So, had a few people message me telling me that some websites have had the Overwatch League stream running as an ad on them. Can anyone else confirm this? pic.twitter.com/mUFe1hgmgW
— Richard Lewis (@RLewisReports) 2019年9月14日
OWLがTwitchのライブ配信をネット広告に出しているとの情報が寄せられたとする、esportsジャーナリストRechard Lewisのツィート。言うまでもなくアンチActivision Blizzardとして知られている人物。
画像を見る限りEaterというサイトに本日の試合を配信広告として出していたそうですが、他にも目撃情報があれば教えてくれと余計なことをしてくれています。
実はこのTwtichのライブ配信を広告に出してviewershipを稼ぐ”埋め込み手法(embed)”が以前からKotakuで指摘されてまして、トラフィックの多いサイトにライブ配信映像を広告として流すことにより、それらが一瞬でも流れると視聴とカウントされ、viewershipがブーストされるという事例が過去にいくつかあったそうです。Battle.netクライアント上で試合のライブ配信が取り上げられると視聴者数が急激に増えるのと同じ理屈です。
特に有名のなのが、今年3月に開催された”Magic: The Gathering’s Mythic Invitational”で、この時はCurse系列の膨大なトラフィックを誇る関連サイト(Gamepedia、その他多数の提携サイト)で埋め込みが行われ、大幅にviewershipを稼いだと言われています(ピークで約16万)。
同じ手法は昨年のOWLグランドファイナルでも行われていたという関係者の証言もあり(上記Kotakuのリポート参照)、reddit、IMDB、Gamepediaなどトラフィックの多いサイトで埋め込みが行われていたそうです。
これらのオペレーションには上記のCurseが関わっていたそうですが、Gwent、Madden NFL、Fortniteといった他のトーナメントにも関わっていたらしい。このオペレーションがひとたび実行されると、ライブ配信のviewershipが10万から30万に跳ね上がることもあったとのこと(以上、あくまでも関係者による証言)。尚、このCurseは、過去にTwitchが所有していたネットワークで、現在はTwitchが引き続き所有するCurse LLC、そしてCurse Media(現在はwikiaを運営するFandomが所有)とその他の系列サイに分割されています。
Kotakuが以前この件についてブリザードに問い合わせたところ、オンレコでのコメントは得られなかったとしています。