Activision BlizzardがEsports部門の再編成により、社員約50名をレイオフしたことがThe Esports Observerの取材により明らかになりました。
.@ATVI_AB Esports (which includes @CODLeague and @overwatchleague) today will announce a restructuring that will result in the layoffs of about 50 people, per @A_S12‘s reporting.
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— The Esports Observer (@esportsobserved) March 16, 2021
取材を受けた同部門を束ねるTony Petitti氏は、昨年から続くパンデミックによるライブイベント開催中止を受けて、コスト削減にともなう再編成を迫られていた上での決断であるとしています。
Activision Blizzardが運営するOWLとCDLも当然このレイオフの影響を受けることになりますが、同氏はライブイベントが完全に消滅するわけではなく、可能であればその再開を目指すとしながらも、同社がライブからオンラインへとリーグ開催コンセプトを変更したことを明らかにしています。
これまでホームスタンドというライブ開催形式に拘ってきたOWLとCDLですが、パンデミック収束後もオンラインへとイベントの軸を移すということになれば、チームだけでなくファンベースにも大きな影響を与えることになりそうです。
既に昨年あたりからコンテンダーズ部門に関わるスタッフのリストラが伝えられていましたが、徐々にOWLにもそのコストカットの波が押し寄せてきたということでしょうか。このレイオフは今日中にも正式発表されるとのことです。
Activision Blizzard had originally announced that the layoffs were 50 people in the esports/live events departments but the real number appears to be much higher. Person familiar says it was less than 2% of total staff (2% would be around 190)
— Jason Schreier (@jasonschreier) March 16, 2021
業界の情報通でもあるJason Schreier記者によると、今回のレイオフは他の部門にも及んでいるそうで、その数はActivision Blizzard側の公表よりも多く、King(Candy Crush開発元)も含めたグループ全体で最大190名になる可能性もあるそうです。
解雇された従業員らにたいしては、90日間の解雇手当と1年間の医療給付、そして200ドル分のBattle.netギフトカードが贈られたとのこと。