先日の雑記で紹介したKarQのシーズン4ヒーローTierリストをコメント付きであらためて記事にしました。
単純な翻訳ミスだけでなく、筆者のゲーム理解度の面で間違いがある可能性もあるので、疑問な点があれば動画で確認してください。
今回はTierリストが2つあるため、SからDの評価順ではなく、ロール別にに記載しています。
タンク
※評価はTOP500/その他(GM1未満)
- DVA(A+/B)
トップ500ではベスト3に入る人気タンク。ウィンストン、トレーサー、ソンブラ、スナイパーといったこのランク帯でのメタヒーローの回答として優れた万能性を持つ。
GM1未満でも便利屋的な万能性がある良いヒーローだが、意図のない安易なプレーではメックで簡単にフィードすることに繋がるため注意が必要。
- ドゥームフィスト(A/B)
トップ500での優秀なダイブタンクで、味方トレーサー、ゲンジ、ソンブラとの相性もよい。ただし、敵に天敵ソンブラがいた場合の評価は一枚落ちる。
GM1未満でも良いヒーローでB評価。Overbuffのデータがそれを証明しており(プラチナ帯でタンク使用率7位、勝率3位)、メインのドゥーム使いは多くのプレイヤーを混乱に陥れる。
- ジャンカークイン(B/B)
トップ500とGM1未満の両方でB評価。過小評価されており、キリコ/ルシオ構成など適切な構成であればゲームを支配できる。機能しないときは遠慮なくピックを変えるべし。
- オリーサ(D/D)
すべてのランク帯でD評価に降格。ニッチピックだが、プレイ自体は可能。データ上でもGM/メタルランクで勝率最低。距離減衰ナーフの影響が大きく、ゼニヤッタの不和で寿命が縮み、ダイブタンクはオリーサの存在を無視することを学んだ。味方サポートのリソースコストも高い。
- ラマットラ(A+/A+)
シーズン4パッチの勝者。ラインハルトとシグマナーフが好影響。ダイブコンプが出せない場合の有効な選択肢。ルシオも必ずしも必須ではない。
- ラインハルト(C/A)
体力弱体化によりフォーカス意識の高く、エコーの使用率が高いトップ500ではC評価だが悪くはない。
GM1未満では弱体化後も非常に強く、データ上ではこれらのランク帯での勝率も安定している。
- ロードホッグ(D/D)
どちらのランク帯でも引き続きD評価。ワンショットコンボナーフの影響を未だに引きずっている。マシにはなったものの、他のタンクがより強化され、アナ/ゼニヤッタという天敵サポートが増えたこともあり最低評価。
- シグマ(A/A)
両ランク帯ともに強力なヒーロー。200族確殺コンボは消されたが、得意なマップではとくに優秀。マッププール廃止でシーズン3のような得意マップの出現頻度は減っている。
- ウィンストン(A+/C)
フレックスサポートの選択肢が増え、ダイブDPSの台頭によりトップ500帯では頼れるダイブタンクとして復権。全地域でランキングを席巻している。
GM1未満では、悪いヒーローではないが、回復リソースやダイブDPSのフォローが必要であり、ミスがフィードに繋がるなど味方との連携が欠かせない。データ上でもメタルランクでの勝率は絶望的に低い(40%前半)。よりスキルキャップが低く良い結果に繋がるタンクが他にいる。
- レッキングボール(A/B)
前シーズに続きとても強力なヒーロー。ソンブラが増えたことでフォーカスの危険が増したが、それ以外のケースでは今も暴れ回っている。トップ500ランキングでもまだよく見かける。
GM1未満でもとても良いヒーローだが、スキルキャップが高く、ダウンタイムが長いなど能力を活かしきれていないプレイヤーもいる。
- ザリア(B/B)
突然のバフもあり、シーズン1当時の無双ピックに少しずつ近づいてはいる。両ランク帯でB評価の良ヒーロー。開幕ピックではなく、DVA、クイン、オリーサ対策として機能。アジア鯖で増加中。
ダメージ
- アッシュ(B/A)
シーズン4のバグ修正1はトータルではナーフだが、開発によるとパフォーマンスには影響を与えていないとのこと。それらを含めて良いヒーローでトップ500では今もピックされている。
GM1未満では現在も強力なヒーローであり、このランク帯では6対5の状況を作れるボブが優秀。
- バスティオン(C/B)
トップ500でも悪くはなく、ウィンストンやボールといったタンクを溶かせる火力は魅力。通常モードが平均以下のため、相手チームが対処を心得ていれば途端に存在感を失う。
GM1未満なら、特にメタルランクでは、フォーカスや対処連携に苦慮することもあり、火力を存分に発揮できる。
