さきほど噂されていたグラディエーターズ入りが正式発表されたPatiphanですが、ヴァロラントからOW競技シーンに復帰したことについてコメントしています。インタビューはVCT Champions前に収録されたものです。
※前記事の追記分と内容は同じです。
Patiphan quits Valorant to return to Overwatch: “I’ll be as good as I was” – Dexerto
Los Angeles Gladiators’ new signing Patiphan ‘Patiphan’ Chaiwong spoke to Dexerto about his decision to leave Valorant and return to Overwatch to further his esports career. Patiphan quickly came to the realization that Valorant was only a short stop for him on his way to the Overwatch League.
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「自分にとってオーバーウォッチなら東南アジア以外でもより多くのチャンスがあり、アメリカで生活しプレーできることは他では得られない経験です。」
「東南アジアは他の地域ほど競争が激しいわけではなく、もし別の地域でプレーするということになれば、このままヴァロラントでプレーすることも考えていたかもしれません。」
「大会前に負傷した手首の怪我は精神面にも影響を与えました。困難な時期を経験しましたが、今では状況も変わり当時とは考え方も変わりました。」
「もちろん最初は苦戦するかもしれませんが、錆びついた感を取り戻して、以前のようにうまくプレーできるでしょう。元のレベルに戻る自信はあります。慣れるための時間が必要なだけです。」
「ヴァロラントでこんなにも高いレベルでプレーできるとは思っていませんでした。ここで成し遂げたことに感謝していますが、これで終わりではありません。私を支えてくれた人々や友人たちにいつまでも感謝しています。Boaster1との思い出が懐かしいですね、彼の幸運を願っています。」
Dexertoの記事ではヴァロラントがPatiphanに規定年齢に達するまでの「束の間の休憩」を提供したと表現していますが、本人としてもそういった想いがあったのかもしれません。
冷え切ったOWの競技シーンとは対照的に大きな盛り上がりを見せるヴァロラントシーンですが、VCTがサーキット形式を採用している以上、勝ち残れば莫大な賞金と名声を手にする一方で、結果を残せなければ即契約を失うという選手にとっては厳しい世界でもあります。
OWLも同様に厳しい勝負の世界ではあるものの、リーグ最低給として年俸約5万ドルが保証されています。拘束時間も多いですが東南アジアの物価水準を考えれば魅力的な条件といえます。Patiphanは2年のブランクがあるとはいえ、過去の実績や今年5月以降に見せたヴァロラントシーンでの活躍ぶりを考慮すると、6桁クラスのサラリーを提示されていたとしても不思議はないでしょう。