[OWCS] TopdragonがSleyのVARREL加入の経緯を語る-TD、Belosrea、Jaewooら3選手の対談の模様まとめ

Overwatch Champions Series

VARREL所属のTopdragon選手とVirtus. proに所属するJaewoo選手が、Belosrea選手(現ROC Esports)の配信にボイスチャットで出演。その配信コメントの翻訳になります。

Redditに投稿された英訳から翻訳しているため、実際の内容やニュアンスと異なる場合があります。

Belosrea/Topdragon/Jaewoo stream translation
byu/LleuLlawR inCompetitiveoverwatch

尚、OWCSステージ3ではTopdragonがWold Final行きを決めたものの、BelosreaとJaewooの2人は残念ながら各地域プレーオフで敗退しています。

Belosrea、Topdragon、Jaewooの対談コメントまとめ

TopdragonのGen.G → WAY移籍について

TopdragonはVARREL加入前の今年4月にGen.Gから短期間ながらWAYに加入。そのGen.Gに移籍したWhoruの後釜という、トレードに近い形での移籍でした。

Topdragon:「まず言っておくけど、Gen.Gを悪く言うつもりはない。ただ当時の話をしてるだけだから」
Belosrea:「そんな前置きするってことは、だいぶ言いたいことあるんじゃない?」
Topdragon:「韓国でブートキャンプをしてて、スクリムでもけっこう良かったんだ。Falconsにも勝ったし、CRにも3-2で勝った。レギュラーシーズン中もパークが実装されるまでは調子が良くて、Al QadとTMにも勝ってた。でもマウガメタが来て、もうどうしようもなかった。ヒットスキャンがいなかったからね。メタはマウガ+ヒットスキャンだった」
Jaewoo:「Gen.GとVPが杭州に行くと思ってたよね」
Topdragon:「そう、“僕たち以外に誰が行くんだよ”って感じだった。でも結局行ったのはAQだった。それでステージが終わって、自分はカットされた。理由はNDA(守秘義務契約)があるから言えないけど、解雇されたんだ。それで引退しようかと思ってた…チャットが『杭州行けたはずじゃね?』とか言ってるけど、あの人BANしていい?」
Belosrea:「うちらも同じ感じだったよ。Weiboと自分たちが杭州に行くと思ってた。2-0になるまで本気でそう思ってた」
Topdragon:「とにかく、自分は切られて、休んでたらWAYから連絡が来たんだ。“SOOP Cupに出るフレックスDPSがいない”って。で、オファーを受けたら、WhoruがGen.Gに行ったってわけ。正直、WAYの連中には裏切られた気分だった。みんな“トレードだ”とか言ってたけど、は?トレードって何?僕はクビになったんだよ!正直、WAYに行く必要なんてなかった。あそこは給料も出ないし。でも“来てくれないとSOOP Cup出場を諦める”とか言われて。『誰でもいいだろ、準決勝くらいまでは行けるって。他の人雇いなよ』って言ったんだけど、Leesoominが“お前なしじゃやらない”とか言い出して…それなのに“なんでWhoruとTopdragonをトレードしたんだ、Whoruの方が全然上じゃん”とか言われてさ、いやだから僕はクビになったんだって!本当はWAY行きたくなかったんだよ、Whoruの代わりになるって形だったし。彼のこと好きだったし、本人も謝ってきて、しかも“自分の代わりに出てくれ”って頼んできたんだ。Whoruの代わりになりたいと思う?Whoruは一人でT1をボコボコにしたんだよ。そんな彼の代わりに出たいなんて思う人いる?思わないでしょ」

=Jaewooがボイスチャットに参加=

Topdragon:「“世界大会行けなかった組のボイチャ”?何言ってんの、僕は世界大会行ったぞ。とにかく、SOOP CUPではWAYで出場して、ここにいるJaewooにボコられた。でもNTMRには勝ったんだ。NTMRは杭州でCRに勝ってたけど、正直そんなに強くなかった。5対3で倒したよ」

