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マーベル・ライバルズで「スマーフ行為」により、実際にBAN処分を受けたとの報告がRedditにポストされました。
Banned until end of season for “smurfing” even though I am a returning player who deranked due to inactivity.
byu/poorF2Pnoob inmarvelrivals
長期休止中のランク降格から復帰したプレイヤーだけど、“スマーフ行為”としてシーズン終了までBANを受けた
ペナルティ通知
システムによる徹底的な検出と手動での確認の結果、あなたのアカウントが最近、スマーフ行為に関連する違反を行ったことが確認されました。そのため、以下のペナルティを実施します:
- シーズン禁止:現在のシーズン終了まで、あなたのアカウントはランクモードへの参加が停止されます。
- ランクリセット:今シーズンのあなたのランクおよびスコアがリセットされます。
公平なゲーム環境を維持するため、ゲームルールの順守を強くお願い申し上げます。ご不明な点やさらなるサポートが必要な場合は、どうぞカスタマーサービスチームまでご連絡ください。
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私はS1.0以来プレイしていなかった復帰プレイヤーです。ランクはセレスティアル(GM相当)からダイヤモンド、そしてゴールド/シルバーまで下がってしまいました。友人たちと数試合プレイしたところ、「スマーフ行為」で1時間の一時停止処分を受けました。後で再度ログインしようとしたところ、その停止時間が自動的に延長され、今朝起きてみると「徹底したシステム検知と手動での確認の結果」として、シーズン終了までBANされていることがわかりました。ゲーム内のボタンからサポートに連絡を試みましたが、まったく役に立ちませんでした。
今回BAN処分を受けたプレイヤーこのように主張しており、実際に今年2月から7月12日までプレイしていないことを証明する画像も公開しています。
マーベル・ライバルズではオーバーウォッチで言うところの認定マッチがないため、シーズンごとにランクがリセットされると、シーズン3以降、全員が7ティア降格した状態でスタートします。
認定マッチがあれば、このプレイヤーの実力をある程度システム側で把握することが可能ですが、今回のケースでは、「徹底した手動レビューによるBAN措置」とはいえ、何らかのエラーにより、スマーフィングとみなされた可能性も捨てきれません。

先日の記事でもお伝えしたように、マーベル・ライバルズでは、スマーフ行為が処分対象として警告を受けるこが明らかとなりましたが、このスマーフ対策がまだ新しいシステムであることを考慮すると、誤検知の可能性は十分考えられます。
一方で、このプレイヤーがプレイを休止していた間に別のアカウントでプレイしていた場合は、IPアドレスなどから、スマーフィングかどうかを見極めることは、少なくとも技術的には十分可能です(PC房などの共有PCを除けば)。
仮定の話として、休止中に別のアカウントで高ランクを回していたプレイヤーが、以前使用していたアカウントが長期休止によるランクのリセット減衰により低ランクになったことを利用して、「故意に低ランクでプレイしている」と、レビューで評価された可能性も考えられます。
現状では、このユーザーがどこまで真実を語っているのか、それともやはり誤検知なのか、どちらも考えられるケースではありますが、いずれにしても今回の件では、運営がスマーフ行為に対して実質的な処分に踏み切った点を評価すべきとの声も少なくありません。ゲーム体験の健全化のためにも、スマーフ行為を厳しく取り締まる姿勢は重要です。
ただし、今回のように誤検知の可能性が否定できないケースが発生している以上、運営側にはBAN解除の申し立て手続きや再調査の保証を徹底することが強く求められます。ユーザーが正当な理由でアカウント停止を解除できる透明で公正なプロセスが整備されていなければ、不信感を招きかねません。
また、マーベル・ライバルズでは認定マッチが存在しなたいめ、シーズンごとに全員が低ランクからスタートする現行のランクシステムでは、とくにシーズン序盤ではプレイヤーの実力を適切に査定するのが難しいという構造的な問題も露呈しています。今後は、スマーフの誤検知を減らすためにも認定マッチの導入や、スマーフ行為を定義するためのガイドラインなど、ランクシステム全般の見直しが必要と言えるでしょう。
こういった点も踏まえると、マーベル・ライバルズで導入されたスマーフ対策には、まだ課題も多いものの、スマーフ行為に対して毅然とした姿勢を示すという点では、オーバーウォッチをプレイしているユーザーにとっては、非常に頼もしく見えるのも確かです。