とある名もなきストリーマーが配信中にチート使用でBANされる事案が発生。
本人は「ハック中に即手動BANされた」と話していますが、本人が主張するようにBlizzard側がこの配信を見て手動BANしたというよりは、不正ツール検知によるBANの可能性が高いように思います。
Is this McCree legit ? Replay Code : 0C6FNG Player : GAECAT Time: everything after 11 min from overwatch2
一方こちらはリプレイを添えてキャスディのチート検証を求めるユーザーの投書(コード:0C6FNG)。
昨日も同じような内容のポストを紹介しましたが、その時の反応とは対照的に、今回のキャスディについては限りなくクロに近いとの意見が多く見られます。
フリック量の大きさといい、プリエイム不可能な死角から飛び出してきたキャラにHSを決めるなど、素人目にも疑わしい挙動ではありますが、トップレベルのプレイヤーやマスタークラスでの連続ラッキーショットであれば不可能ではないのも確かです。
巧みなシールドさばきでハックを遮りソンブラを追い詰めるSuperラインハルト。
I haven’t looked into the specific case you’re referencing, but team-based rating systems like ours (or TrueSkill or whatever) can often have counterintuitive outcomes.
I can’t speak to the specifics of our implementation – I’m not that smart. But I can speak in general terms!
— Jared Neuss (@OhReallyJared) March 7, 2023
個人パフォーマンスはMMRに影響しないとする公式ブログの見解に疑問を呈するユーザーに、プロデューサーのJared Neuss氏がコメント。
このユーザー曰く、Unranked to GMなどを行っているプレイヤーが数試合でGM帯にたどりついている例を見ると、公式ブログの見解は俄には信じ難いとのこと。
以下はプロデューサーのコメント要点:
- OW2が採用しているようなチームベースのレーティングシステム(例えばMicrosoftが採用しているTrueSkillなども含め)ではしばしば直感に反する結果をもたらすことがある。
- 例えこういった勝利/敗北ベースのシステムであっても、予想された試合結果やプレイヤーが持つレートの確実性の程度などの要因により、試合後のレーティングの増減に大きな影響を及ぼすことがある。
- 上記の結果として、例えば勝利数よりも敗北数が多いにも関わらず、全体的にレートが増加するということも起きる。
- つまるところ、レーティングシステムはウンザリするほど複雑。だからといって、プレイヤーが不満を感じたり直感に反する結果を正当化するわけではなく、これらの説明は、開発チームがシステムのねじれ解消を目指している間にも、プレイヤーの体験が損なわれる可能性があるという文脈を示したものにすぎない。
If you’re ever interested, you can read through whitepapers like this for more context on how these kinds of beasts work. This isn’t an endorsement of TrueSkill or anything, it’s just a good read. https://t.co/4qW3bEDPs2
— Jared Neuss (@OhReallyJared) March 7, 2023
同プロデューサーがコメントの中でレーティングシステムの例として挙げていたTrueSkillは、2015年にMS社が開発したレーティングアルゴリズムですが、その後もTrueSkill 2として同社のタイトルに採用されています。
このシステムを理解するには、確率密度関数・累積分布関数・同時確率・条件付き確率・周辺確率などの初歩的な知識が必要となりますが、以下、TrueSkillに関する日本語文献(リンク)をいくつか紹介しておきます。
We’re constantly evaluating our Weekly and Event Challenges to find the balance between being satisfying to complete and being an exercise in frustration.
Not sure if we’ll change this one in the future but for now it’s staying win-focused.
— Jared Neuss (@OhReallyJared) March 6, 2023
ウィークリーチャレンジの「ロール熟練者」の達成条件はフラストレーションが溜まることから、条件をマッチ「勝利」から「完了」にする可能性はないかと問われたプロデューサーがこれに答えています。
曰く、ウィークリーやイベントチャレンジについては、プレイヤーの達成感とフラストレーションのバランスを常に考えているとのこと。
その上で、将来的に変更になるかは分からないものの、今のところは勝利することに重点を置いていくとのことです。
redditなどでは重要なチャレンジの達成条件に勝利が必要なことで、即退出やトキシックな言動を誘発するとの意見もありましたが、明日開幕するワンパンマンのイベントチャレンジでは、達成条件が勝利ではなくマッチを必要数プレイするだけという、非常にユーザーフレンドリーな内容になっています。
ファイアストライクの反射一撃で250族のメイを沈めるゲンジのスーパー木の葉返し。
ここでは、両チームのバティストが同時に展開したUTL窓をFSが通過していることから、最終的に300ダメージが発生しています。
バティのULTバフはオリジナルダメージに乗算ではなく加算されるので、100 + 100 + 100 = 300という計算になる模様。
Join Game Director @aaronkellerOW TOMORROW Mar 7 for a live discussion on the new #Overwatch2 x #OnePunchMan collab, as well as an update on the current state of Matchmaking!
