先日開催されたグラディエーターズのDpeiヘッドコーチの膨大なAMAまとめからいくつから。これでもごく一部です。
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グラディエーターズの来季に向けた補強はまだ終わったわけではない。
来季のチームはスリムなロスターを保ち、控えや専門職と契約するよりも手持ちの選手の育成にフォーカスする。昨季のロスター(10名)よりも少ないだろう(現在7名)。
グラディエーターズ側がMothに興味はあるかと尋ね彼がイエスと答えた。プロセスはとてもシンプルだった。もっと若いタレントに目を向けることもできたが、彼が我々にとって相応しいプレイヤーであることは明らかだった。
Kevster個人のスキルと練習量はDecayのようなエリートに匹敵する。redditの彼に対する過剰な期待は理解しており、それに応えられることを願っている。
Kevsterは来年にLAに移ることになるだろう。チャットの彼は実在するのか?という問には会ったことはないがまさに本物の人物と答えている。
(補足:いまのところKevster本人の顔写真やフェイスカムは公開されておらず、配信やSNSでの発信も稀という謎めいた存在であることから、ファンの間ではAIやアンドロイドに女の子説まで浮上。本名はKevin Persson)
Muzeに興味を持ったのはFaceコーチがきっかけ。Talonで一緒だったこともありコーチはその頃からずっと目をつけていた。Muzeは多くの点でOgeと似ており、英語もエクセレント。MuzeとFaceに全般の信頼を置いている。
現時点ではスキルレベルはOgeのほうが上だが、長い目で見ればMuzeがベターであると信頼している。Muzeも今のredditでの評価は少し誇張されている。オリーサならMuze、ウィンストンならOgeがベター。
今オフの補強でチームが大金を注いだと思われているが、実際はOWL選手を他チームからバイアウトで買い取ったわけではなく1、ファンが考えているよりも補強費用はずっと少ない。MothもShuもFAとしてグラディエーターズ入りを選択したので移籍金は発生していない。
昨年もBirdingは常に良かった、Goats環境ではベストではなかっただけで、今年のパフォーマンスには驚いていない。Dpeiは自分が世界で一番のBirdringのファンと話している。
シーズン1のFissureとの一件についてはとても複雑な問題で一言で言うと、プレーオフを前にチームと彼は面と向かって物事を進めることができなかった。彼がプレーオフでプレーできる道も残したかったが、彼は折れず結局プレーしなかった。今でもFissureはシーズン1でコーチした中でお気に入りの選手のひとり。
シーズン2のプレーオフでは当時まだそこまでシグマが良くなかったVoidを起用するかでDpeiとコーチ陣の間で意見が割れた。DpeiはVoidはベンチに置くにはあまりにもクオリティが高すぎる選手と考え、一方コーチ陣はHydrationがベターと考えていた。ストレスが原因のとある出来事2さえなければグランドファイナルにも行けたかもしれない。ショックはともかくあの当時はヴァンクーバーやNYXLよりもベターだった。
昨季のプレーオフでチームはホッグ構成を低く評価していた。ヒューストンとのスクリムで初めてその構成を見たが、ヒューストンが別の低ランクのチームから拾ってきた構成だと考えていた。結局、この点に関してはヒューストンが正しかったが、他のトップチーム全てがウィンストンのラッシュ構成で勝てると考えていた。
Biggooseのモチベーションはシーズンを通して徐々に落ちていった。OWをプレーする時間はますます減り最終的に引退に至った。
DpeiはPaintbrushの放出がKevster獲得資金のために必要であったことを示唆している。放出はつらかったが、Paintbrushはダラスでレギュラーの座を手に入れたので結局双方にとってよいことだった。
Ogeは今でも素晴らしい選手と高く評価している。彼が思ったように事が運ばなかったのは残念だが、彼は意見の相違を受け入れていた。Ogeとは1年延長のオプションがあったが彼がFAになれるよう行使しなかった。DpeiはOgeが新天地を見つけた可能性を示唆している。
