投資家、ディズニーはアクティビジョン・ブリザードを買収すべき

Gerber Kawasaki Incの投資アドバイザーNick Licouris氏は、ウォルト・ディズニーがアクティビジョン・ブリザードを買収すべきとブルームバーグ誌上で自身の見解を明らかにしている。

ディズニーは既にアクティビジョン・ブリザードとはオーバーウォッチリーグを通して関わりを持っている。同リーグは昨季からディズニー傘下のESPN、ディズニーXD、ABCでの試合放映を開始している。

また、今年2月にJPモルガンは、ゲーム業界のレバリッジが急速にモバイルにシフトしていることから、アップル社の潜在的な投資対象としてアクティビジョン・ブリザードに注目している。

Licouris氏は、投資家にとって理想的なことは、今ディズニーによるアクティビジョン・ブリザードの買収が実現することであると述べている。同氏の投資会社であるGerber Kawasakiはアクティビジョンの株式を約90,000株(430万ドル)を保有している。

ディズニーは過去にPlaydomやClub Penguinのゲームプロジェクトが成果を残さなかったことから、現在はEAなどパブリッシャーへのキャラクターのライセンス事業にシフトしている。そのため、すぐにディズニーが買収に動くことはないかもしれない。

アップルは最近になってアップルアーケードを発表し、今秋のサービス開始に向けて大量のゲームタイトルを送り込もうとしている。

株価が43%もの下落を見たアクティビジョン・ブリザードだが、その企業価値は約370億ドルという莫大な額だけに、仮にディズニーやアップルが買収に動くとしても大きな決断を迫られることになる。

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