🔴 https://t.co/X8CU4drMdm
🟣 https://t.co/FEyTC2pF4j pic.twitter.com/ByoXGZwAdY— Overwatch (@PlayOverwatch) March 6, 2023
明日の日本時間午前4時からワンパンマンイベント開幕に合わせて、ディレクターのアーロンも参加するライブディスカッションがTwitch及びYoutubeの公式チャンネルで配信されます。
ワンパンマンコラボの開発秘話のほか、明日のミッドシーズンパッチで予定されているバランス調整やマッチメイキングの現状についても話し合われるとのこと。
Overwatch 2 devs want to see bigger collabs with special maps – Dexerto
Overwatch 2 devs are interested in making bigger collaborations with popular IP, even designing special maps around them, but they admit creating them presents its own set of difficulties. Maps in Overwatch have historically had winter reskins when Christmas time rolls around.
明日開幕するワンパンマンコラボイベントに向けて行われたDexerto出席のインタビューにて、アートディレクターのDion Rogers氏がコラボスキン以外のクロスオーバーの可能性について答えています。
スキンだけでなく、マップのような大掛かりなクロスオーバーの計画があるかについて問われたところ、過去にそういったアイデアを検討したものの、そのためには多くの困難がつきまとうとのこと。
その上で、同氏はNARUTOの木ノ葉隠れの里を例に挙げ、OWにフィットすることが可能であれば、その可能性までは否定しないとコメント。
Overwatch 2 devs want heroes to crossover into other games like Smash Bros – Dexerto
With Overwatch 2 and One Punch Man crossing over with the sequel’s first collaboration, the OW2 devs have revealed they want to see their heroes get added to other games. The long-awaited Overwatch 2 – One Punch Man collaboration is finally arriving in the form of numerous skins and other cosmetics celebrating the two IPs.
また、以前に同氏からはドラゴンボールやストリートファイターなどのコラボにも興味があることが明らかにされていましたが、今回のインタビューでは、OWのヒーローがスマッシュブラザーズやフォートナイトに参戦するか質問を受けたところ、「スマブラにOWのヒーローが参戦したらすごいことになるね」と回答。
「それが実現すれば夢のようだが、我々のヒーローと他のIPがどのようにコラボレーションできるのか、他の方法にも目を向けてみたい」とも答えています。
結果的に実現しませんでしたが、過去にジェフがトレーサーのスマブラ参戦を見たいと発言したところ、トレーサーが新キャラクターとして参加すると噂になったこともあります。
Overwatch 2 devs not interested in copying Fortnite with content creator skins – Dexerto
Overwatch 2 devs have revealed they are not planning on doing any content creator collabs akin to Fortnite, despite being open to various crossovers. Fortnite has innovated the world of video game collabs, with its various crossovers featuring the likes of Marvel, Capcom, DC, and just about everything in between.
一方で、フォートナイト x Ninjaのようにコンテンツクリエイターをモデルにしたコラボレーションを行う可能性については、「実在するノンフィクションなIPとのコラボについては、OWにとって本当に必要なことなのか、より厳格であるべき」として慎重な姿勢を見せています。
過去にはOWL 2019シーズンのMVP受賞を記念して、Sinatraaをモデルにしたザリア「エイリアン」スキンがリリースされましたが、同選手のスキャンダル発覚後すぐにスキンからはMVPバッジが削除され、購入したユーザーには返金措置も行われたという経緯もありました。
余談ですが、この一件もあり、エイリアンスキンは今後も最も再販の可能性が低いOWLスペシャルスキンのひとつとも言われています。