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今年1月にエルデリングを手足を使わずに脳波でプレーすることで話題となったストリーマーのPerrikaryalさんが、今度は脳波を使いオーバーウォッチでキルを取ることに成功した模様。
Perrikaryalさんは、アイトラッキングにジャイロセンサー、そしてEEG(Electro Encephalo Graphy)という、頭部に電極を装着する脳波計測装置を使い、これらの情報をコントローラー設定にマッピングして操作しているとのこと。祈るような姿勢でプレーしていることから、基本的にプレー時に両手は使っていないようです。
動画を見ると、実際にはファラの自爆としてキルフィードが表示されていますが、その前にぎこちないながらも操作するルシオでファラにダメージが入っています。
クリップ以外のシーンを少し見てみると操作にもたつくなどぎこちない場面も見られたものの、マッチでは複数キルを達成。スキル切替などはコマンドリストに視線を移して行っているようです。一方で、メインとサブ攻撃の瞬間的な使い分けや平行移動などはできないのではないかと思います。
ルシオながら壁走りも使っていませんでしたが、この脳波を操るEEGを適切に制御するには高度な訓練が必要とのことです。
配信のために数百回のトレーニングを行った場合でも、入力遅延や誤爆といった症状はつきもので、心理学の修士号を持つ日頃の訓練を積んだPerrikaryalさんだからこそ可能な操作方法といえそうです。
この他、Perrikaryalさんはオーバーウォッチ以外にヴァロラントやヘイロー・インフィニティでもキルを決めています。
正直なところ、できれば味方には来てほしくない感はありますが、将来的には身体麻痺などのハンディキャップを背負うプレイヤーでもFPSを楽しむことを可能にする、非常に有意義で魅力的なデバイスと言えますね。