昨日行われたKRオープン・ディビジョン決勝で優勝チームが見せたプレーが大きな注目を集めています。
KR Open Division team stalls an entire Grand Finals Push map by abusing alleys, doorways, and windows.
by u/Ezraah in Competitiveoverwatch
ODHとXeroの一戦となったこの戦いでは、優勝したODHがメイのアイスウォールを駆使したストール(遅延/時間稼ぎ)で、第3マップのニュークイーンストリート全体を死守することに成功。
ODHは集団戦で積極的に戦おうとするのではなく、進路脇にある高台の窓や抜け道の入り口をアイスウォールやクリオフリーズで塞ぐことでロボットの進行を妨害。
コンテストが発生するロボットの感知範囲をうまく利用することで、実際には敵との交戦を最小限に留めながら、なんなくロボットの進行を阻むという、相手チームのXeroにとっては、なんともフラストレーションの溜まる戦いとなりました。
ちなみにこのODHというチームは、アジアサーバーでも一二を争うワントリックプレイヤーのみを集めたOTP集団だそうです。
所属メンバーは総勢17名におよび、大会ごとの環境に合わせて登録上限の10名をピックアップするという、プロチームにはなかなか真似できないチームづくりで参加しているとのこと。
無印時代にはオープンディビジョンからコンテンダーズEU準優勝まで昇りつめたClockwork VendettaというOTPチームが話題になったこともありますが、ODHはさらにワントリックを先鋭化したチームといえるかもしれません。
オープンディビジョンを制したことでコンテンダーズKRへの昇格も決定し、またひとつ楽しみなチームが韓国シーンに登場したことになります。