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[オーバーウォッチリーグ] OWL 2022シーズン「グランドファイナル」試合結果リポート

Overwatch League

本日行われた2022シーズンの「オーバーウォッチリーグ・グランドファイナル」サンフランシスコ・ショック対ダラス・フューエル戦の試合リポートです。

リポートといってもこれといった洞察がとくにあるわけでもない、ただの観戦リポートであることを予めお断りしておきます。

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それはさておき、今日のグランドファイナル決勝は今年5月に開幕した長いシーズンの締めくくりに相応しい中身の濃い大接戦となりました。

今季ダラスとショックが対戦するのはグランドファイナルを含めて6試合目ですが、今季の対戦成績ではダラスが4勝1敗と圧倒的な分があり、ポストシーズンの戦いぶりを見ても、現行メタでの戦いに長けたダラス有利との予想が多かったように思います。

そんな中、開幕一進一退の攻防が続いたレイコータワーで先手をとったのは、昨季からリーパー/ラッシュ構成を得意としていたダラスでした。Edisonソジョーンが致命的なショットを連発すると、Sp9rk1eリーパーは軽やかなシャドウステップで相手を翻弄します。

続くキングスロウも流れはダラスに傾きかけますが、最後にその流れを押し留めたのはやっぱりこの人、今季のMVP/新人賞/ロールスターの三冠を達成したProper。今季ソジョーンで大きく飛躍したEdisonとの激しい撃ち合いは、さながらソジョーン大戦の様相を呈してきます。

第3マップのドラドはどちらに転んでもおかしくない流れでしたが、今季終盤からショックに復帰した元エースのStikerが存在感を放ちショックがマップを連取し2-1とリードします。

その後、グランドファイナル初となるプッシュモードのエスペランサへと戦いの舞台を移しますが、そこでも両者譲らぬ展開が続く中、今季はやや地味な印象もあったSp9rk1eが大仕事をやってのけ試合を2-2のタイスコアに戻します。

振り出しに戻ったオアシスでは開幕こそ両者は激しい応酬を繰り広げるも、残りラウンドはいずれもショックの100-0という一方的な展開で終わります。連戦の続いたColugeに代わり先発タンクを任されたMikeyyも巧みなスペースワークで懐疑論者を黙らせます。

勢いではショック優勢かと思われたルート66では、またもやSp9rk1eのクラッチプレーで前半を締めくくります。後半こそオーバータイムまでもつれたものの、Properに自由に仕事をさせないFearlessウィンストンの動きは攻守に冴え渡りました。

OWL史上初となるフルセットの第7マップまでもつれた試合の最後は、決戦の場に相応しいコロッセオ。シリーズを通して連携面で優ったダラスがキツネラッシュで畳み掛けると、ショックはStrikerを中心に個人技で対抗しますが、最後はオーバータイムで奇跡の巻き返しを図るも力及ばず。メタを追い風に総合力で優ったダラスがスコア4-3で初のリーグ制覇を成し遂げています。

グランドファイナルMVPに選ばれたのは、上海ドラゴンズの「0-40」を知る最後の生き残りFearlessが涙の受賞となりました。リーグ屈指のウィンストンも今季の大半はメタに恵まれず、Hanbinの控えにまわる日々が続きましたが、その間もモチベーションを失わず大舞台での起用にこれ以上ない形で応えたことは賞賛に値します。

30万人以上が観戦した今季のグランドファイナルは、オーバーウォッチ2景気や豪華視聴報酬という後押しがあったにせよ、視聴率低迷に苦しんでいたリーグにとって大成功と言ってよい数字ではないかと思います。

多くのオーディエンスが見守る中、ダラスとショックが演じた激闘はリーグ史に残るものであり、リーグの将来を占う意味でも確実にポジティブなインパクトを残し、新たな時代の幕開けを期待するに十分な内容だったと言えます。

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