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[オーバーウォッチ2] パワーインフレへの警戒感-シーズン8バランス調整についての海外反応

Overwatch 2

本日明らかになったシーズン8開幕時のバランス調整について、元リーガーらの反応をいくつか紹介します。

既に雑記で紹介したコメントも混ざっていますが、他にもあれば後で追記しておきます。

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言うまでもなく僕はウィンストンメインだけど、彼をバフすることには常に反対だった。僕の考えではウィンストンはこのゲームで最もバランスの取れたキャラクターだったし、彼の地位は他のキャラクターがどれだけOPかで決まるだけで、バランス自体は取れていた。彼をバフするのは悪い兆候で、開発者はオリジナルの哲学を完全に見失っている。

ウィンストンメインとして活躍するOWWC英国代表のJkaruはこのようにコメント。Jkaruが危惧しているのは、ウィンストンだけではなくゲーム全体のパワーインフレ(power creep)に関するものと思われますが、同様の意見はほかにも見られます。

数字だけ見るとちょっと信じられないけど、パワーイフンレだね。開発はバーストヒールと、スキルキャップは低いが影響力の大きいヒーローをナーフする変わりに、すべてをバフすることでこの問題を処理しようとしている。すぐにではないにしても、いずれその影響が出てくるだろう。

2023シーズンまでアトランタ・レインのタンクとしてプレーしていたHawkもやはりパワーインフレがもたらす影響について危惧しています。

「ダイブが復活した」「ダイブがメタのときはゲームの状態もよい」という意見にはある程度同意する。でもトレーサーの6ダメージ、ソンブラのアビリティ阻害3秒、ゴリラのダメージ軽減無視がなくてもダイブはメタだった。ゲームはOW1と同じ道を辿ろうとしている。すべてが絶え間なくバフされて、ヒーローは1ショットで死ぬか、まったく死なないかのどちらかだ。

昨季ショックでプレーしていたS9mmもダメージインフレとヒールインフレを繰り返す調整には懐疑的な意見を持っているようです。

今回のウィンストンの変更はGOATS全盛期にブリギッテのパワーが少しずつバフされインフレしていた頃を思い出す。

今のバスティオン/シグマ環境でウィンストンが出る幕はあるだろうか?答えはノーだ。

でも2ヶ月後にバスティオンがナーフされたら、ウィンストンはモンスターピックに化けるだろうか?このままいけばそうなるだろう。

コンテンダーズでもキャスターを務めるDoorは、GOATS時代のブリギッテを例に、ウィンストンのパワーがじわじわと上昇していくことに警戒感を持っているようです。

ソンブラのEMP、トレーサーのピストル、アーマー軽減を無視するウィンストンのサブ、そしてドゥームのULT中の回復。

ブリギッテのウィップショットのナーフとバティの弾薬ナーフ。

ダイブは楽しいが、パワーインフレのサイクルが始まった。

歯に衣着せぬコメントで知られるSamitoも同じくパワーインフレに関しての警戒感を強めています。

この他、ヒーロー個々の調整については、2023シーズンを最後にOWL引退を表明したDantehが「ソンブラをナーフしろ」と、今回のEMPの調整についてはお気に召さないようです。ちなみに、OW初期の頃はソンブラメインとしても知られていました。

ドゥームフィストメインのGQOは、大方ではバフとの意見もあるドゥームフィストの調整(ULT滞空中の回復とULTコスト増加)については、まだプレーしてみないと最終的にはバフかナーフかは判断できないと慎重な姿勢を見せています。

パワーインフレ(power creep)については、無印の頃から議論されているテーマではありますが、無印ではエコー以降、新ヒーローがリリースされなかったこともあり、末期の頃は落ち着いた感もありました。OW2では今後も新ヒーローがリリースされることから、ダメージだけにとどまらず、ヒールや機動力といった面でもパワーインフレの抑制や均衡が今後の調整のひとつのテーマになるのではないかと思います。

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