[OW2] チーター&コンバーター50万件以上を処分、配信者保護機能は「不動のヒーロー」に限定へ

Overwatch 2

本日公式ブログが公開され、不正行為対策「ディフェンス・マトリックス」の最新情報が公開されました。

ディフェンス・マトリックス – 「オーバーウォッチ 2」のチーター50万人のBANを実施

この最新の取り組みによって50万人以上のチーター&コンバーター使いが処分されたことも明らかとなっており、シーズン12で導入される機能や施策、今後実装予定の機能についても説明がありました。

既に日本語ページも公開されているので、以下、その引用と簡単なまとめになります。

まとめ
  • 新たな不正行為対策により、50万以上のチーターとその一味4万アカウントを処分
  • 現在も検出プログラムの開発に注力しており、対策は以前よりも大幅に進歩
  • コンバーターのような非承認機器への対策も強化、コンソールでも多数の悪質プレイヤーをBAN
  • コンバーターはランクマッチ参加が剥奪され、PCのクイックプレイに強制的にマッチング
  • プレイヤー回避機能が改善され回避枠は最大15個に増加
  • GM以上は優先度の低い順からマッチする可能性あり(固定3枠は維持)
  • 今後スコアボードからチャットミュートとマッチ中にボタン2回押しで通報できる機能を実装予定
  • 配信者機能は1750勝すると獲得できる「不動のヒーロー」チャレンジ達成者に限定

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ディフェンス・マトリックス – 「オーバーウォッチ 2」のチーター50万人のBANを実施

ディフェンス・マトリックス - 「オーバーウォッチ 2」のチーター50万人のBANを実施

8月21日にいよいよ開幕するシーズン12。開幕前日となる本日は、ディフェンス・マトリックスの最新情報についてお話ししたいと思います。ディフェンス・マトリックスは、競技性の高いヒーロー・シューターでもある「オーバーウォッチ 2」内における迷惑行為を防ぎ、より楽しく、安全で、公正な環境を皆さん全員にお届けするべくチームが進めている取り組みの総称です。私たちが現在取り組んでいる課題と、シーズン12やその後のシーズンで導入予定の施策を、これから詳しくご紹介していきます。

チート対策について

エイムボットやウォールハックなどの、他のプレイヤーのゲームプレイを意図的に台無しにするチート行為は、「オーバーウォッチ 2」のようにスキルが求められるゲームで現在噴出している問題であり、決して容認できない行動です。チームはこうしたチート行為を生み出すハックやMODへの対策、チート行為を行うプレイヤーとその恩恵にあやかるプレイヤーのBANに力を注いできました。今回は、このチート対策に関して、皆さんにご報告したい明るいニュースがあります。チート行為が認められたアカウントをなんと50万以上、チート行為を行うプレイヤーと意図的にグループを組んだと認められたアカウントを4万以上、BANすることに成功しました。

私たちの取り組みは、チート行為に及ぶプレイヤーの特定とBANにとどまりません。チームでは現在も、こうしたチート行為を生み出すハック自体への対処の重要性を考慮して、チート行為の検出・対策プログラムの開発に注力しています。その仕組みや経緯に関する言及は今回も差し控えますが、上記の50万人という数字からもおわかりのとおり、「オーバーウォッチ 2」内のチート対策は以前よりも大幅に進歩しています。今後もチート対策への取り組みを続けると同時に、BANしたプレイヤー数の公表を通じて、その成果を形として証明していくつもりです。

コンソール版での公正なプレイ環境を目指して

シーズン11では、コンソール版「オーバーウォッチ 2」でマウスとキーボードを利用するためのデバイス、いわゆる非許諾周辺機器への対策を導入しました。この対策は功を奏し、シーズン10中に非許諾周辺機器を使いライバル・プレイで不正にランクを上げていた悪質なプレイヤーを大勢BANすることに成功しました。また、非許諾周辺機器をコンソール版で使用しようとした時点で、ライバル・プレイへの参加権のはく奪と、アンランクにおけるPCプレイヤーとのマッチングという処分を下しているので、コンソール版におけるライバル・プレイのマッチの品質も大幅に向上しました。

