差替:[オーバーウォッチ2] 【公式ブログ】シーズン5にライフウィーバーのさらなる調整を予定、新パッシブやユーティリティ能力に追加機能など

Overwatch 2

本日、公式ブログが更新され、先日のアップデートがライフウィーバーに与えた影響と今後のライフウィーバーの調整方針についてディレクターのアーロン・ケラー氏から説明がありました。

まだ日本語ページが公開されていないため、以下、短めに要約していますが、日本語ページが公開され次第差替予定です。

Director’s Take – A continued look at Lifeweaver:23948540

—————

  • 操作方法変更、回復増加、武器拡散減少、ULT強化によりライフウィーバーのゲーム全体の勝率が向上したが、期待したほどの成果は得られなかった。
  • 最も低いスキルレベルでは45%で推移していたが、スキルレベルが上がるとすぐに落ちてしまった。
  • 数値変化がパフォーマンスに与える影響を推測することは比較的簡単だが、操作方法変更がもたらす影響を推測することは難しい。
  • その上で、高い処理能力を実現するための回復増加やULT回復増加が功を奏して、ゲーム内で最も高い回復出力を持つヒーローの一人となり、いくつかのスキルティアでは最高値を示している。これは開発のビジョンとも一致しておりこの点については満足している。
  • 拡散減少ではキルとエリミネーションがごく僅かに増加したにとどまった。これに加え、ヒットボックスが大きすぎるとの評判に反して、デス率で最も死ににくい(最低デス率)ヒーローのひとりであることが調整を難しくしている(デス率最低ヒーローのひとり)。ただ、被ダメージではサポートの中間から上位のダメージ量を受けている。
  • つまりゲーム内で最も高い回復率と最も低い死亡率をもつサポートヒーローということになるが、OWでは武器やアビリティの単純な数値だけではなく、プレイヤーがそのヒーローを選ぶには理由が必要で、ライフウィーバーの場合はユーティリティ性能にあると考えている。
  • ライフグリップやペタルプラットフォームは一貫性がないのも事実で、うまく機能すれば戦況を一変させることができるが、ゲームではまだ積極的に使われているケースは少なく、戦闘によっては使われないこともある。
  • 今後のライフウィーバーの変更については、プレイヤーがライフウィーバーをあえて選択する理由をより明確にしたいと考えている。使っている構成が上手く機能しない場合、ライフウィーバーに変更する強い動機は何か?ソーンボレーに軽いバフをかけたり、ヒットボックスサイズを小さくするなどの変更もあるかもしれないが、最終的にはライフウィーバーの長所をさらに強調して、役割を明確にすることを目標に変更したい。
  • これらは新しいパッシブで彼の回復効果をより強化したり、ユーティリティに特化したアビリティ(おそらくグリップやペタル)にいくつかの追加効果をもたらすことなどにつながるかもしれない。
  • ディフェンスを基礎にするヒーローの回復量やディフェンス能力のバフには注意が必要であり、やりすぎると戦闘の全体的な流れに悪影響を及ぼす可能性がある。
  • ここであげたものは現在テストしている初期的な変更内容で、シーズン5で一連の変更を実装できればと思っている。
  • これらの変更によりライフウィーバーが本来の地位を確立することを目指している。次回のディレクターの視点ではもう少し未来に向けた別のテーマをお届けする予定(PVE関連情報?)

