今尚レジェンドプレイヤーとして活動を続けるDiyaが中国サーバー復活についてコメント。その内容がとても印象的だったのでここで紹介したいと思います。
NetEase invited many people in the pro scene to write something about the return of Chinese server. I want to share what Diya wrote because it’s quite touching.https://t.co/cwvRkENBQe pic.twitter.com/AaeqgK84Dg
— Emerali (@EmEmerali) February 19, 2025
Diyaについて簡単に触れておくと、2018年にShanghai Dragonsの一員としてOWLでプレイしていたDiyaは、Shanghaiのリーグ開幕40連敗という黒歴史を知る一人です。
その後、コンテンダーズチームに降格され失意を味わったDiyaは、長期休養の後、2022シーズンにLos Angeles Valiantで復活を果たし、OWL解散後もプロとして中国シーンのトップに君臨しています。
私が初めてオーバーウォッチをプレイしたのは2016年の中国の国慶節でした。友人が3回勧めてきましたが、3回とも断りました。当時、私は月500元で髪を洗う仕事をし、月900元で配信をしていて、ゲームの値段は198元でした。そのため、国慶節に無料だったときにOWを始めることにしました。
それから10年間プレイを続けることになります。
プロシーンに入った当初、私はウィンストンを使っていましたが、コーチにキャスディに変えるよう言われました。タンクからDPSに変更したのは偶然でした。その後の話は、よくある古い話です。チート疑惑をかけられ、OWLに加入し、連敗し、控えの選手となり、コンテンダーズに降格され、長期の休養を強いられ、プロシーンに再び戻り、そして初めてのOWLでの勝利を手にしました。
若かった頃から父親になるまでの10年間を(※2020年に結婚)、わずか数個のコンマと30数個の単語で表現することができます。時々、世界が私をからかっているように感じます。人生のどん底に達したと思うたびに、さらに深い谷が私の下で待ち構えています。自分を証明しようとすればするほど、失敗してしまいます。
しかし、私はそれを受け入れたくありません。なぜ私が脚光を浴びる存在になれないのでしょうか?諦めたくありません。奈落から抜け出す道が見えなくても、私にはまだ最後の手段が残っています:進み続けること、立ち止まらないこと。
2022年、私は初めての勝利を手にしました。人々は私にいつまでプレイするのかと尋ね、私は最後のプロプレイヤーが引退するまでプレイすると答えました。しかし結局、中国のサーバーが閉鎖されました。私の言葉が不幸にも現実となってしまいました。
これで終わりだと思い、そのとき私は父親になりました。しかし、中国のサーバーが復活するというニュースが希望をもたらし、プロプレイヤーとしてゲームに戻ることができました。
努力を続けることが成功を保証するわけではありませんが、諦めればそれは必ず失敗に終わります。過去10年を振り返ると、数え切れない危機と苦難を経験してきましたが、私はまだここにいます。10年前、一匹のゴリラが私にオーバーウォッチに参加しないかと尋ねました。中国サーバーが復活する今、今度は私が皆さんに尋ねる番です。
中国でのOWサービス再開に合わせてOWCS CHINA開催も決まり、OWCS CNでは3月1日からオープン予選がスタートします。
既にOnce Againほかいくつかのプロチームもロスターを発表していますが、Diyaはサウジアラビアを拠点にするROC Esportsの一員として参加します。