今季プレイオフはこのままいくと過去4シーズンのプレイオフの中で最も多様性のないものになるだろうとする元ワシントンGMのPre氏のツィートが注目を浴びています。
No other post-season has had a SINGLE hero with over an 82% pick rate. pic.twitter.com/AfHU3FA9qX
— PRE (@PRE_owl) November 1, 2022
OWL公式のデータベース「STATS LAB」によると、今季のプレイオフ開幕初日はルシオ、ソジョーン、キリコ、リーパー、ウィンストンの5人全員が使用率90%を超えており、ルシオに至っては100%に到達。
これまでの4シーズンのプレイオフで82%を超えたヒーローは一人もおらず、このままいくと構成面で最も多様性のないシーズンになる可能性は高そうです。
2日目はジャンカータウンなど一部のマップではダブルスナイパー構成のように異なるコンセプトの構成が見られることもありましたが、3日目の今日もウィンストン、ソジョーン、リーパー、キリコ、ルシオという鉄板構成がゲームを支配しています。
Wouldn’t surprise me if most of this is because of the late patch.
It introduces a lot of systemic pressure. Maybe:
– Not enough time to solve the patch
– Not enough time to flesh out a style
– Even if you find a new one, can you find teams willing to scrim against that style? https://t.co/Y5iCqTjzLi— Yiska (@YiskaOut) November 1, 2022
この点に関してジャーナリストのYiskaは、最新パッチの準備期間があまりにも短く、スクリムも満足に組めなかった状況では、メタを覆すより一端確立されたメタをプレイするほうが、契約更新を控えるコーチにとっては最もリスクのない最善の策であると、準備期間の少なさをその最大の理由に挙げています。
ヒューストンのDantehはこれまでプレイ経験のなかったウィンストンの練習時間が5日間しかなかったそうで、フロリダのRupalからはキリコでまったく練習していなかったことも明らかにされています。
Yiskaは、視聴率を意識したBlizzardがOWLとライブサーバーでバランスパッチの同期を急いだものの、結果的にそれが多様性のなさを生む結果になったのではないかと指摘しています。
尚、現在プレイオフで採用されているパッチのライブサーバー適用は、諸般の事情により今月16日に延期されています。