- キャスディ(B/A)
シーズン4のHP削減とグレネード弱体化によりトップ500ではB評価に降格したが、ヒットスキャンの良オプション。
GM1未満では強ピックで評価をAに上げている。ダメージが131から120に減ったグレネードだが、これらのランクでは今でも追い討ち一発あれば仕留められるお手軽強アビリティ。
- エコー(A/B)
マーシー付きであればダイブヒーローに代わる選択肢となりうる本当に強力なヒーロー。ファラよりも人気。マーシーのデキに依存するのでA評価だがトップ500でもかなり強い。
GM1未満でも悪くないヒーローだが、他ヒーローの習得も必要なULT含めてスキルキャップが高く、キャラクターコントロールにも技術が求められる。
- ゲンジ(B/B)
ミームヒーロー扱いされてはいるが両ランク帯で良いヒーロー。データ上での勝率も悪くはない。弾薬を24から30に戻せばかなりよくなるだろう。現環境ならナノ龍撃剣も期待できる。
- ハンゾー(B/B)
両ランクでB評価の対ラマットラやシグマの良オプション。ウィンストンのダイブは要警戒だが、ハンゾーの問題点はプレイヤー依存度が高いため、当てられるようになるまで鍛錬は欠かせない。
- ジャンクラット(C/A)
トップ500では悪くないがジャンクメイン以外の、フレックスDPSとしての選択肢は薄い。地雷ナーフにより裏取り確殺ジャンクが絶滅した。
GM1未満なら現在もA評価の強ピック。チョークポイントへのスパムはメタルランクでとても効果的でRNGキルが期待できる。
- メイ(C/B)
より状況に応じてピックされている。ラインハルト、ホッグ、シグマ相手の地上戦は得意だが、ダイブ構成が増えた現環境ではトップ500で価値を十分発揮するのが難しい。
一方で、ラインハルトやラマットラが人気のGM1未満ではより有効に機能するため評価をあげている。
- ファラ(C/B)
全鯖同時1位を達成したYZNに代表されるようにトップ500でも悪いヒーローではないが、YZNは例外。マーシー抜きでも運用可能なエコーが良選択肢。
以前から指摘しているように、GM1未満ではヒットスキャンの脅威が落ちるため、評価を上げている。コンソール版ならさらに強力なヒーロー。
- リーパー(B/A)
トップ500でも実は良ピックだが、退屈なためこれらのランクでは人気がない。対ドゥーム、ラマットラ、ウィンストの相性もよくアナやゼニヤッタのように機動力に欠けるサポートも仕留めやすい。
近距離火力、自己回復、逃げスキルなど、GM1未満ではより強力なヒーロー。
- ソジョーン(B/D)
度重なるナーフにより勢いは落ちたが、トップ500でもとても良いヒーロー。マーシーのポケットがあればさらに強力。
他DPSが強化された一方、低スキルプレイヤーは拡散ナーフの影響が大きく、メタルランクでの勝率は最低。ワンショット以外での何らかの調整は必要と思われる。
- ソルジャー(B/A)
キャスディ弱体化とアッシュのバグ修正もあり、トップ500での評価も相対的に上昇。選択肢としては十分あり。
GM1未満では汎用性の高さで頼れるヒットスキャン。トップ500であげた理由と同じで相対的に評価が上昇。
- ソンブラ(A+/C)
直近では僅かなバフがあっただけだが、S3のバフが過小評価されていた。トップ500ではダイブDPSとしてトレーサーと並ぶメタヒーローの一角。
GM1未満では、悪くはないが、ダウンタイムが長く、サポートに対するプレッシャーとエイムに欠ける。データ上もメタルランクの勝率は低い。効率的なダイブに必要な連携も足りてないが、暴れまわるドゥームやボール対策として有効。5人PT向け。
- シンメトラ(B/A)
トップ500では高速ダイブやエコーも多いので評価を下げてはいるが良いヒーローで、GM1未満では非常に強力なピック。コントロールやハイブリッド第1の防衛ならトップティアだが、ロングや開けたマップに弱い。
- トールビヨン(B/A)
トップ500でも手堅い選択肢のひとつ。トップメタヒーローのトレーサーの抑止力にもなる。
GM1未満でもとても良いヒーロー。タレットの寿命が伸びるこのランク帯では強ピック。至近距離火力も高く、ULTのゾーンコントロールも優秀。
- トレーサー(A+/C)
トップ500のスーパーメタ。ダイブ構成以外でもプレッシャーをかけられ、必要なリソースコストも低い。ランキング含め全鯖でファーストチョイス。
GM1未満では悪くないヒーローだが、平均レベルのプレイヤーでは僅か150HPのヒーローの性能をフルに発揮できないためC評価どまり。データ上もメタルランクの勝率はイマイチ。
