[OW2] マクロソフト「AIコーチングの使用が『不公平』か否かはゲーム開発者が判断すべき」―AI開発にはBlizzardも協力

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先日お伝えしたマイクロソフトのゲーマー向けAI“Copilot for Gaming”ですが、マイクロソフトによると、これらのAIアシスタント機能が「不公平」かどうかは個々のゲーム開発者が判断すべきと説明しています。

先日公開されたデモンストレーションでは、ゲーム中にAIがリアルタイムでコーチングする場面も見られましたが、現在サンフランシスコで開催されているGDCの質疑応答にて、マイクロソフト側はこれらのツールの使用が「不公平」かどうかは最終的にゲーム開発者側が判断すべきと述べており、必ずしも不公平なアドバンテージを与えるとは考えていないとのスタンスを明確にしています。

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一部のタイトルでは既にサードパーティによるアシスタントツールは「不正ツール」として使用が禁止されており、最近ではマーベル・ライバルズがLoLで愛用されているアプリケーション”Blitz”を「不当なアドバンテージを与える」ものとして使用を禁止しています。OWでも過去にプレイヤーのスタッツをリアルタイムで分析するツールを使用したことでBANを受けた事例があります。

AIアシスタントは明らかな不正行為であるチートツールとは一線を画すものであり、上記のような統計ツールとも趣は異なりますが、AIアシスタントの使用を認めるか否かは、最終的に運営開発の判断に委ねられることになります。

ちなみに、”Copilot for Gaming”開発にあったてはBlizzardも開発に協力しており、オーバーウォッチのゲームアシスタントに関しては、ガイダンスなどOW開発陣からアドバイスを得ていたそうです。

“Copilot for Gaming”はモバイル版からXbox Insider向けにテストを開始し、フィードバックを得ながらXBOXプラットフォーム全体に展開していく予定とのことです。

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