本日の試合で泡や最下位ロンドンに今季初勝利を献上してもおかしくない試合内容だったWEST王者のダラスですが、試合後のインタビューの中で同チームのRushヘッドコーチは、Countdown Cupでは意図的にチームの練習量を抑えていることを明らかにしています。
同コーチは、チームが今シーズン休みなく走り続けてきたことから、3回のハワイ遠征で疲れが溜まっており、同地への遠征は選手を大幅に疲弊させるとコメント。勝利の重要性は理解しつつも、シーズンプレーオフに向けて準備をしなければならず、ハワイに行くことで貴重なオフの時間も削られてしまうと、そのマイナス面を懸念しているようです。
これはCountdown Cupでは手を抜いていると取られかねないコメントではあるものの、既にプレーオフシード1位が確定している状況では、ハワイに行けないほうがチームにとってはありがたいとRushコーチが考えていたとしても無理はありません。
さらに、ヒーロープールが採用されているCountdown Cupの戦いでは、ピック制限なしで行われるポストシーズンに向けて得られるものもそう多くはなく、過去にNYXLが手の内を隠すためにSandbaggingと揶揄された当時とは若干状況が異なるといえます。
同じことがダラス同様に今季3回トーナメント決勝に進出した上海にもいえます。WESTのようにハワイ遠征こそないものの、Countdown Cupファイナルウィークを休養なりシーズンプレーオフに向けた準備期間に当てたほうが有意義と考えていたとしても不思議はありません。
Countdown Cup戦績はダラスがW2L1/+2で最終戦はアトランタ、上海はW1L2/-3でチャージとの試合を残していますが、今季これまでにW2L2のマップ差マイナスでKOラウンドに進出したチームはありません。