリーサはその逆を行きました。オリーサは近距離での戦闘を苦手とするヒーローだったため、今後のゲームの変化に適応させる必要がありました。「オリーサの手直しは軽く考えてはいません」とブレナンは言います。「ゲームにとって意味があるものにし、彼女に愛着を持つプレイヤーにとって気持ちのいいものにしたいと思いました」。今回の大幅調整によって、5v5のプレイスタイルに溶け込み、チーム同士のぶつかり合いにも参加しやすくなります。
まず、ライフとアーマーが増加し、敵陣に真っ向から攻め込むことができるようになります。メイン攻撃の弾丸は、距離に応じて小さくなるため、近距離のほうが効果的です。弾薬の消費はなくなり、代わりに射撃中は銃がどんどん高温になっていきます。熱を冷ますには射撃を中断しなければなりません。武器がオーバーヒートすると、3秒間使用できなくなってしまいます。「オリーサには積極的に前に出て、交戦を始めるヒーローになってほしいと思いました」とブレナンは言います。「新しい武器によって、敵に近づき、前線で戦うことに抵抗が少なくなるでしょう」。サブ攻撃の「エネルギー・ジャベリン」では、オリーサが槍を投げ、軌道上の最初の敵に当たります。「ごく短時間のスタンを与えて、壁に叩き付ければ追加のダメージを与えます」とブレナンは話します。
もうひとつの新アビリティ、「ジャベリン・スピン」は、槍を高速で回転させて飛んでくる飛翔物を破壊し、前進の速度を上げ、敵にダメージを与えながら押しのけることができます。「このアビリティを追加した目的は、オリーサが戦闘に飛び込めるようにすることです」とブレナンは言います。「他のアビリティと組み合わせると必殺のコンボになります。後方へ押しやった敵に『エネルギー・ジャベリン』で追撃して、壁に叩き付けることもできます」
「フォーティファイ」も新たなプレイスタイルに合わせて調整されます。発動中はメイン攻撃の発熱が抑えられ、より長い時間、武器を連射できるようになります。また、一時的にライフを125追加するので、チーム戦での生存力を高めてくれます。「この変更により、どんな状況下でもこのアビリティを使えば一定の防御力を得ることが期待できます」とブレナンは説明します。
「テラ・サージ」はオリーサの新たなアルティメット・アビリティです。使用すると「フォーティファイ」と同様の効果を発動し、近くの敵を引き寄せながら範囲攻撃をチャージします。「オリーサの調整はバリアと『ストップ!』を削除することから始めましたが、それでも『ストップ!』のメカニズムはどうにかして使いたいと思いました」とブレナンは言います。「新アルティメットに敵を引き寄せる効果を練り込むことで、『ストップ!』の要素を残しました」。敵を一箇所に引き寄せれば、味方チームが協力してコンボを決める絶好のチャンスとなるでしょう。ただし、ザリアの「グラビトン・サージ」のように敵がオリーサの中心に拘束されることはないので、このアルティメットを活かすには素早く連携に繋げる必要があります。
ベータテストの開始にともない、5v5、そして1チーム1タンク制への移行が行われます。したがって、今回の大幅調整は開発途中の段階であることを、ご了承ください。より多くのプレイヤーによるテストプレイを行った後に、さらなる変更を行う可能性があります。近日登場のPvPベータで皆さんのフィードバックを伺い、大幅調整されたヒーローが活躍する姿を見るのを楽しみにしています!