OMNIC METAのゲーム内メタリポートが更新されていたので簡単に紹介します。
”http://www.omnicmeta.com/2018/01/overwatch-hero-meta-report-pc-jan-17.html”Big Movers this Meta Report
前回のリポートから最も変化があったのがサポートロールで、タンクにも変化が見られる。マーシーはすべてのティアーで平均13%上昇し再びマストピックに近い存在となっている。モイラはブロンズ～ゴールドで+8%、ゼニヤッタはダイア～GMで+13%上昇しており、ティアーによっては大幅に増加している。タンクではついにオリーサがメタの一員となり、全ティアー平均で9%、ダイア～GMでは11%上昇している。尚、DVAは+6%、ロードホッグは+4%の伸びを示している。
モイラとゼニヤッタが上昇した一方で、アナとルシオが著しく下落している。アナは全ティアー平均で-9%、ダイア～GMでは-14%も落ち込み、バフ前の水準に戻っている。プレイヤーはアナのバフが十分でなかったことに気づいたようだ。同じく勢いに翳りを見せているルシオはオフサポートの座をゼニヤッタとモイラに奪われこれまでで最も低い使用率が続いている。ザリアは全ティアー平均で-7%下落し現在は最も人気のないタンクとなっている。シーズン7ではメタヒーローのひとりに復帰したラインハルトは高ティアーで-8%下落し、シーズン8ではオリーサにその座を奪われつつある。
Current Hero Meta Trends in Overwatch
シーズン8のメタシフトは主にサポートとタンクで起きている。概して、DVA、ロードホッグ、オリーサのプレータイムが大幅に伸びている。パイレーツシップに代表されるようなダメージ＆スパムコンプの存在もあり、稼働時間の長いオリーサのシールド需要が増えている。また各ティアー満遍なくサポート2枠が常にゲームで使われていることも見逃せない。
マーシーが今でも最もポピュラーで強力なヒーローであることに変わりはなく、ブリザードは三度目のナーフを予定している。マーシーの使用率がシーズン8で再び増加したのはアナのダメージバフが十分でなかったこともあるが、そのアナの競争力は大幅に落ち、彼女の使用率はほとんどのティアーで20％を切っている。またルシオも同様にほとんどのティアーで20%を切っている。最も一般的なサポート構成はマーシー/ゼニヤッタで、マーシーの代わりにモイラがメインヒーラーとして選ばれるか（低ティアー）、ゼニヤッタとオフヒーラーのスポットを争っている。また、ブロンズ～ダイアでは、モイラはおおよそ2試合に1回の割合で自チームで選ばれている計算になる。一方ゼニヤッタはマスターやGMなどの高ティアーで好まれている。
タンクは上記パイレーツシップやジャンクラットのようなスパムメタにおいて、オリーサの回転率のよいシールドの需要が増している。また、マスターとGMにおいて勝率は全ヒーローで最高を誇っている。一方でオリーサは全てのマップで万能といったヒーローではないため（アサルトの攻撃側など）、プレイヤーはまだ彼女の用途について試行錯誤している部分がある。ラインハルトは低ティアーで未だにポピュラーなヒーローだが、高ティアーではオリーサやウィンストンがメインタンクとして選ばれている。DVAは依然として最もポピュラーなタンクヒーローで、ロードホッグもスパム＆シールドメタの増加に伴いシールドの破壊役として重宝されている。今シーズンはオリーサ/ロードホッグといったタンクコンプを目にする機会が増えているが、一方でザリアの使用率は急速に衰えを見せている。
DPSについては前シーズンと比べて特に変化はなく、一般的に言えば、ソルジャーとジャンクラットが最もポピュラーなヒーローであり、後者は今シーズンも勝率が最も高いヒーローのうちの一人だ。既にコンカッションマインのナーフも予定されているので近い将来にメタに変化があるかもしれない。高ティアーでは引き続きマクリー、ゲンジ、トレーサーといったスキルキャップの高いヒーローが好まれており、使い手次第ではゲームをキャリーすることが可能なヒーローといえる。低ティアーではリーパーのように自己回復の手段があるか、ファラのように相手からすると扱いずらいヒーロー（特にファラマーシー）がポピュラーなようだ。またヴァルキリーマーシーへの対処を可能にするウィドウメーカーやマクリーといったヒーローも、高ティアーでは高いメカニカルが要求されるものの、現在のメタで一定の存在価値を示している。今シーズンはドゥームフィストの使用率が増えており、特に高ティアー（GMで+5%上昇）でこれまでよりも目にする機会が増えている。
各ティアー毎の使用率チャートはOMNIC METAのリポートページを参照してください。
