本日、OWL昨季王者ダラス・フューエルのHasrt0オーナーから、2023シーズンのダラスがWESTからEAST地域に戦いの場を移すことが明らかにされました。
Can’t wait to see what you all do in the East this year!
— Sean Miller (@sean_mmills) March 7, 2023
本来であれば、米国のダラスに本拠を置く同チームではありますが、2023シーズンは韓国内にチームの拠点を移して戦うことになります。
現在のダラスは昨シーズンに続き所属選手コーチ全員が韓国人ということもあり、選手らはより快適にプレイに集中することができるだろうとHasrt0オーナーはコメントしています。
詳細こそ語られていないものの、同オーナー曰く、現時点では2023シーズンは韓国内で戦い、来季以降は再び拠点をダラスに戻すことも計画にはあるとのことです。
今回のオーナーのコメントではAPAC移転に至った背景などの詳細については触れられていませんでしたが、この件についてなにか続報があれば追記もしくは、別記事で改めて取り上げたいと思います。
尚、EASTからは中国に一時的に拠点を置いていたロサンゼルス・ヴァリアントのWEST復帰が決まっており、EASTのチーム数自体は昨シーズンから変わりありません。
追記:
Looking forward to @DallasFuel in 2023. Like many other organizations, we had to make some tough decisions this year. If we would have stayed in the OWL Western division, we would have had to completely rebuild our roster. Playing in the Eastern division allowed us to keep a good… https://t.co/mBQzMfCiZW
— Mike Rufail (@hastr0) March 7, 2023
Hasrt0オーナーによると、APAC移転は難しい決断ではあったものの、もしチームがNAに留まることになれば、完全にロスターを作り直さねばならかったとのこと。
今年はesports業界にとって理想的な状況とは言えないとのオーナーのコメントにもあるように、Hasrt0オーナー率いるOpticも、先日大規模レイオフが話題となったThe Guard同様に多数のスタッフが解雇されるなど、経営状態も決して順風満帆とはいえません。
韓国人選手スタッフが米国内で活動するためには、ビザだけでなく、住居、保険、福利厚生など多くの費用がかかるため、運営コスト削減という意味でも活動拠点をアジアに移すことは、現在のチームを維持する上で避けられないことだったのかもしれません。