多くのタレントを抱えた9~10チームは上位に入る可能性があるが、その他のチームとの格差はさらに大きく広がることになると予想している。
最も警戒するチームはダラスで、EM出身者で固めたロスターはNBAの歴代オールスターと対戦するようなもの。
ダークホースは我々。韓国人選手がいないチームは全てタークホースといえる。ショック、上海、ソウル、フィリーの期待値は最初から高い。
Jjanuは新天地を見つけるだろうが、オフタンクのポジションは競争が激しいことも確か。
DpeiはCrustyコーチを最も尊敬しており、冗談まじりで神であると話し、彼がリーグ最高のコーチと考えている。
リーグで最もインパクトのある選手はProfit、Striker、Viol2t。Viol2tは他のフレックスサポートの中でも頭一つ抜けている。
Fdgodがリーグ最高のルシオかもしれないと評価。チームプレーはまだ荒削りで他のヒーローはそれほどでもない可能性もあるが、Mtohの代役としてはうってつけの選手。彼がビートを外すようなことはないだろう。
韓国人タレントの市場は飽和状態にあり(とくにDPS)、ベテランよりも才能が開花しかけている若手が好まれる傾向にある。NYXLの予想される補強方針も予算が背景にあったことを示唆している。来季は上位の争いがより熾烈になり、DpeiはNYXLが優勝を争えるとは予想していない。
当時ダラスに移籍したDecayは単純に韓国人チームへの移籍を希望していた。18歳の少年が外国で抱えるストレスを考えれば無理もなく、Decayがグラディエーターズ内で問題を抱えていたわけではない。
Superの去就については様子を見なければならない。SuperとViol2tが再契約するかについては自分は何もしらない。
グラディエーターズのコーチ陣容は固まっているのでBischuがすぐにコーチになることはないだろうが、彼は時間をかければとてもよいコーチになる。人間関係を築けることが彼の長所。
Hydrationのベストヒーローは本当に上手いが、昨今はダメージプレイヤーの競争が激しくただ上手いだけではなく、規格外の性能が必要になってくる。
Taiyoはメカニカル面(フィジカル)では最高の選手ではないかもしれないが、声出しのできる選手(calling player)であり、DpeiもCrustyも強力なコールアウトが出せる選手が大好き(love)。TaiyoがフレックスDPSであればよりベターであったかもしれないが、彼はまだメカニカル面でも成長することができる。BirdringやKevsterにもっと声を出すように発破をかけてはいるが、彼らの個性も尊重し妥協しなくてはならない。
いくつかのチームは多くの予算を注ぎ込んでおり、シーズン2のダラスには予算オーバーの噂があり、今年も大金を注いだのは明らか。フィリー、ショック、スパークなどの中国勢もかなりのかなりの予算を用意しているだろう。
リーグで最もインパクトのあるロールはメタに依存する。ただし、DPSやフレックスサポート、フレックスタンクにはその傾向があると言及。
チームは来年に高級街にあるアパートメントで生活する予定。チームのオフィスもそこから5分の場所にある。
オーバーウォッチはカジュアル勢と競技シーンに興味を持つ層を繋ぐことに苦戦している。LoLと比較してもそれは明らかで、Blizzardは両者の分断を徐々に改善しつつあるが、Dpei自身、もう手遅れというファンの意見も理解している。
最近のブリギッテ弱体化以降もダブルシールドが続くとは考えていないが、最近はスクリムをしておらず詳細にメタをチェックしているわけでもない。HP25の調整は大きな意味があり、コンテンダーズで見るボールダイブ構成が生き残りそうに見える。
Dpeiのゲーム内のランクはGMだが、ランクマッチはあまりプレーしないのでGMには相応しくないと冗談で話している。
ロスターがリークされるのは皆それに興味があるから。それが現実でDpei自身はリーク自体に大きな害があるとは考えていない。リークに影響されて判断を下すようなGMは、GM自身に問題があるのではないか。
コーチとして選手個人のスキルやメカニカルを教えることは難しい。チームは契約前に選手が十分なスキルを持っていることを確認すべきで、コーチとして教えられることは限られている。マスターを指導してリーガーレベルに育てるようなことはできない。