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[OW2] コンバーター使いは排除!最悪永久BANの可能性も-ディレクターの視点:コンソールにおける非許諾周辺機器への対応

Overwatch 2

本日、公式ブログが更新され、コンソールのコンバーターなど、非承諾周辺機器に対するポリシーについて説明がありました。

ディレクターの視点:コンソールにおける非許諾周辺機器への対応

既に日本語ページも公開されているので、以下、その引用と簡単なまとめになります。

  • コンソールを入力偽装して不正なアドバンテージを利用するデバイスを「非承諾周辺機器」として検知している。
  • これまでの入念な研究により、こういったデバイスの検知を確実に検出するためのデータと準備が整った。
  • 過去数シーズンではGMやチャンピオン帯での使用率が最も多く、プラチナ以下の使用は稀だった。今回の措置は高ランク帯での公平性の確保が目的。
  • アクセシビリティに配慮するため、正当な使用に基づいているプレイヤーは検知されないよう最大限の努力をしており、仮に検知された場合も、引き続きプレーできるような対策を講じている。
  • シーズン11より、非承諾周辺機器の使用については二段階の対応を行う。
  • 一度目の違反ではコンソールのランクマッチに1週間アクセスできなくなる。クイックプレイは可能だが、使用を停止すれば再びランクでプレー可能となる。
  • その後も使用を続けた場合はコンソールのランク禁止となり、シーズン中はマウス/キーボードユーザーとクイックで強制マッチングされる。この場合はエイムアシスト機能は使用できない。同じコントローラセットアップのユーザーとのみ対戦することになる(これにPCユーザーも含まれるのかは不明)。
  • シーズン11以前(つまりシーズン10)の非承諾周辺機器の使用については、悪用が顕著だった場合、今後永久的なアカウント停止を行っていく。
  • 将来的にはマウス/キーボードコンバーターを公式サポートできないかについて話し合いを開始している。公式サポートすることになった場合は、これらのユーザーはランクマッチでもPCユーザーとマッチングすることになるが、エイムアシスト機能は使用不可になる。

ディレクターの視点:コンソールにおける非許諾周辺機器への対応

ディレクターの視点:コンソールにおける非許諾周辺機器への対応

皆さん、こんにちは!今週はアーロンの代理で、シニア・ゲームプロデューサーのアダム・マッセイとリード・ゲームプレイ・エンジニアのダニエル・ラッザがお届けします。公式に許諾を受けていない周辺機器(非許諾周辺機器)の問題を受け、今回は「オーバーウォッチ 2」のコンソール・プレイヤーのフェアプレイに関するいくつかのアップデートを共有します。

非許諾周辺機器とは?

私たちの目標は、プラットフォームを問わず「オーバーウォッチ 2」での素晴らしいプレイ体験をお届けすることです。このゲームは、白熱した激しいマッチが繰り広げられ、誰もが公平な環境でプレイすることで、その真価を発揮します。この目標を実現すべく、エイム・アシストのようなコンソール専用の機能を追加し、マウスとコントローラーの照準精度の差を埋めるなど、コンソールでのゲーム体験を調整してきました。

しかし残念ながら、一部のコンソール・プレイヤーがコンソールの入力偽装を行うデバイスを使用し、コントローラーの代わりにマウスとキーボードを使用していることが分かりました。アクセシビリティのためにさまざまな周辺機器を使用するプレイヤーがいるなかで、そういった機能の恩恵を受けるべきではない周辺機器を使って、エイム・アシストを悪用しているプレイヤーがいます。その対応を行うにあたり、私たちはそのような機器を「非許諾周辺機器」と呼んでいます。

今回は、私たちがどのようにして非許諾周辺機器を検知しているか、すべてのプレイヤーに公平な環境を提供するためにどのような対応を行っているかをご紹介します。

非許諾周辺機器の検知

非許諾周辺機器を使用しているプレイヤーの特定は難しい課題でした。これらの機器は、コンソールに気付かれないように設計されており、検知防止機能を備え、さらに特定を難しくするような機器も少なくありません。そこで私たちは、そういった機器の使用者を確実に検知できるように、非許諾周辺機器の入念な研究を重ねました。

