『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

[オーバーウォッチ2] 試合の勝敗を分けたマップのごく僅かな構造の違いが注目を浴びる

Overwatch 2

昨日のコンテンダーズNA Spring StageのTrick Room対WISPでは、コントロールマップのごくわずかな形状の違いが勝敗を決した場面が注目を集めています。

MagicM8Ball uses geometry to save the match (Trick Room vs. WISP)
by u/phooy1 in Competitiveoverwatch

本来コントロールマップは公平を期すために基本的には左右対称のミラー構造になっていますが、一部の小さなオブジェクトの形状や位置は微妙に異なります。

例えば問題の場面となったレイコータワーのナイトマーケットでは、リスポン手前にある部屋屋上にある円筒状のオブジェクトの位置が、両チームコントロールポイントに向かってどちらも同じ右側という位置に設置されており、完璧な左右対称ではありません。


A側:向かって右がコントロールポイント


B側:向かって左がコントロールポイント

つまり、Aチームはポイント側に近い位置にこのオブジェクトがあり、Bチームは遠い側にオブジェクトがあるわけですが、この微妙な違いにより、AサイドのTrick Room側のルシオはリスポーンエリアからのロールアウトでギリギリポイントを踏むことができました。

もし、Trick Roomがオブジェクトがポイントから遠い側にあるBサイドであれば、ルシオのロールアウトがコンマ数秒の差で間に合わなかった可能性もあり、ウィンストンのポイントストール(遅延)に繋げることはできなかったかもしれません。

結果的にTrick Roomはこのオーバータイムでの粘りからポイント奪取に成功。第1マップのレイコタワーを手にすると最終的に試合も3-2で勝利しています。

ちょっと大げさかもしれませんが、マップのほんの僅かな違いが試合の勝敗を分けた瞬間といえるかもしれません。

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