プレイヤー回避機能の改善

この前の「ディレクターの視点」でもお伝えしたとおり、チームメイトの信頼性を上げるうえで便利な機能「このプレイヤーを回避」の恩恵を皆さん全員が享受できるよう、シーズン12で同機能に変更を加えます。回避枠が15名にまで広がるので、チームメイトとしての相性が悪いプレイヤーを回避しやすくなり、マッチ品質もさらに改善することでしょう。単に回避リストの登録枠が増えるだけでなく、登録したプレイヤーを「絶対に回避したいプレイヤー」と「できれば一緒に組みたくないプレイヤー」のいずれかに分類できるようにもなります。

グランドマスターよりも下のランク帯にいる方は、登録した最大15人のプレイヤーをほぼ確実に回避できます。一方のグランドマスターとその上のランク帯にいる方は、キューが長くなるにつれて、優先順位の低い回避プレイヤーの一部と組む可能性が出てきます。高ランク帯にいる方はこの点にご留意いただけると幸いです。確実かつ半永久的に回避できるプレイヤーの固定枠が最大3つ用意されているので、必要に応じてこちらもご利用ください。なお、固定枠以外の回避プレイヤーは、登録してから7日後にリストから外されます。また、回避リストがいっぱいになった状態でプレイヤーを新たに登録すると、期限に最も近いプレイヤー(リストの最下層にいるプレイヤー)がその新プレイヤーと入れ替わる形でリストから外されます。リストから外されるまでのタイムリミット(リストの順番)は個別に更新できるので、こちらも念頭に置いておくといいかもしれません。

マッチ内通報機能の改善

マッチ内における報告とソーシャルに関連した2つの新機能が今後登場します。具体的には、スコアボードからボイス/テキストチャットのミュートの切り替えとボイスチャットの音量をマッチ参加者別(敵、味方、ご自身を含む)に設定できる機能と、マッチ中にボタンを2回押すことで簡単に通報できるショートカット機能を導入します。この2つの新機能は、コンソール版を念頭に置いて開発されたものです。マッチ中にボタンを数回押すだけで特定の操作ができるので、コンソール版をプレイする方は特に利便性の改善を実感できるでしょう。導入のタイミングは今のところ未定ですが、これら新機能の登場もどうぞ楽しみにしていてください。

配信者保護機能のアップデート

チートや迷惑行為に走るプレイヤーを特定することはとても重要です。こうしたプレイヤーのマッチへの参加を事前に把握できていれば、そのプレイヤーとのチャットを前もってミュートにしたり、一緒にプレイしているフレンドと情報を共有できます。ですが現在、こうしたプレイヤーが配信者保護機能の「自プレイヤー名を隠す」を使って身元を隠しているがために、マッチが終わるまで該当プレイヤーの特定が難しいという声が皆さんの間であがっています。

迷惑行為やチートに走る傾向にあるプレイヤーの多くは、プレイ時間の少ない比較的新しいアカウントを使っています。「自プレイヤー名を隠す」をはじめとする配信者保護機能がそもそも「オーバーウォッチ」を長期間プレイしているベテランの方やコンテンツ・クリエイターを対象とした迷惑プレイヤー対策の1つであることも考慮して、今後は同機能の利用対象を、チャレンジ「不動のヒーロー」を達成している方に限定したいと思います。「不動のヒーロー」はゲーム・モードを問わずマッチに1,750勝すると獲得できる、獲得に長い期間を要するチャレンジです。この新ルールの導入後は、迷惑行為に走る目的でサブ・アカウント名を隠すケースが減り、ベテラン・プレイヤーが本来の目的に則って同機能を利用しやすくなると予想しています。

今回のディフェンス・マトリックスに関する発表は以上です。今後のシーズンでも新たな情報を公開していくので、どうぞお楽しみに。「オーバーウォッチ 2」を構成するものは数多くありますが、その中でもコミュニティは最も重要な要素です。今後もフェアプレイと思いやりの精神で、このコミュニティを大切にしていただけると幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします!

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