先日リード・ヒーロー・デザイナーのAlec Dawson氏から、次回バランス調整パッチが11月16日に先送りされた理由について、内部で問題が発生したとの説明がありましたが、この問題について、開発エンジニアのBillがさらに掘り下げたコメントのまとめです。
ヒーローのアビリティを含んだゲームプレイに関するデータはサーバーとクライアント両方のアセットにコンパイルされている。単純にアビリティの数値を変えるだけでもサーバーとクライアントが適合するよう両方をアップデートする必要がある。
このアップデートが必要なとき、新しいバージョンをリリースするのが最もシンプルな方法で、数週間ごとに新バージョンをリリースしている2。
しかし、クロスプレイとクロスプログレッション導入にあたり、スケジュールに沿って計画的にリリースする必要がある。問題修正のために緊急的にリリースすることも可能だが、その場合、次に予定されているリリースが延期される可能性もあり、望ましいことではない。
そのため、ヒーローバランスなどの調整をより迅速に行うため、上記のような新バージョンをリリースせずに、特定のゲームデータをホットフィックスできるツールを用意している。
このホットフィックスのシステムは複雑で、今回のバランス調整をこのシステムでリリースしようとしたが問題が発生した。
今回と同じような問題を早期に発見するか再発しないよう、自動的にテストするシステムを構築中。
今回のバランスパッチ延期については失望の声も少なくありませんでしたが、少なくとも延期の理由を説明してくれただけマシではないかという意見もあります。無印時代は開発チームからこういった問題で説明があることは稀で、ほとんどコミュニケーションのない状態が半年以上続くこともありました。
尚、シーズン2以降のバランス調整を目的とした中間パッチについては新シーズン開幕後約4週間でリリースされることも明らかにされています。
年間おおよそ12回の調整パッチがリリースされる計算になりますが、これが多いのか少ないのかという点については意見が分かれるところではないかと思います。
