[オーバーウォッチ2] アニバーサリーイベントの「無料商法」に批判が集まる

Overwatch 2

本日開幕した「アニバーサリー 2023」イベントでは、チャレンジ報酬の無料クレジットを使用して、過去に販売された期間限定スキンや、限定パックの特典として同梱されたスキンを実質無料で獲得することができますが、この有料アイテムの無料化にコミュニティからは批判が集まっているようです。

Previously real money only skins are now in shop for white credits? Seriously did not expect to ever see this
byu/Makeleth inOverwatch

その一例として、今回期間限定のアニバーサリーショップで2000クレジットでアンロック可能なキャスディとソルジャーの「スペースレイダー」スキンは、OW2リリース前に先行販売された「ウォッチポイント・パック」の特典として同梱されていました。

自分の記憶が正しければ、商品ページにこの2つの「スペースレイダー」スキンがパック「限定(exclusive)」であるとの記載はありませんでしたが(注:アイコンは限定との記載あり)、一方で、当時開発チームのコマーシャルリーダーだったSpexは、OW2リリース前に開催されたAMAの質問に対して、この2体のレジェンダリスキンはウォッチポイント・パック「限定」であると回答しており、当時公式フォーラムのBlizzard公認ボランティアでもあるMVPからは、開発側から2つのレジェンダリが同パック限定であるとの確認を取った旨の書き込みもありました。

こういった経緯もあることから、特に今回この2体の「スペースレイダー」スキンが再販、しかも実質無料という形で再利用されたことにウォッチポイントパック購入者からは、不満の声が上がっているようです。

自分がウォッチポイントパックを購入した際は、限定との記載はなかったので、いずれはこの2つのスキンも再販されるだろうという予感はありましたが、こんなにも早くさらに無料という形でリリースされるとは思っていなかったというのが正直なところです。

ちなみに、自分はシーズン1にスターターパック、その時はまだアルティメットパスバンドルはありませんでしたが、シーズン2以降はスターターパックの特典も含まれるアルティメットパックをすべて購入しています。今回の復刻スキンであればドゥームフィスト「キニウ」(S1)、シグマ「ビーキーパー」(S3)、DVA「無限のエース」(S4)がそれらの特典に該当します。シンメトラの「アールデコ」もミステリーでしか使わないのに買いました。

そんなこともあり、半年も経たないうちに特典目当で購入したパックのスキンが無料で放出されることに抵抗がないわけではないものの、無印時代に貯めて余った1万以上のクレジットの使い道もできたので、決して悪いことばかりではありません。後発ユーザーが今では入手困難なアイテムを手に入れることができるチャンスも悪いことではないと思います。

フレンドには4万以上クレジットを貯め込んでる富豪もいたりで、OW1から続けてるプレイヤーであれば万単位でクレジットを所有している人も少なくないので、今回の無料クレジット化には好意的な人もいると思います。

中には不満まではいかなくても、イベント内容やチャレンジ報酬に使いまわしが目立ったりと、開発の余裕のなさを心配する人もいるようで、無印時代も多くのスキンが復刻されてはいましたが、何かと批判された無印最後のアニバーサリーでさえリカラーのRemixスキンがあったことから、せめてカラバリだけでも出してほしいとの意見も見られます。

とはいえ、有料のコインで購入したスキンが1年も経たない間にTwitch Dropsの生贄にされたり(最近のトールビヨン「船長」やバティスト「ブルースティール」)、無料の捧げ物になるところはあまり見たくないのもたしかです。今後新たなスキンが販売されても「そのうち無料になるかも?」と購入をためらう人がいるかもしれません。

無印時代のようにあらかじめ無料と有料で手に入れる手段が両方あればよかったという意見もありますが、当時ならルートボックスはマッチをこなしてXPを稼ぐか購入することで入手することができました。

Blizzard really decided the only free skin for the anniversary event challenges would be a skin they already gave most players for free. Blizzard’s scumminess knows no end.
byu/kSai_ inOverwatch

今回のイベントではチャレンジ報酬として、昨年のOW2ローンチ不手際の「詫びスキン」として無料配布されたリーパー「呪われた船長」スキンがイベントチャレンジの報酬として用意されており、これも批判の的になっているようです。

批判の理由としては、「大半のユーザーが所有しているであろうログイン報酬をチャレンジの報酬にしても意味がなく、ただの手抜き報酬」、「アニバーサリーイベントなのにイベント限定のスキンひとつ作る余裕もないのか?」といった批判がある一方で、「まだこのスキンを持っていない新規プレイヤーにとってはよいこと」といった肯定的な意見もあります。

いずれにしても、アニバーサリーイベントのチャレンジ報酬に新たなスキンを心待ちにしていた人にとっては少々期待はずれだったかもしれませんね。

今回のイベントではチャレンジ報酬にせよショップ販売スキンにせよ、新たに追加されたスキンがないのはちょっと寂しいものがあります。

Gladiator Junkerqueen Bundle Battle Ready Victory Pose will be FREE as part of an anniversary challenge! DO NOT BUY THE 300 COIN VERSION IN THE SHOP IT WILL BE A WASTE. When Gladiator JQ bundle released it said it included this pose. A few hours later it got removed from the bundle & no one owned it
byu/-Elixo- inOverwatch

さらに批判の矛先はまだあるようで、現在通常ショップで販売されているジャンカークインの「いつでも来い」エモート(300コイン)はイベントチャレンジの報酬としても用意されていますが、実はこのエモートは少し前にJQの「グラディエーター」スキンバンドルにも同梱されていたそうです。

ところが、当時リリースされた数時間後に何の告知もなくバンドルからこの「いつでも来い」が削除されてしまったことから、その後も削除に関する一切の説明がない状態で、このエモートがショップに再登場し、チャレンジ報酬として再利用されていることに一部のユーザーは不快感を示しているようです。

Overwatch 2
d3watchをフォローする
d3watch.gg
タイトルとURLをコピーしました