=Illusion(CRのパートナーストリーマー)がボイスチャットに参加=

Topdragon:「ちょっと聞きたかったんだけど、なんでうちらの試合をミラー配信しなかったの?」
Illusion:「いや、今は編集してくれる人がいないから、自分で編集しないといけなくて…」
Belosrea:「つまり、お前たちの試合に割く時間の価値はなかったってことだな」
Illusion:「でも最初の試合は自分だけがミラー配信してたじゃん」
Topdragon:「Belosreaも配信してたと思うけど。じゃあ彼のことは人間扱いしてないってこと?」
Belosrea:「中国6位ってことは、人間扱いされなくてもしょうがないな」
Topdragon:「Jaewooも6位だよ」(※JaewooのVPはEMEA 5-6位、プレーオフではGen.Gに3-2で敗れ敗退)
Belosrea:「いや、Jaewoo担当のマップは2つとも勝ってた。悪いのはShockwaveのせい…冗談だよ!でもJaewooが出たマップでは勝ってたんだ」
Topdragon:「じゃあ次はJaewooの話を聞こうか」
Jaewoo:「スクリムでは勝てそうだと思ってたけど、TMに負けてから雰囲気がおかしくなったんだ」
Topdragon:「ちょっと気になってたんだけど、最後のマップは自分では出たいと思っていた?」
Jaewoo:「考えはしたけど、スクリムでそのマップの練習はしてなかったし、最後の試合だったから、練習してきた通りにやった方がいいと思った」
Topdragon:「もしそのマップに出てたら勝てたと思う?」
Belosrea:「はい次の話題いこう!」
Topdragon:「え?そこが一番聞きたいところなのに」
Belosrea:「いや、まだ若いんだからそんなに問い詰めないほうがいい」
Topdragon:「もう心の中では答え出てるでしょ?」
Belosrea:「あの試合を見てた人はみんな同じ答えだと思うよ」
Topdragon:「じゃあBelosrea、Milk Tea戦はどうだった?」
Belosrea:「正直、自分は交代させられるべきだったと思う。Bilidengを切った時点でうちはもう終わってた(※Bilidengは5月にTeam CCに移籍、中国で最も期待されている若手オフタンク)。ステージ1では彼が一番の補強だったと思ってる。Bilidengにボコられてる時、LeesoominやProphetがSeoul Dynastyをクビになった後に、彼らにボコられたのを思い出した。PTSDが再発したよ。チームをクビになると実力が200%くらい上がるんだろうね」
Topdragon:「Gen.Gが行けるといいなとは思ってた。試合見てたけど、選手がDCしても運営側が試合を止めなくて、“Pepsが運営に賄賂でも渡したのか?”って思ったよ。あれ韓国で起きてたらWDGは大炎上してたよ。“止めてくれ、あと5秒でGen.Gが壊滅する”て状況なのに”あ、そう”て感じだった」
Belosrea:「Gen.Gがあと5秒で壊滅、そしてTopdragonがあと5秒でブチ切れる」
Topdragon:「なんで僕がブチ切れるんだよ、僕はストックホルム行きを決めたのに」
Belosrea:「あ、ごめん、切れそうなのは自分だった」

Gen.GはEMEAプレーオフでTeam Pepsと対戦しましたが、エースのXzodyalに回線トラブルが発生し、一時同選手抜きで戦うなどの影響から3-0で敗れ、世界大会出場を逃しています。

