論争好きパーソナリティとして圧倒的な人気を誇るTrainwreckが、ブースティングを使いトップ500入りしたとして物議を醸していると、海外ゴシップ系ゲームメディア「Dexerto」が報じています。
Trainwreck accused of paying Overwatch 2 streamers to carry him to Top 500 – Dexerto
Twitchと競合する配信プラットフォーム「Kick」の共同設立者でもあるTrainwreckですが、先日、オーバーウォッチ2をプレイし始めてわずか3日でトップ200入りしたことを報告しています。
もともとTwitchで配信していたTrainwreckは、OW1をプレイしていたこともあり、まったくの初心者というわけではありませんでした。
しかし、先週までにDafran、Kragie、Warn、Guru、Moxieといった人気OW配信者と一緒にランクを回していたことが判明。さらに、このKickのスターは彼らに多額の寄付をしていたことも明らかとなりました。彼らの中には、Blizzardが開催するクリエイターサミットに招待されたストリーマーも複数含まれています。
only took 3 days to get top 200 in OW2 🥱
to celebrate, let’s do a $10,000 giveaway, 5 winners, $2000 each. LIKE, RETWEET, & REPLY WITH A BTC ADDRESS TO ENTER. pic.twitter.com/o1C20ayVCV
— Trainwreck (@Trainwreckstv) March 22, 2024
トップ200入りを記念する現金プレゼントのスレッドでは、上記のストリーマー達からリプライ送られ、これがブースティング疑惑へと発展しました。
あるプレイヤーからは、「彼は、Dafran、Kragie、Guru、Moxieにブーストされていた。その前の日にはKragieの代わりにWarnがパーティーにいた。Trainwreckは彼らの配信中に3500ドルを寄付していた」とのコメントが寄せられました。
その言葉どおり、アッシュメインで知られるWarnが配信中に、Trainwreckから多額の寄付を受けたクリップも明らかとなりました。
また、Dafranの配信タイトルには「トレインをトップ500に急速ブースト」とさえ書かれていました。
— SkaShroudle (@SkaShroudle) March 22, 2024
さらに、過去にはコンテンダーズや学生リーグでも活躍した経験のあるGuruも、配信中にTrainwreckとランクを回していたことが判明。こういった人気OWクリエイターの行為に対しては厳しい目も向けられています。
「公然と有料ブーストするなんてクレイジーだよ」
「つまり彼らは金のためにブーストしていたのか?こんなクソみたいなことはBlizzardがBANするよな?」
「以前はT2やT3シーンの選手が有料ブーストでBANされたと聞いたことがある」
このような意見も見られましたが、実際にOverwatch Leagueが開幕した初年度には、フィラデルフィア・フュージョンに所属していたSadoが、契約発表後に過去の有料ブースト行為が発覚し、リーグから30試合出場停止という非常に重い処分を受けたことがあります(関連記事1)。
言うまでもなく、有料無料を問わずスマーフを伴うブースト行為は、ゲームの公平性を損なう明らかな不正行為です。
Trainwreckは今のところこの疑惑に反応しておらず、本人がまったく意に介していないことは容易に想像できますが、配信中に馬鹿げたミスを連発する彼の実力が、本当にトップ500に値するのかどうか疑問視されています。
Any good OWCS teams looking for a sponsor? I know a guy who’s interested
— GURU (@Gurululz) March 22, 2024
その一方で、Kickの出資者に名を連ねるTrainwreckには、OW競技シーンにチームオーナーとして参戦することが噂されています。
数日前には、TrainwreckをブーストしていたGuruから、「スポンサーを探している有力なOWCSチームはあるか?興味がある人を知っている」とのポストがあり、その人物がTrainwreckではないかと見られています。