サンフランシスコとヴァンクーバーがステージ3で起きているメタのシフトにどのように対応しているかを分析するCaptainPlanet氏の記事。
ますはステージ3のヒーロー使用率の推移。今週になってソンブラとアナの使用率はさらに上昇。ここでは、ベイブレードの名付け親でもある同氏はソンブラ、アナ、ブリギッテ、ルシオ、ラインハルト、ザリアで構成されたコンポジションをソンブラーナ(SombrAna)と呼んでいる。
そのソンブラーナの各チームの集団戦勝率(ステージ3)。ソンブラのイメージが強いボストンや上海はこの構成をあまり使っていない。NYXLやヴァンクーバーの上位陣がソンブラーナを使いはじめた一方で、サンフランシスコはソンブラーナではなく、バティスト3-3という独自のコンプを採用している。
サンフランシスコのバティスト3-3とヴァンクーバーのソンブラーナの集団戦勝率の推移。どちらのチームも山あり谷ありの軌跡を描いてはいるが、サンフランシスコがヒューストンにショッキングな敗戦を喫したと同時にヴァンクーバーがソンブラーナ構成を使いだしことは興味深い。
ヴァンクーバーの問題点はSMSのソンブラよりもパッシブなJjanuのザリアにあり1、アグレッシブなザリアを必要とするヴァンクーバーはSMSをザリアに戻し、ソンブラにStitchを起用する。これはNYXLがMekoを下げてSBBをソンブラに起用したアプローチとまったく同じ。
Stitchのソンブラ起用が功を奏し、ヴァンクーバーがEMPを使用した時の集団戦勝率は84%。これは同チームがソンブラ構成を使った時の集団戦平均勝率を28.7%上回っている。
Rascalあっての構成ともいえるバティスト3-3を採用しハンターズ戦で敗れたサンフランシスコだが2、この試合ではソンブラーナを相手にした場合、通常の3-3構成では16.7%だった集団戦勝率は、バティスト3-3構成では66.7%もの勝率を残している。そしてその後のロンドン戦でもバティスト3-3構成を他のどのコンポジションよりも多く使っていた。
現時点ではバティスト3-3構成はサンフランシスコ独自の構成であり、その点では今季のハンターズのように他のチームにとっては練習しずらい構成のためにアドバンテージがあるとも言えるが、この点に関してはヴァンクーバーも4DPSのゼロタンク構成というユニークな構成を機能させたりもしているので、必ずしもソンブラーナだけに固執しているわけではなく、トップチームはメタの変遷にあわせて独自の道を模索しはじめている。