追記:日本語公式ページが公開されたので、以下その引用となります(2023/5/9)。

ディレクターの視点:ライフウィーバーの経過観察

ディレクターの視点:ライフウィーバーの経過観察:23948540

前回のディレクターの視点では、ライフウィーバーの状況や、このヒーローを強化するために行った変更点などをお話しました。強化は一定の効果があったものの、期待していたほどではありませんでした。今週もこの話題を続けていきます。今回は、これらの変更で何が達成されたのか、何が足りないのか、そして、このヒーローのためにできる解決策について見ていきたいと思います。

ここ数週間、ライフウィーバーに様々な強化、調整、修正を加えてきました。手短に言えば、操作方法を変更したことで、よりスムーズで直感的な操作性を実現し、並行していくつかの数値に強化を加えました。回復弾の弾薬数を増やし、棘の拡散を抑え、アルティメットを強化しました。その結果、ゲーム全体で勝率が上がっているのを確認したのです。最も低いスキル・ティアでは45%前後で安定していましたが、高いスキル・ティアではすぐに低下しました。

数値の強化と操作方法の変更を同時に行ったため、これらの強化の影響を評価するのは難しいことです。数値の変更がヒーローの性能に与える影響を予想するのはまだ簡単なのですが、操作方法がスムーズになったことで生まれる影響を予想するのは難しいのです。変更前はどれだけ勝率に影響が出るか未知数でしたが、これから変更を加えていく土台ができたと考えています。調整の結果、どのような変化があったのかを見てみましょう。

総合的な回復力を高めるために、回復弾薬数やアルティメットの回復量を増やしたことに関しては、狙いどおりの結果になりました。ライフウィーバーはトップクラスの回復量を誇るヒーローで、いくつかのスキル・ティアでは首位に立っています。これは、私たちのヒーロー像に合致しており、現状に満足しています。一方、武器の拡散も抑えましたが、これはキル数をわずかに伸ばしただけでした(この変化は目を細めないとわからないほどです)。これらのデータに加え、もう1つのパズルのピースは、ライフウィーバーがサポートヒーローの中で死亡率が最も低い、とは言わないまでも、非常に低いヒーローであることです。これは、当たり判定が大きすぎるというネット上のコメントと矛盾しているように感じられるかもしれません。たしかに被ダメージだけを見れば、ライフウィーバーはサポートの平均よりも高くなっています。

いずれにせよ、このヒーローはゲーム内で最も高い回復量と、最も低い死亡率を併せ持つサポートヒーローなのです。ならば当然、強力なヒーローということになりますよね?しかし、「オーバーウォッチ」には、武器やアビリティの単純な数値より大事なものがあるのです。プレイヤーに選ばれるには、ユニークな理由がなければなりません。ライフウィーバーの場合、その理由とは便利なアビリティでしょう。「ライフグリップ」と「ペタル・プラットフォーム」は、どちらもゲームの流れを変えるポテンシャルを秘めていますが、ムラが大きい能力です。うまく機能すれば戦況を一変させることができますが、ライフウィーバー側が上手に使えなかったり、チームメイトに使ってもらえなかったりする状況が多々あります。

ライフウィーバーの今後の変化については、次のように考えています。ヒーローの中でライフウィーバーが選ばれる理由を明確にする必要があります。現在のヒーローピックが何らかの理由(マップや敵チームの編成など)でうまくいっていない場合、ライフウィーバーに変更する強い動機は何でしょうか?「ソーン・ボレー」を軽く強化したり、被ダメージを減らしたりといった変更もありますが、最終的にはライフウィーバーの強みをより際立たせ、チーム内での役割を明確にするための変更を行います。その変更は、新たなパッシブで回復の効果をより高めるか、利便性を重視したアビリティの一部に追加効果をもたらすか、といったところでしょう。防御ベースのヒーローの場合、回復や防御アビリティをどこまで強化するか注意が必要で、強化し過ぎると交戦全体の流れを悪い方へ崩してしまうことになります。こういった変更を積み重ね、シーズン5に向けて大きな変化をもたらすことができたらと考えています。

これらの変更により、ライフウィーバーが「オーバーウォッチ 2」のヒーローの中で適切な位置に立つことを期待しています。次回のディレクターの視点は、また違ったテーマで、もう少し未来を見据えたものにしたいと思います。

いつもながら、ご愛読ありがとうございます。ゲーム内でお会いしましょう!

Overwatch 2
d3watchをフォローする
d3watch.gg
タイトルとURLをコピーしました