元OWLコーチのSpilo氏による、メインサポートとフレックスサポートの定義と、数多くのメタにおいて、メイン/フレックス構成が定石とされる理由についてのポストを紹介します。
the definition of main vs flex support is players traditionally played brig/lucio, and which have not, but I think an important question that has been missed is WHY the person who plays Lucio plays Brig.
Hint: why has long+ short ranged DPS combo been nearly perma-meta in OW?
— Spilo (@Coach_Spilo) June 12, 2025
※印は筆者による注釈
メインサポートとフレックスサポートの定義とは、そのプレイヤーが従来からブリギッテ/ルシオをプレイしてきたか否かという点にある。だが、見落とされがちな重要な問いがあると思う。それは、「なぜルシオを使う人がブリギッテも使うのか?」ということだ。
ヒント:なぜオーバーウォッチでは、長距離+短距離DPSのコンボがほぼ常にメタなのか?
より戦術的(かつ選手個人に依存しない)観点からメインサポートを定義するならば、ブリギッテ/ルシオはショートレンジのスペースを制圧/コントロールするために使われ、フレックスサポートヒーローはより開けたスペースを担当するということになる。
特定のヒーローによる特異なメタではこのルールが崩れることもある(DPSで例えるなら、OW1のダブルスナイパー構成ではショートレンジのエリアを取れるDPSが不在だったように)。しかし、90%のメタではDPSとサポートの両方に、近距離のスペースを制圧できる役割と、その逆(※長距離)を制圧できる役割が存在している。
新しいサポートヒーローがメインかフレックスかを見分けるごく簡単な基準が欲しいなら(そもそも、そのような定義に大した意味はない、という答えを除けば)答えはこうなる:「このヒーローのキットは近距離向けか、それとも遠距離向けか?」
ダブルフレックス構成がいつ、そしてどこで使われるのかに気づければ、あなたはこのテーマをよく理解している。たいていの場合、それは特定のヒーローが調整不足で極端に強くなっており、その結果「ハイブリッド(※ここでは役割の違い)」がどうでもよくなっている時に起きる(例えばダブルスナイパー構成など)。
あるいは、ショートレンジのスペースがあまり重要ではないマップ(例えばドラドやサーキットロイヤル)でもそうした構成が採用されやすい。
それからもうひとつ、なぜOW1でモイラ/ルシオのコンボがメタになったことがあるのか答えられるだろか?もし、遠距離サポートにそれほどの価値があるなら、なぜこのコンボは一時的とはいえ構成の定石を崩すことができたのだろうか?
リプ欄からの回答:それはモイラ/ルシオ構成が極めて速いテンポのプレイを可能にしたから。ラッシュのスピードが速すぎて遠距離ヒーローでは対応する前に潰されてしまうから。モイラの短距離での回復量の多さ、そして彼女自身が倒されにくいことがそれを可能した。
そのとおり!それに加えて、近距離でのサステイン(※持続的な回復量)が尋常ではなかったため、長距離のスペースは争わずに“ごまかす”ことが可能で、なおかつ強引に目標を抑え込むことが可能だった。
リプ欄からの回答:ルシオ/ブリギッテをプレイする選手が多いのは単にどちらもブープがあるからだと思ってた。
イエス!近距離でのユーティリティ性能=近距離でのスペース制圧/拒否する能力ということだからね