Illusion:「Eich(アイヘンヴァルデ)で負けたあと、本気で泣いたの?」
Topdragon:「いや、握手した時に顔は真っ赤だったけど、泣いてはいなかったよ」(※EWCでBelosreaのいたROCと対戦し、VARRELの世界大会初勝利に貢献)
Belosrea:「ストレスがヤバすぎて、泣くことすらできなかった…いや、もしかしたらROCファンが投げたトマトだったのかも」
Topdragon:「そうそう、会場は完全にROCのホームだった。ブーイングされた時はマジでびっくりした。最初は人種差別かと思ったけど、サウジ以外のチーム全部にブーイングしてた」
Belosrea:「自分はサウジのチームにいたのにブーイングされたけどね」

Topdragon:「来年はどうする予定?」
Jaewoo:「行けるところならどこでも行くよ。LFT ALL」(※一応、VPから退団したという公式発表はまだありません)
Belosrea:「自分は兵役に行かなきゃいけないから、国外には出られないんだ」

Jaewoo:「自分たちは絶対にストックホルムに行けると思ってた」
Topdragon:「自分も杭州に行けると思ってたよ」
Belosrea:「自分は全メジャー大会に行けると思ってた」
Topdragon:「それは自分もそう思ってた。実際、ROCからオファーが来て、“これはすごいぞ”って思ったんだ」(※ROCからも過去にオファーが届いていたらしい)
Jaewoo:「うん、ROCは契約条件がいいって聞いた」
Belosrea:「自分は…いや、これ言っていいのかな?」
Topdragon:「なんでダメなの?いいじゃん、言えよ(笑)」
Belosrea:「いや、これ言ったら兵役どころか、借金返すために炭鉱送りだよ。でもトライアウトの話くらいならいいか。うちのラインナップにはSpectraとApritaがいた。MN3もトライアウトを受けてたんだ。もしMN3とApritaがいたら、目をつぶってても勝てると思ってた。でもMN3は兵役に行って、ApritaはWeiboに行った。Choisehwanがいたのはまだ良かったけど、最終的なチームリストは聞かされてたのと違ってた。Lengsaはいたけど、他のメンバーは…Mollyはトライアウトしてたけど、Diyaは一度も見なかった。2人とも引退したんだよね? もうこれ以上言わなくても分かるでしょ?」(※これは今年ステージ1前の話と思われます)
Topdragon:「じゃあもしDiyaとEileenから選べたら、どっちを取ってた?」
Belosrea:「Eileenは実はステージ3でうちのトライアウトを受けてた。加入してほしかった。すごく良かったよ」
Topdragon:「彼、中国人選手でタイトルを獲得した唯一のスタメンだよね」
Belosrea:「そうそう。しかも英語もすごく上手いんだ」

Eileenは元Guangzhou Charge所属で、OWL以前から活躍していた元ゲンジ/ソンブラメインのレジェンドながらヒットスキャンもこなします。2019年のOWWCでは中国代表として準優勝。ステージ3ではMilk Tea所属。

Illusion:「みんな混成ロスターでプレイしてたけど、言語面はどうしてたの?特別な合言葉とか使ってた?」
Belosrea:「実際、そういうのはあったよ。“앞에 fight”(前でファイト)みたいなやつ。でも結局、コミュニケーションの問題が多すぎた。コミュニケーションって話すことだけじゃなくて、聞くことでもあるからね。韓国人と中国人が英語で話すと、誰も聞いてないんだよ!誰も母語で喋ってないからさ。中国語を勉強しておくべきだった。英語でコールしようって決めた時点で、うちは6位が運命づけられてたね」

Jaewoo:「自分の場合、シーズン序盤は英語があまり上手くなかったんだ。英語でブリーフィングはできるようになったけど、ショットコールは苦手で。そもそもプレイ中に自分でショットコールするタイプじゃなかったし、それを英語でやるのはさらに難しかった。去年はBelosreaがうちのショットコールをしてくれてたから、自分がやる必要もあまり感じなかった」
Topdragon:「それはおだててるの?」
Jaewoo:「まあ、どっちも6位だからね」