検知方法の詳細には触れませんが、この検知機能を数シーズン前に導入し、分析に使用するデータの収集を行ってきました。 この度ようやく必要なデータが集まり、非許諾周辺機器の使用に対する対応策をお話できる段階に至りました。

過去数シーズンのデータによると、非許諾周辺機器の使用は高ランクのマッチにおいて非常に顕著であり、ランクで言うとグランドマスターやチャンピオンが最も多く、逆にブロンズやプラチナでの使用は稀でした。そのため、私たちの対策は主に高ランクでのフェアプレイの確保を主眼とする予定です。

アクセシビリティを必要とするプレイヤーの皆さんへ:「オーバーウォッチ 2」ができるだけ多くのプレイヤーにとってアクセスしやすいゲームであることは私たちにとって重要なことであり、少数ながら、非許諾周辺機器の使用がコントローラーのセットアップに必要なプレイヤーがいることを認識しています。そこで、アクセシビリティを必要とするプレイヤーの皆さんが検知されないよう最大限の努力をしました。アクセシビリティが必要なプレイヤーが検知されてしまった場合も、引き続き「オーバーウォッチ 2」をお楽しみいただけるように対策を調整してあります。

ライバル・プレイからの非許諾周辺機器の排除

シーズン11より、コンソールでの非許諾周辺機器の使用が検知されたプレイヤーに対し、2段階での対応を行います。

1度目の違反では、コンソールでのライバル・プレイに1週間アクセスできなくなります。クイック・プレイには引き続きアクセス可能です。非許諾周辺機器の使用を停止すれば、1週間後に再びライバル・プレイにアクセスできるようになります。

しかし、非許諾周辺機器の使用を続けた場合は、コンソールでのライバル・プレイにアクセスできなくなるだけではなく、シーズン中、クイック・プレイを行う際に強制的にマウスとキーボードを使用しているプレイヤーとマッチングされるようになります。さらに、エイム・アシスト機能へのアクセスができなくなります。引き続き「オーバーウォッチ 2」はお楽しみいただけますが、同じコントローラー・セットアップのプレイヤーと対戦することになります。

早急な対応

シーズン11以前の非許諾周辺機器の使用については、非許諾周辺機器の悪用が顕著だったプレイヤーに対して、今後数週間にわたり永久的なアカウント停止を行っていきます。アカウント停止は、他のプレイヤーから通報を受け、こちらのデータでも非許諾周辺機器の使用が明らかになっている高ランク・プレイヤーが対象になります。Blizzardの行動規範に基づき、ゲーム内の機能を自動化すること、また、バグの悪用や不正に優位性を獲得する行為に関与することは、チート行為とみなされますので、この機会に今一度ご留意ください。

現在も非許諾周辺機器を使用しているコンソール・プレイヤーの皆さん、アカウント停止処分を防ぐ唯一の方法は、今すぐ非許諾周辺機器の使用をやめることです。これが最後の警告になります!

コンソールでのマウスとキーボード使用の今後

単純に自分好みの入力機器を使用するために非許諾周辺機器を使用しているプレイヤーが多いことは、私たちも認識しています。そこで、コントローラーを使用するプレイヤーに不利にならない形で、コンソール向けにマウスとキーボードの公式サポートを追加できるかどうか、話し合いを開始しました。現在、ライバル・プレイでは、コンソール・プレイヤーとPCのプレイヤーが対戦することはありませんが、コンソール・プレイヤーによるマウス&キーボードの公式使用を行うことになった場合は、ライバル・プレイにおいて、マウス&キーボードを使用するプレイヤーとのみマッチングされるようにし、エイム・アシスト機能も使用できないようにします。

おわりに

プレイするプラットフォーム、また、使用する入力機器にかかわらず、「オーバーウォッチ 2」がすべてのプレイヤーにとってフェアなゲームになるように、私たちは常に全力を尽くしています。今回の変更は、すべてのプレイヤーに公平な環境を提供していく取り組みの第一歩です。今後も、検知システム、非許諾周辺機器の使用に対する対応、そして、その他の不公平なプレイに対する措置を、引き続き進化させていきます。今後のディフェンス・マトリックスのアップデートで、私たちの取り組みの進捗を紹介するのでお見逃しなく!お読みいただきありがとうございました。これからも一緒に素晴らしいゲームにしていきましょう。

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