大規模リストラ明らかとなったOWLロサンゼルス・グラディエーターズを運営するThe Guardですが、海外メディアのThe Esports Advocateによると、The Guardの経営母体である米国有数の富豪Stan Kroenke氏が傘下におさめるKroenke Sports & Entertainment(KSE)は、グラディエーターズおよびCDLのL.A. Guerrillasの売却を検討しているとのこと。
既に幹部も含めたThe Guardの大半の従業員が解雇されたか、されるものと見られており、関係者によると今季(2023)一杯はOWLおよびCDLでの活動は続けるものの、チーム、つまりフランチャイズスロットの買い手が見つからなかった場合は、両チームともに閉鎖されるだろうとのことです。
NFL、NBA、NHL、プレミアリーグなどのプロスポーツチームを所有運営するesprots業界最大手ともいえるKSEは、2021年にesports部門の「The Guard」を立ち上げており、ヴァロラント部門も活動を行っていましたが、今回のリポートを読む限りではOWLとCDL以外のチームは既に活動を終了しているもとの思われます。
Ok I must be cursed cus every new org I join has big layoffs
I haven’t been to our office much but the few times I have, everyone was really welcoming and kind. Thank you guys, hope everything works out 💜
— danteh (@danteh) February 22, 2023
大規模レイオフについては先日グラディエーターズ入りが決まったDantehの耳にも入っているようですが、加入決定後もチームには暖かく迎え入れられたとのこと。
チームはKevsterとFunnyAstroを残し昨季チームの主力の大半を手放しましたが、その後はLastro、Danteh、Yaki、Babelといった新戦力を補強し2023シーズンに備えています。
追記:
The GuardのAPEX LEGENDS部門に所属するRamBeau選手によると、APEX部門は今回の大規模レイオフ後も活動は継続するとのこと。
チームはあくまでもコンテンツクリエイト部門の人員をカットして、競技部門での活動に注力していくそうです。
このコメントからヴァロラント部門も活動継続の可能性は十分考えられますが、OWLとCDLについては、高額な参入費用やフランチャイズ維持のために運営コストが嵩むことから、他の部門とは状況が異なるのではないかと見られています(参照)。