Topdragon:「去年のEWCのあと、EMEAに行ったんだ。理由は、韓国でやってても上位チームに入らない限り何も得られないから。下のチームは上位チームの練習台にされるだけで、長期的には何の意味もない。だから英語を学ぶためにEMEAの下位チームに行った。英語は人生でも役立つスキルだからね。実際、そのチームは16位から6位まで上がったんだ。英語を学びながら、自分もそのチーム―Vision EsportsがサウジリーグでTwisted Mindsを倒して優勝するのを助けた。で、チームが“やっぱり韓国人が必要だ”って気づいて、自分に一緒にやらないかって声をかけてきた。でも、もっと成長したいと思ったから、オーバーウォッチの実力を伸ばせるチームに移ることにした。それがGen.Gだった。正直、Gen.Gには良い面も悪い面もあったけど、Crustyコーチからは本当に多くを学んだ。彼のことは尊敬してる。マウガメタじゃなかったら、うちらが勝ってたと思う」
Jaewoo:「あそこのハザードとゲンジは強かったよね」
Topdragon:「うちのハザード・ゲンジ・シム・トレーサー構成も良かった。CRにはそれで勝った。“MagのD.Va何だったんだよ”って言われたけど…まあ、その件についてはノーコメントで」
Jaewoo:「でも彼、良かったと思うよ。そんなに悪くなかった」
Topdragon:「D.Vaを出したのは、構成的に噛み合ってたからだよ」

Topdragon:「日本語に関しては、本当に基本的なことしか知らなかった。数字とか、右と左とか、そういうレベル。でも自分が強く信じてるのは、どこへ行っても“その国の言葉を学ぶべきだ”ってこと。日本のリーグに行くなら日本語を学ぶ。中国のリーグに行くなら中国語を学ぶ。これは絶対だね」
Belosrea:「じゃあなんでその時に教えてくれなかったんだよ!」
Topdragon:「言ったでしょ、でもお前のチームの中国人選手が“英語でやる”って決めたって。とにかく、Sleyを選んだんだ理由もそういった経緯からだよ。Varrel側から“もう1人インポート枠が使える”って言われて、最初はタンクを探してた。でもKSGがいればそれ以上は必要ないと思ってたし、当時Sleyはよく配信してたんだ。それに日本語の資格も持ってた。だから連絡して“日本のチームでプレイしてみない?”って聞いたら、“給料もらえなくても出るよ”って言ってくれてさ。どのチームか聞かれたけど、最初は言いたくなくて。でもVarrelだって言ったら、“ヒョン(兄貴)!”って(笑)。トライアウトの時は全然喋らなかったけど、日本語の資格取ってから結構経ってたし、自分が“おい、ちゃんとコールしろよ。お前日本語喋れるって伝えてるんだから”って言ったんだ。そうやってSleyがうちのチームに入った。で、自分が日本語覚えれば、みんな日本語でコミュニケーションできるだろ?よく使う言葉から始めて、ここまでやってきた。言語って努力すれば必ず上達すると思う。もし上達しないなら、努力が足りないだけ。通訳なんて付けたらダメだ。誰かに訳してもらってるうちは絶対に上達しない」

Topdragon:「Belo、中国語を勉強しておけばよかったのに。そうすればもっと中国で大金が稼げたのに」
Belosrea:「冗談抜きで、ちゃんと勉強はしたよ。でもあっちが望まなかったんだ。1か月くらいは頑張ったけど、結局2倍喋らなきゃいけなくなった。ステージごとにDPSが毎回変わるんだよ?そんな状況でどうやって中国語を教えるっていうの?」
Topdragon:「お前、優しすぎるよ。それは彼らが中国語を覚えなかったせいだ。ちゃんと数えてみなよ、自分のチームに中国人選手は何人いる?」
Belosrea:「3人!」
Topdragon:「韓国人は?」
Belosrea:「2人!」
Topdragon:「じゃあ、どの言語で喋ってる?」
Belosrea:「英語!だからうちは6位なんだよな」

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