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[オーバーウォッチリーグ] PR目的の女性ロスター結成を目論むNYXLへの批判が強まる

Overwatch League

ニューヨーク・エクセルシオールが来季に向けて性的マイノリティ含む女性中心のロスターを結成中との噂が流れ、OWLコミュニティの間で動揺が広がっている模様。

Concerns brew in OWL scene as New York Excelsior looks to build roster of underrepresented genders
The well-intentioned idea is a disaster in the making, say those contacted by the team.

噂の発端はボストン・アップライジングの女性SMMのツィートですが、一部リポートによると、NYXLは先日開催された「Calling All Heroes Challengers Cup」に出場した選手を中心にスカウティングを行っているとのこと。この大会は女性及び性的マイノリティのみが参加可能な大会です。

匿名の関係者によると、NYXLは上記大会の視聴率が好調だったこともあり、接触した選手らに対して女性ロスター結成を持ちかけたものの、それがPR目的のチーム作りであったことが判明。さらに、NYXL側は男女混成ロスターではメッセージ性に乏しいとも話していたそうです。

自身もOWL入りを目指す女性トッププロのAspenは「性別ではなく実力を評価されてOWL入りしたい。NYXLは苦戦することがわかっていて女性チームを作ろうとしている。本当に彼らを助けたいならCalling All Heroes Challengers CupやT2シーンに投資すればいい」と否定的な見解を明らかにしています。

また、ロンドンの女性GMでC9のヴァロラント部門女性チームのGMを務めるNoukky氏も、「これは本当に酷いアイデアであり、トップレベルで競えるだけの才能やチームはまだ十分ではなく、女性や性的マイノリティの競技シーンに投資するほうがベター」と同じく否定的な考えを示しています。

冒頭のボストンのSMMは、2019年に急逝したLoL女性プロのRemiliaさんの例を引き合いに出し、PR目的の選手起用が不必要なスポットライトを浴び、様々なヘイトの標的に繋がる危険性も指摘しています。

OWLでは過去に女性プロとしては元上海のGeguriがプレイしており、つい最近ではパリで初の女性ヘッドコーチが誕生したばかりですが、いずれも実力が評価された上での、周囲も納得の人選でした。

性別を越えたコミュニティの批判に晒されているNYXLの補強方針ですが、現時点でこの件に関するチーム側のコメントは出されていません。

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