- ウィドウメイカー(A+/C)
トップ500では本当にイライラする相手。スナイパー向けのマップではゲームを完全に支配している。ダイブ構成が増えて難しい状況にはなっているが、今でもリーダーボードでよく見かけるヒーロー。
GM1未満でも悪くはなく、調子が良く対処できる味方がいなければ散々な相手だが、トップ層ほどの一貫性に欠ける。アングルも読みやすく、下手なウィドウ相手ならキリコ、モイラなど多くのヒーローでプレッシャーをかけることができる。
サポート
- アナ(A+/A+)
キリコやマーシーの勢いが落ちたこともあり、両ランク帯で非常に強力なヒーロー。サポートの中では最もフレキシブルなヒーローでメタタンクとサポートのシナジーがよく機能する。
- バティスト(A/A)
シグマやラマットラ構成の超定番サポート。マップによってはダイブ構成でも対応可能。トップ層ではハルトやシグマが前季より減ったので評価を落としている。DPS並の高火力でアビリティも優秀なことからソロキャリー性能は高い。
GM1未満ではダイブ構成が少なく、シナジーのあるハルトやラマットラ構成も多いため、このランク帯でも強力。
- ブリギッテ(A/B)
シーズン4調整への反応は強い弱いに関わらず過剰反応だった。ラリーは超OPでも改悪でもない。旧ラリーのほうがベターなシナリオも、新ラリーが有利なシナリオもあるというだけ。
個人的にはトータルではバフ。アジア鯖やOWLでも多く使われていることもありトップ500ではA評価。その他のランクでは他のサポートを使ったほうが価値を引き出しやすいのでB評価。
- キリコ(A/B)
トップ500では今でも強力で多くの構成に対応可能。キル/回復性能も十分ある。鈴もお狐様も戦況を変える強力な武器。その他のランクではクナイのヘッドショット率が低いのでひとつ下のB評価。
- ライフウィーバー(D/C)
アップデート後の評価もトップ500ではニッチピックどまり。自分を除けば60試合中見かけたのは4ウィーバーだけ。そのマッチでも途中でピックを変えていた。トップ層ではヒットボックスが大きなハンディ。今後何らかのバフがあると思うが現時点ではD評価。
GM1未満やメタルランクでは、そこまで悪くはない。火力は低いが、確実に回復できるヒールはゴールド以下ならアナより信頼できる。ヒットボックスもこのランク帯ではそれほど大きな問題にはならない。
- ルシオ(A/B)
トップ500では今も多く使われており、ジャンカークインやラインハルトと上手く機能する。ウィンストン/キリコのダイブ構成でもとても良いヒーロー。
GM1未満では引き続きB評価。これらのランク帯での勝率も悪くはない。
- マーシー(B/A)
諸説あるもののシーズン4のガーディアンエンジェルのCD再調整は結果的にはナーフ。とくにスリングショットなどのテクニックを使うプレイヤーに影響。またポケット先のアッシュやソジョーンが減ったことも間接的なナーフ。他のサポートを見る機会も増えている。
GM1未満では、信頼できるヒーラー。蘇生リスクも低く、フォーカスされる危険も少ない。GAもトップ層ほど使いこなせてるわけではなく、中にはナーフに気づかないプレイヤーさえいる。
- モイラ(A/A+)
ULT中にフェード可能になったことがとても大きい。CCで中断されることがなくなり確実に価値を発揮できるようになった。ソロキュー向けのサポートで、トレーサーが増えた環境にも対処できる。相方ルシオのハルト、ラム、JQ構成は強力。他のトッププレイヤーが同意するかは分からないがA評価。退屈なためトップ層での人気は低い。
GM1未満ではTikTok映えする裏取りモイラは実際のところ効果的。多くのスペースを作り出し、それを味方が理解していればとても良いサポート。モイラ神のNolanもバックラインのお守りばかりしてるわけではない。
- ゼニヤッタ(A/B)
トップ500では本当に強いヒーロー。相手の構成次第ではA+評価だが、メタヒーローのウィンストン、トレーサー、ソンブラ相手は厳しいのでA評価。火力もあり不和のオーブは相手のフラストレーションを誘う。
GM1未満では良いヒーローで高ランクほどのプレッシャーも受けないが、味方が不和をフォーカスしないことも少なくないためB評価。
脚注:
- ボブ出勤中にアッシュ本人の攻撃がULTをチャージできる仕様がバグとして修正。4年前にはチャージできない仕様がバグとしてこれとは真逆の修正が行われていました。
https://d3watch.gg/?p=23895