日本がワールドカップ予選で対戦することになるイタリアとスウェーデンの簡単なプレビューです。コンロンビア、フィリピン、インドの存在は考慮してません。
イタリア
イタリア代表で最も実績のある選手がコンテンダーズEUのSamsung Morning StarsでプレーしていたオフタンクのDragonEddyですが、今回の代表では控え扱いで、9月のEUの大会でも2試合しかプレーしていません。前回大会はパリ予選でプレーしています。
同じくパリ予選でプレーしていたDPSのHearThBeaTはコンテンダーズのキャリアこそないものの、以前のプロフィールではSamuraiD選手と同じIostux Academy所属となっていました。
その他はほとんど実績のない選手ばかりなので、9月に18ヶ国が参加した「Monkey Bubble Eurocup Fundraiser」の試合で判断するしかありませんが、当方は見ていないので評価のしようがありません。
これがそのMonkey Bubble Eurocup Fundraiserでのイタリア全試合結果です。Clockwork Vendetta、British Hurricane、Phase 2といったコンテンダーズEUのメンバー擁するドイツ、Onigod、Dcod、Trackといった欧州でも名の知られたメンバーが選ばれたノルウェー、そして元パリのDanyeのポーランドを降して3位になった実力を考えると決して侮ることはできません。
Monkey Bubble Eurocup Fundraiser:
https://liquipedia.net/overwatch/Overwatch_MB_Eurocup_Fundraiser
https://www.over.gg/event/s/308/556/monkey-bubble-eurocup-fundraiser-group-stage
万が一イタリアではなく、インドが勝ち上がってきてもそれだけの実力があるチームということで、油断できない相手となることに変わりはないですね。
スウェーデン
一方、グループステージ進出の前に立ちはだかるスウェーデン代表ですが、前回大会からはDPSのSnilloを除き全員メンバーが入れ替わっています。チームを率いる元フロリダのCwooshはTeam Giganttiやパリアカデミーでヘッドコーチを経験しています。
エース格のSnilloについては、今季はフィリーの2wayになったものの、その分、アカデミーでコンスタントにプレーしており、トレーサーOTPのイメージは払拭されています。OWLグランドファイナルの舞台に立った選手だけにW杯でも十分実力を発揮してくるでしょう。
追記:
Snilloは今日発表になったフィラデルフィアの来季ロスターに名前がなかったので、このままフィリー退団の可能性もあります。彼にとっては他チームにアピールするためにも、かなり気合が入っているかもしれません。
ワシントンでタンクユニットを形成しているLullSiSHとELLIVOTEはビザの関係上リーグデビューは間に合わなかったものの、Vivi’s Adventure時代を含めると3年以上に渡りコンビを組んでいます。2人は幼馴染ということで私生活を含めれば付き合いはもっと長くなります。Angry TitansではそれぞれコンテンダーズEU優勝と準優勝も経験しているので実績でも申し分ありません。
ErkiもAngry Titansの元メンバーでLullSiSHとELLIVOTEとは長い間プレーしています。DPSながら3-3環境ではブリギッテを担当していましたが、率先してピックの穴を埋めるヒーロープールの広い選手だそうです。
フレックスサポートのEpzzはMayhem Academyでコンテンダーズを2シーズンプレー、最近まではコンテンダーズNAのRevivalでプレーしています。
ほとんど無名に近いRatはPhase 2とCopenhagen Flamesでプレー経験のあるヒットスキャン、同じく知名度の低いGustavはShu’s Money CrewやYoung and Beautifulに所属しながらコンテンダーズEUで着実にキャリアを積み重ねてきたメインサポートです。